Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
ruiico

ようやく読み終えました!

 この本はお嬢さんが書いた本でした。


 この画家は知らなかったのですが、多くの著名人が出てきます。
大島渚の映画に出たり、池袋モンパルナスというのでしょうか?
あい光、松本とし介、長谷川利行、Nova美術協会発足のメンバーで、その後決裂してモダン-アートに分かれた時代の先端のアート界にいた人で、朝倉摂や草間彌生もこのボタン落としと言われる扉のある家に訪ねてきます。
 
1907年生まれ。1979年に亡くなる。

 生い立ちは複雑で、自分の本当の母親は生涯知らず、子ができないと思った女性が結婚している間に引き取り、連れ子として育て上げたようです。
 貧乏だけど愛されて育ったようで音楽や美術や好きなことをやる生き方を一生貫き、絵も独学のような感じで本格的な抽象を描き、受賞歴も立派なものながら、売れず、癌で亡くなる病院の入院費の心配をして亡くなったのでした。

 奥さんは美人で働き者でニコヨンまでして、子供3人を育ててますが画家はモテたようで、幾人もの彼女がいて、最後の日までも付き添います。

 娘さんも美術学校の彫刻を出た人なので、父親とよく出掛け多くのこの時代に知られている画家の実像を書いてますが、私のように油彩専攻でなく日本美術の歴史をよくしらなかった者にとって、頭のなかで整理がようやくできた感じで良いときにこの本に出会ったと思います。

 野見山暁治と北海道で絵の講習の講師にいったりもしてます。
とても純粋で争いも好まず、ひとつの派に片寄ることもなく、貧しい生活のなかで絵だけを描いているので、奥さんはたまったものではないでしょうが、画家の王道を生きたような人生。

 でも、母親や父親を知らないことは随分コンプレックスになっていたようで、逆に体に障害のある画家に子供が罪なく凝視していると、後で叱ったりする人間として立派な人だったように思われるます。

 それでも美しい奥さんが働きずめで、夫が収入ないのをなじったりしたのでしょうか?妻には随分暴力を振るったようです。障子越しに包丁を刺し、妻ではなく娘の頭を切ったこともあったそうで、最後に評価されている多くの絵が残ったものの、地獄だった暮らしもあったようです。

 この本は次女が書いていて、病気の時に愛情深い父の様子が書かれていて、愛情をたっぷりかけられて貧乏もそれほど辛そうには書かれてません。
☆このお嬢さんも学生時代に画家と結婚し子供も産み父のあとを追うような人生を送られているので、よき理解者なのでしょう。

 いつの時代でも本物の画家の生活は悲惨で、それでも続ける人だけが生き残ります。

☆この人の作品はカラーで代表的な作品がこの本に記載されてますが、好きですね。あの時代にと思うと新しい感じがします。ハプニングもやる女装もする面白い人で、奥さんは浮気で離婚したいと思った日もあったようですが、この本の書き手であるお嬢さんはそういうことも正直に書きつつ、父親が大好きなようです。

この絵はアメリカのライフ誌の表紙を飾ったようです。




☆父は夢や表現に向かい、母は一人で現実を支え働いていたとあります。
いつになっても画家の人生か厳しく周囲も大変ですねえ。私も少しはましな絵を描かないと不味いです。もう、朝の5時近いのですが、途中で少し寝ています。もう一度寝ましょう!
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