Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
ruiico

アートでどう生計をたててきたというと。

 
  不思議なようだが、街を歩いているだけで絵が売れた。

 「お嬢さんは何をしている方なの?」とよく訊かれた。

 「絵を描いてます。」

 「どんな絵を描かれているんですか?」

 「ご覧になりたいですか?」

 「はい。ぜひとも。」

  それで見せると絵を買ってくれ、しかも言い値の倍額で何枚も買ってくれた。

☆それは外国でもそうで、若かったからだという人もいるけれど、ついこの間もアメリカ人が買ってくれ、絵等もって無いときも、先にお金をくれ住所を教えて送ってくれというのであった。                                                                           私は通常、絵描きらしい格好などしていない。でも、なにかわかるらしい。                                              車をボストンで駐車しようとして、「ここは大丈夫でしょうか?」と訊いたときも、「大丈夫だよ。」と答えてくれた人が、「あなたは有名なアーティストに違いない。」「個展をするときは知らせてくれ。」と名刺をくれた。車のなかにも画材もキャンバスも無かったし、画廊や美術館の近くでもなかったのだ。                                                                                              パリのモンマルトルの丘で、娘とお昼を食べようとしていたら、似顔絵を描く画家が「どうか?」と言うので、「自分は絵描きだから、絵は描いて貰わない。」と答えたら、「自分の似顔絵を描いてくれ。」と言うので、「自分は娘とお昼を食べにきただけで時間がないから描かない。」と答えたら、「いくらでも出す。頼む。勉強したいんだ。」とフランス人が言う。娘が「ママは天才的な詐欺師だね。よほど凄い画家だと思っているようよ。」と言うけど、私のこれだけの会話のなかに何を語ったでしょうか?                                         
これは、アーティスト-オーラーと言うのがあるのだろう。

それと、学校出たばかりの時に、西武百貨店で個展ができたが、それも作品なんか見ないで、人のかおを見て企画部が決めたのだった。実際にやったら評判がいいからと1週間延期になったが。

私が何時も学歴は必要がないと言うのはこう言う経験からの根拠である。

☆そして、ギャラリーで自主企画で個展を始めたのだが(1972)、英字新聞が記事を書いてくれたが、その時にプリントアートギャラリーの魚津社長が「もう、大丈夫だ。」と言ったときに、「まさか!そんな甘いわけがないだろう?」と、思った23歳であった。「贋札をするより効率がよい。」と、版画界の人たちが豪語していた時代である。
                                         ☆それから、自分で実験的に版画を民芸品店に2,3
持ち込んでみた。必ず買って貰えた。

店の奥にご主人がいて、奥で見ただろうご主人が奥さんにお金を渡して来るので、私の顔を観たわけでも、お喋りをしたわけでもない。それは、22,3
歳の頃のことだ。
                                        ☆公募展には入選してセクハラがあったので、以降、出さない。 

☆どんな人が買ってくれるのかと言うと、美術館関係者とお稽古の友人や画廊に来た人かな?

 お茶の稽古の友とか。趣味人と雑誌の読者とか。
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