Ruiico (ruiico) wrote,
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毒読書!

昨日読んだ本。 木嶋佳苗に関しては、なにか妙な評価がある。 人殺し、他人のお金で贅沢をする虚栄の女に文化人は妙に時代的な映しを語る。 私は東電事件の殺された女性にある純粋さを感じる。彼女はなにかに復讐した気がする。女性のエリートに対する一流企業と現実社会の在り方。 ☆社会は色々な形でけなげな向上心を嘲るのだ。 最近の三鷹の鈴木沙彩さんの殺人事件。 彼女の母親、鈴木祥子は一ノ瀬知恵乎という現代美術の日本画の画家である。 皮肉にも娘の死によって、絵の画像がたくさん出てくるようになった。 最初思っていたようにも情報が増えると、なかなかいい絵を本格的に描いていることがわかった。 娘が美形で頭も優秀で、ほんの少し前は完全に近い幸福な文化的な家族はこの世の春を謳歌していたはぅだ。 美しい母と娘。 立派な夫とセンス溢れた都会の一戸建にすむ裕福な家族。 そこに忍び寄る日本のマイノリティを絵に描いたような、フィリピン混血の大学生を詐称した青年ストーカー。 若い娘に軽率さがあったとしても、美術に本格的に取り込んできた母親の多忙さに付け入る想定外の事件。 人間には嫉妬もに憎しみも羨望もある。 恵まれた美しい家族が批判に曝されるようなマイナーな情報も犯人は復讐のように流して殺した。 格差社会のどんなに努力しても這い上がれない日本に軽んじられている青年のたった一つの表現だったのだ。 それは社会悪の責任もある。 この国は貧しいアジアを蔑視し、大学生でない年頃の若者に決して優しくはないからだ。 どの対比のように美しく生まれ、名士のたくさん出た家系で夢のようなことも叶えられる事が約束されたような幸福な家族に育つ娘。 父親のいない貧しい母子家庭で大学に行くことも叶わなかった青年が、嘘をつけばデートもでき、名門の家にも上がれた。 必死な唯一の知恵が騙すことだった。 ☆私も田園調布の東口にあった茜屋というアートショップに小さな絵や版画を置いて売ってもらった23歳くらいの頃、26,7歳のoLが小さな絵を買ってくれて、店主が紹介してくれたことがあった。 店主は継子に遺産放棄の判を押させて家から追い出すような女であったが、田園調布というなが好きで夫婦で引っ越ししてきて染色教室の2階に住んでいた。 好奇心で私の家を密かに訪ねた女主人はそのk子にどのような情報を与えていたのか知らないが、世田谷区の玉川田園調布に住む彼女はアパートに招いて、「田園調布のお嬢様に化けて、田園調布に住む東大出の男性と結婚できるように協力して欲しい。」 と言った。彼女は愛人の娘で庶子であって高校を出て一流企業に勤めていた。お嬢様になりきるために服はオーダーで帽子造りを習っていた。山口ももえににた感じで色気があるという人もいた。 茜屋の夫婦は「k子さんは高卒で庶子だから、お嬢様だといっているけど実は貧しいのだからそんな夢みたいなことを言ったってね。」とバレバレだったが、本人は自分は会社でも、さぞいいいところのお嬢様だと思われていると言って上手く騙せたと信じていたようだった。 私は東大出の田園調布に住む人に全く興味がなかったので、そんなものがいかにつまらないかわかってもらうように努力をしたが、やはり、彼女との縁が切れるときにはこちら側が深い傷をおったのである。 でも、思い出すとある懐かしさがある。 易カルタが出版されるより前のことで、よくコインで易占いをしてあげたのである。無料だったがK子はそれが大好きでよく占ったものだ。 幸福のシンボルというのはやはり、小綺麗な暮らしや誰からも蔑まされることのない条件のなかでの暮らし。 K子や池尻トーマスの夢を誰も笑うことはできないのである。東大出の田園調布に住む人と結婚できればK子は勝ち組としておしゃれに優雅な生活をして暮らせると思ったのだ。 池尻トーマスも鈴木沙彩さんと結婚できれば、高卒であることもフィリピン混血のことも越えて勝ち組として青春えお晴れやかに生きられると思ったのだ。 それを責められる人間はいない。 鈴木沙彩さんにも選ぶ権利があり、名士のたくさん出た家系で受けいられないであろうことは、トーマスの母親も知っていたし、女の子を持つ家庭ならやはり、アルバイトで暮らす青年との交際を許せないものである。そのために私立にもやり、家族も頑張って皆精進していたのだから。 鈴木家を責められる人もそう多くはないであろう。 学歴詐称をしていたのだからと。 ☆犯罪には切なさがつきまとう。 誰にでも幸福になる権利があるものの現実の社会は厳しいものであるから。 しかし、山口ももえさんのように地道に忍耐強く努力すれば正々堂々と夢の実現もできるのも事実である。 その光に関しては公平であるのに違えない。 ☆木嶋佳苗に殺された男性たちは皆小柄で佳苗と戦っても勝つような体型ではなかったという。 佳苗の知恵が最悪の時のためにこのようなタイプの男を選んだであるが、分を知って決して美人でない佳苗を選んだ男たちの慎ましさもなぜか悲しい。 神様はどうして、誰をも美男と美女に生んでくれなかったのだろうと不公平さを悲しむ。

今夜読むつもりの本。

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