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「いい人になりたい。」

 「ギルバート-グレイプ」

 

 1993年にアメリカで公開された映画だそうだ。 20年前か。

 

 ジョニー-ディップとレオナルド-デカプリオが出ている。

 デカプリオが演じるアニーは、自閉症で知的障害者の18歳になろうとする少年の役を実に見事に演じている。

 

 ジョニー-ディップはギルバート-グレイプの主役で父親を自殺で失った美人の母親が以降、拒食症になり250キロの体重で働けなくなり食糧品店で働きながら、2人の姉妹の世話をし、問題をしょっちゅう起こす障害のある弟の世話をしている。

 

 世間は肥満の母親を嘲るので、年若い姉妹は神経質になって末の弟の悪さにも手加減せず見張っている。

 

 この家族は、おおよそ人間が生きるに辛いという弱さを何重にも持っている。

 

 父親の自殺による貧しいい暮らし。昔、美人だった母親の肥満による世間の好奇の視線と実生活での手のかかる暮らし。

 

 知的障害の末の弟の奇声や発達の遅さを庇う肉体労働の負担もギルバートにかかってくる。

 

☆この青年のように家族を背負って黙々と働いている青年は世界中にいるだろう。

 

 しかし、原則として他人は助けてくれるわけではない。

 

 できるだけのことをするばかりだ。

 

☆主人公は優しすぎて、人妻の誘惑にも乗っているのだが、自分が現実から逃げて叶える夢があるわけでもない。

 

 本当に、大変な重労働の日々の暮らしを丁寧に心を込めて一生懸命にやるのだ。

 

 末の弟は18歳になろうとしているが、お風呂に一人で入れることもできず体を洗ってやるのも兄の仕事だが、世間の厳しい批判から守ってやるのも兄の仕事だった。父親は障害のある息子から逃げての自殺かも知れず、地下で首をくくったが、アニーは幽霊がでるからと地下にはいかない。その父親がわりも兄が引き受けているのだが、肥満の母親の重さで地下への床がきしんで壊れそうなほど、この家には問題が山積みだ。

 

☆人生には奇跡のようなことが起きる場合がある。

 

 私のよく読むブログに「児童虐待画家」と言うのがあって、生まれてから祖母のセクハラにあい、両親と祖母からの虐待で精神病院に入れられもするが、彼は家を出、定時制高校に通い、絵を描き、日展にも入選し、偏見の噂のある狭い地域の妨害にもめげず、理解ある人の婿養子になって飼っていた犬猫と一緒に生活し、とうとう詫びなかった両親と絶縁することで、いまだに虐待を受けている子供たちに希望を持って生きよとブログを書いている。

 

☆ギルバート-グレイプは、小説で演劇化模されているが、実話かどうかは知らない。

 

 しかし、ハンディのある家族を持っている若者に、「いい人になりたい。」という希望を持つ若者を、神様は見捨てはしないというメッセージを与えている気がする。

 

☆この30歳くらいのジニー-ディップは、茶髪のロングヘアーでアメリカ、アイオワ州エンドーラという小さな村にいそうな若者の風貌だ。

 

 甘いマスクと人間への優しさがこのインディアン、フランス、アイルランド等の血を持つ生のジョニー-ディップにあるのは、色々な祈りを背負っているからなのかもしれない。

 

☆人間なのだから、迷っても皆がより良くなるように生きていくのが、結局は一番幸せなのではないかと思う。

 

 素敵な映画だ。

Tags: via ljapp
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