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「牧野邦夫画集」を観る。

 牧野邦夫さんは、芸大の先生から一日に12時間描かないと、後世に名を残す画家にはならないと言われたそうです。先生からの手紙も残っていて、励ましている。1966年6月8日、「ロダンが芸術家に必要なのは忍耐と努力と知恵と注意だ、といっているが、(もうひとつ誠実だ)その通りだ。とオランダ旅行へいったときに姉に送った手紙にかいている。あまり、世間に発表したり評価されることを望まなかったようだ。 私は油彩は50くらいから始めたが、ずいぶん真面目に取り組んでいた人なのだと思う。しかし、オリジナリティと言うことなら足りないきがした。本人がレンブラントを越えるのには90歳まで生きなければならないといっていたが、癌で61歳で生命を終えたのはさぞ無念だっただろう。運のない人という表現で彼を語る人もいる。


 生きてられれば、母と同じ年齢だ。
大正14年生まれ。東京芸大油彩科卒業。61歳で癌で亡くなる。

 

 レンブラントが好きだったと言う。

 

 題材は芥川の話からだったり、武士の物語だったり。装飾性の高い絵である。

 

 奥さんをモデルにしたヌードも自画像も多い。

 

 表紙の自画像が一番好きだ。

 

☆多くの作品を観ていると、自分はどうしたものかと思う。

 

 それで、秋には何をしようと考えているのだが、何時ものように自分の名を検索していたら、韓国のギャラリー(本屋もやっている)で、私の豆本が出てきた。「天使界」と言う縱型のアコーデン開きの手描き豆本。「天使の涙は真珠、、、」と始める詩が書いてある。

 

 へえー。どういう経路で韓国にいったのだろう?

 

 ☆この間、地下を片付けたとき、黴の生えていた豆本の一番外の箱を処分したが、中身は無事だったのだ。

 

 中身は京都の職人が作っている古典的な作りで、鳩居堂か淡青堂で買える。結構、お高い。失敗はしたことがないが、それに直描きで文章を書き、絵を描き、和紙の極小コラージュをするのである。

 

 「天使界」は、伊勢辰の豆画帖を使ったもので、虹の梯も描いてある。限定100部だが実際には100は作ってないが、材料はもうてに入らない日を想定して100部買ってあり、ナンバリングも打ってある。

 

 この秋は、豆本の新作を創ることにしよう!

 

「神山物語」にしよう!
 物語は自分で創るので、考えておきましょう!

 

 このように、絵を描いていないときも、色々考えてます。

 

☆結婚前の写真です。
月刊誌の取材だったのですが「天使界」の豆本はないです。洋物だったので、写真に載せなかったようです。


 豆本の写真からできたカレンダー。1980年度のものです。

 パリでの個展のときのパンフから。
やはり、「天使界」はないです。
どれも限定100部ですが、「平安絵巻」と言うのが一番最初で、在庫はほとんどないです。

 これらを制作したのは、20代のときでバブルのただ中。ギャラリー吾八さんで扱ってくれ、ギャラリーミキモトにもコレクターが出品してくれました。

 

☆「牧野邦夫画集」を読んでいて、京橋の此花画廊が丸善画廊で個展を企画してくれたとありましたが、此花画廊は私もお世話になりました。。

 

 「易カルタ」をよく売ってくれました。今思うと私も若くて、善意に甘えてろくなお礼もしてなかったです。此花画廊の看板は川端康成が書いたと言うことでした。美人の女性経営者が経営していて、漫画家のトシコ-ムトーさんもここから育ちました。


 漸く、出てきました。
下の細長いのが「天使界」豆本です。

 下壇のが「天使界」豆本を開いたところ。

 右の桜の載っているのが「天使界」豆本です。

 アメリカの子供たちにも豆本作りを教えました。

ゾウ、蝶、花の形など。

 40代後半の頃、ボストンでです。

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