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「女性画家 10の叫び」を読み終える。


☆作者の堀尾真紀子さんの本は家にもたくさんあることがわかりました。

 

フリーダの本や女性アーティストの本が多いそうです。

 

芸大、大学院を出てフランスの工芸大学に留学し、NHKの「日曜美術館」の三代目司会者でご主人は東大名誉教授、男の子と女の子の母親であり、現在は文化学園の造形学部長の教授だそうです。

 

お写真を見るととてもきれいなかたで、筆致もやさしいですね。

 

芸大中はデッサンをよく描いたとありますが、今は絵を描かれているかどうかはわかりません。本を書くことや美術評論文を書くことが主なのかもしれません。

 

☆この本の10人のうち、レメディオス-パロは知らなかったです。ニキ-ド-サンファルのことは作品はよくみますがその人生のことは知らなくて、ティングリーの奥さんだとは知らなかったです。前夫とのあいだに男女の子供がいるそうです。

 

お二人とも美人でニキさんはモデルとしてファッション雑誌の表紙を飾っていた貴族で親や権威への反抗はお二人とも共通です。

 

☆10人の女性画家のうち、生涯独身だったのはメアリ-カサットと桂ゆき。

 

実力者ですが、祖国アメリカでは認められなかったようです。フランスに滞在していてドガとはよき理解者だったそうです。

 

☆フリーダとケーテ-コルヴィッツは共産党で、いわさきちひろも日本共産党で、戦争や貧困問題に視線が行っている。

 

身近な人の死やフリーダは小児麻痺の障害や交通事故による肉体の苦しみから生涯解放されることは無かったので、絵を描くことが救いにも使命にもなったのでしょう。

 

☆三岸節子、桂ゆき、小倉遊亀、いわさきちひろは日本人の画家で、日本の画壇では、誰でも知っている著名な画家です。

最近、絵を描き出した私ですので絵を観る目があるのかどうか、三岸さんや遊亀さんの著書はたくさん読んでいるのですが実物の絵はあまり観てないです。
 
いわさきちひろのドキュメント映画や美術館には訪ねたことがあるので製作背景のことは知っていました。

 

桂ゆきは名前は知ってましたが、個人的にあまり関心がない人でした。東大教授のお嬢さんということですから、知識人に恵まれて育った幸せな方だったのでしょう。

 

☆レメディオス-パロの絵を検索で観ましたが、とても個性的な世界を持っておられたスペインの画家で、パリからメキシコ、ベネズエラと戦時中も男性パートナーを変えながら放浪者のように旅するのは女性でなくても大変だったとおもいます。しかし、晩年に絵に専念できることができ、たくさんの作品を産み出せたのはやはり美の神に愛されていたのでしょう。

 

☆ケーテ-コルヴィッツのデッサンのうまさは、もうためいき。

 

上田の個人美術館で作品を見たことがありますが、ドイツでもっとたくさ観たいものです。

 

☆どの作家も成功者なので、優秀というか環境にも出逢いにも恵まれた方ばかりです。

 

それでも男社会の中で、古い慣習、親の世代の価値観から自由となるために苦しんで克服して来たのは、先達としての使命を果たしてのこと。

 

それは才能あるものは開花するのが義務だということも書かれてましたが、自覚されていたのでしょうね。

 

☆今日のように社会に理解されるようになると女性の画家は、かえって苦しみが増えるのではないかと思います。

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