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終戦記念日に。

 ノアの方舟は私たちの手で創る。

 

 暴れる嵐の中を

 

 目覚めることなくどう生き残ることができようか。

 

 すべてを葬る嵐が止む前に。

 

 間に合う間に

 

 皆を救う新しいノアの方舟のパーツを持ち寄って組み立てる。

 

 新しい地にどうたどり着くか?

 

 どう生き抜けるか?

 

 考えて籠を編む。

 

 生きる。祈る。働くことは考えること。

 

☆黒田清輝の「祈り」の絵。

☆「少年H」の映画は妹尾河童原作の自伝的長編小説から生まれたものだ。

 

 この家族はキリスト教徒である。

 

 神戸で高級紳士服の仕立てをしていた父親は外国人の衣服もたくさん仕立てていた。

 

 ある日、「杉原ビザ」でポーランドから大勢のユダヤ人がリトアニアから逃げて祖国であるパレスティナを目指すために、「日本通過ビザ」を手にいれなければならなかった。

 

 日本はドイツの同盟国であったため、日本の外務省は許可しなかったが、杉原領事は自分の独断で6000名のビザを発行した。

 

 彼らの衣服の長旅のほころびを妹尾の父親はした。

 

 日本の国の政策とキリスト教徒である妹尾家族の考え方はずいぶん違う。

 

 熱心なキリスト教徒である母親は聖書の教えを実現する。困っている人、飢えている人に決して豊かでない米を分けるのだ。

 

 極限で試されるように、国の教えに父親は生きるに大事な知恵をH少年に教える。

 

 ヤソはスパイだと言われる当時に、踏み絵を踏んでも良いのだとH少年に父親は言う。

 

 国の政策に協力して、ヤソの敵対を和らげると、父親は消防団に入り母親は地域社会の班長となって働く。

 

 やたらと張り倒す教師や先輩。守ってくれる人もいる。

 

 神戸空襲でやけ野原となった焦土は東北震災の被災地のようにも見えた。

 

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