なんという愚かしい時代なのだろう?

☆最近読んだ「発言小町」で。
10月23日のものだが、「発達障害、精神の病を知らされずに結婚して遺伝の障害児が
結婚前の互いの親族の顔見世には赤の他人を指さして、あれが兄弟だと言って騙したが、結
これには、多くの人が嫁ぎ先は悪質な詐欺であるといい、逆に障害のある人を差別してい
☆例えば、仮に私が「あの人って頭がおかしいよ。」と言われても、私は怒らない。そう
結婚を申し込みに来た主人に、父も母もダメ押しというか私の欠点を過剰ぐらいに並べた。
「家事ができない。常識がない。怠け者である。それでもいいんですか・」と。
「妹のほうがややましですので妹のほうがいいですよ。」と。
☆私が変人なのかもしれないが、嫁ぎ先が貧乏であろうと障害者がいようと、「騙された。
給料のことなど関心もなかったので、少なかったのだろうけれど「困った。」とも思わな
姑は、主人に「家のことをペラペラ話すんじゃないよ。」と釘を刺したそうだが、私の家
☆私は絵を描いていて、これは私の使命であるので続けて死ぬまでやるべき仕事で、結婚
私は障害者の妻に逃げられた子連れのやもめくらいと結婚するのが私には相応だと思って
結婚してからも姑が「田園調布は格下。」と常に言っていたので、嫁ぎ先の近所は畏れ多
☆この相談者の若いお嫁さんは、障害者の子供が結婚できないと思っていて、そういう遺
答えの中には詐欺なので子供を置いて別れればいいという意見や親としての愛情はないの
☆幸福とは何か?
美しく賢く生まれ、家柄もよく、運動神経も発達して何をしても称賛されて、同じような
しかし、友人が教えてくれたのだが、そんな家族に不運が初めて起きた。自動車で人を轢
それでないと、人間は謙虚さも学ばないし、苦しみや悲しみを通して多くの人の痛みに触
☆幸福とは不足のないことではない。幸福とは自分が取るに足らない人間であることを知
☆人はなぜ騙すのか?
それは、何かを失うのが怖いからではないか?
レストランやホテルは客を失うのが怖く、収入がなくなるのが怖い。いちいち本物の車海
百貨店も車海老でないおせちは、老舗のメンツで出せない。それよりは嘘をついて、どう
☆私も多く騙されてきた。
少し前までは、聖職者や福祉家は自分にはとうていできそうもないようなことをなさる立
しかし、現実はお金をたかる。嘘ついてただ働きさせる。みのもんたの息子以上の悪さを
現代美術の国際アーティストもお金を得るためには平気で嘘を言う。離婚した私生児を生
そうして、私も反省をした。私に見る目がなく安易に権威を信じたからいけなかったのだ
詐欺師たちは、本能的に弱みを使う。「私は夫がいないからあなたより大変なのよ。」「私
私はたじろぎ、あとづさりする。そして毒牙の餌になったのであった。
☆苛めで自殺した子供たちも、いじめっ子たちの家庭背景にたじろいで絶望したのだ。
人間が平等に見えないということが、実際には因果応報の末のたいへん公平なことである
☆毎日のニュースにある犯罪も、それぞれの言い分がある。
信じた彼女が、好きだった彼女が交際を拒否したから自分の苦しみ以上の苦しみを与える
彼らの言い分は、自分はいつも混血だから出自が悪いから差別されてきたんだ。その日々
かわいく生まれ、家も理解あり裕福で勉強すればだれもがほめてもらえる子供の前途は確
それに比べ、両親が自分を大事にしてくれなくて社会も偏見で外観で見て、学歴や人種や
しかし、だまして大学生と語り、白人の混血だと語り、夢のようなガールフレンドとも近
社会が成熟して、どこの国の混血であろうと、大学に行ってなかろうと青年のいいところ
☆遺伝子のある障害の血筋も、言ったら婚約を破棄されることを家族の誰をも知っていた。
子供ができたら、子供への母親の情できっと許してあきらめてくれるだろうと、彼女の嫁
もし、社会がおおらかに「障害も個性。」と何も偏見なく、いろいろな補助があって、若
☆私はだから、どの犯罪も痛むのだ。
無理のないことだという部分があるから。
☆若い母親に言えることがあったら、どの人生も傍から見るほどは楽ではないということ
人生は多分、美しく賢く、経済的にも恵まれた何もかもそろっていることだけが幸福では
そして、恵まれれば恵まれるほどツケも払っていくものだということ。
若い母親が、そんな重荷を背負っていたご主人の家族に深い同情と理解が生まれたときに、少
そして、いつか、そうした重荷を自分が背負うことなって気付いた人生の深さに感謝がで
