晴れるまで読書！: ruiico

ピーターパンの作者の物語。

☆読み始めたばっかりですが、多くの悲劇があるのですね。

1.　母親の溺愛していた次男が事故死し、三男のJ－M－バリは、代わりに母の夢を体現するため兄を摸倣する。

2.映画より現実のピーターパンのモデルになったピーターの兄弟は多く5人兄弟。

　ピーターパンのモデルとなったピーターは、編集者となったが63歳の時に列車に飛び込み自殺している。

　
　ピーターパンのモデルと言うプレッシャーに生涯苦しんだようだ。

3.姉の結婚の時に牧師だった夫にバリは馬を贈るが、牧師は落馬して死亡。

　バリは責任を感じ、一生姉の生活費を送金する決意をしたが、姉はすぐ再婚し、送金する必要はなかった。

4.女優メアリと結婚するが、子供が生まれなかった。

　バリは兄弟の子を可愛がり、セントバーナード犬を飼って、子供のように可愛がる。

　妻はバリは遊びの天才で、散らかったあとを片付けるのは自分だと愚痴を言ったりもする。

☆☆☆
　昨晩、読んだのはここまでだが、「ピーターパン誕生」の附箋がいくつも用意されている。

　しかし、バリは小柄で純粋と言うか奥手で、少年ぽい人だったので、映画の中でピーターが「本当のピーターパンはバリだ。」と言うのは、事実だ。

　小説で書いている貧乏生活よりは、両親も富んでいてバリにも大学教育を受けさせ、当時は小説家になるのには惜しい学歴だったようだ。

☆彼は妻を愛す努力をしていたが、少年である彼は妻を愛せない。

　その気持ちを「センチメンタル－トミー」に書いたが、妻から削除されたらしいところにはこう書いてあった。

「グリゼル(メアリ）はトミー(バリ)の死後も生き続け、亡くなったときは中年と言って良い年齢に達していた。神がトミーをもっとも許しがたいとされてるのは、グリゼルがついに子宝に恵まれなかったことだろうと私は思う。

晴れるまで読書！