Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
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小川未明童話集を読み終えました!


 やはり、大人に近づいた子供にはなかなか感慨深い童話でした。

 

 人間は実は清くも美しくもなく、愚かしくなかなか幸福には近づけないのです。

 

「絵のような」といったら、「赤いろうそくと人魚」や「砂漠の町とサフラン酒」が印象的です。

 

 人間って浅ましくて、恩知らずで、情がない。

 

 でも、人の想いは妙な力を持っていて、人間になんらかの力を放っている。

 

☆小川未明童話集にはこじきや障害のある人が出てきて、ものごいをしたりして、邪険に扱われます。

 

 貧しい女の子の「なくなった人形」もなにか哀しくて、少し安堵する。受け持ちの先生が「許してあげてもいいじゃないか?」と人形の持ち主の少女に言う。少女も可愛いい、大事な人形を失って辛いのだ。でも、貧しい女の子は人形が「連れてって。」と言ったのだと思って罪悪感なく自分の人形にしてしまった。

 

 私の子供の頃はそうした人情があって、騒いだり警察に訴えたり、貧しい少女に恥をかかせることはなかったように思う。

 

 人の一生でどうしても努力や運で這い上がれない境遇がある。やはり、許すしかないのだと思う。

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