Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
ruiico

天啓から見放されたセラフィーヌ。


今夜のお風呂はラヴェンダー。

☆世界恐慌でウーデの資金繰りが厳しくなり、セラフィーヌは浪費ができなくなった。

 

無理もないことだと思う。

 

長い間、貧乏で過酷な労働に明け暮れ、やっと豊かな暮らしができるようになったのだ。

 

夢想のスペインの彼氏と結婚のためのウエディングドレスもオーダーした。

 

自分の村の一番の大金持ちより大きな邸宅を建てると、色々買い集めた。

 

☆ウーデは援助できなくなり節約を薦めたが彼女は浪費をやめなかった。

 

彼女は自分の絵にも自信を失い、彼女は町を徘徊した。主席司祭は彼女が産んだ子供を殺害したと非難された。彼女は自分の金が狙われている、呪いをかけられていると主張した。

 

セラフィーヌは食事も睡眠も取らなくなり、町を徘徊し世界の終焉を告げるため家々の戸を叩く。

 

1931年に彼女の精神は爆発した。
セラフィーヌは混沌を花に変えることができなくなった。

 

68歳のセラフィーヌの記事がオワーズ便りに載っている。毒殺を恐れ、持ち物を家から持ち出している記事だ。

 

1932年にクレルモン-ド-ロワーズの精神病院に入れられた。

 


ロダンの恋人クローデル-カミーユの言葉が書いてある。

 

実際問題、ここの人びとは、私に彫刻をさせようとしていますが、それができないことが分かると、あらゆる嫌がらせをしてきます。このようなことには屈しません。逆効果です。
(精神病院からの手紙)

 

セラフィーヌの言葉。
私は年を取りすぎました、、、このような施設で芸術に従事することはできません。私の職種にも性格にもそぐわないからです。
(精神病院からの手紙)

 

☆クレルモンの精神病院は、社会が不要と見なした人々に常に門戸を開いてきた。

 

いずれ金持ちと結婚する。食事に不平をいい、自分の架空の双子の子供のための食事を要求した。

 

☆セラフィーヌとカミーユは同じとしに生まれ、彼女より1年遅く他界したカミーユ。

 

ウーデはセラフィーヌを訪問したかったが医師は許可しなかった。

 

10年間の入院生活中に一度も絵を描くことはなかった。

 

1939年、ウーデはナチスによりドイツ国籍を剥奪された。「ビスマルクとピカソ」を著者の表紙で同列に並ばせた事が理由だ。

 

ゲシュタボから逃れ南仏に逃げた。パリのウーデに家はゲシュタボに荒らされた。

 

☆セラフィーヌは78歳で癌も患い亡くなった。

 

彼女の葬儀には誰も立ち会わなかった。
ウーデは彼女が実際より8年前に死んだと確信した。

 

1938年のウーデへの手紙に。

 

聖なる母の意に沿うため、私の墓への巡礼も列聖も行われません。そうすることであの方の意にかない、安らぎを得ることができるならば、この世と死後の世界における私の存在は幸福でしょう。列聖は聖性に何ら追加するためでなく、崇められる存在への敬意なのです。

 

クレルモン-デ-ロワーズで2005年まで共同墓地に葬られた彼女に敬意を持たれたものはなかった。

 

☆セラフィーヌの死後、ウーデは庇護し続けた彼女の最後の作品に偶然会う。

 

1945年、ヴィルヘルム-ウーデは、一枚の絵「サクランボの静物画」を贈ったばかりの国立近代美術館館長ジャン-カスーに宛てて手紙を書いた。

 

「天上では自分のものを含め、家事を一切行わなくても済むのでとても快適に暮らしているとセラフィーヌは言ってました。そうした仕事をするのは見習い天使だそうです。彼女は一日絵を描いていられるそうです。しかし、天国には花はないので抽象を描いているそうです。」
という手紙を書いた。

 

同年、ウーデはセラフィーヌの個展を開き、政府はパリの国立近代美術館用に作品を2点購入した。
フランス国籍は取得できなかったが、1947年に亡くなったウーデはモンパルナスの墓地に埋葬された。

☆セラフィーヌが狂気に陥ったのは現実には世界大恐慌によってウーデは彼女の夢見た成功した画家の生活をほしょうできなくなり、もはや家政婦に戻れないセラフィーヌのバランスがとれなくなったからである。
Tags: via ljapp
Subscribe
  • Post a new comment

    Error

    default userpic
    When you submit the form an invisible reCAPTCHA check will be performed.
    You must follow the Privacy Policy and Google Terms of use.
  • 0 comments