Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
ruiico

楕円の額に入れましょう!

母の人形は遺言(まだ、生きている)で、娘に譲るとのことで地震から守るべく私が山で預かっているのですが、母が愛していたのでどれもとてもいいお顔をしてます。 寒すぎて外に出れない日には、人形でも描こうということになったのですが、本当にいいお顔をしているのですね。 それでも長い年月には壊れ始めていて、お洋服もビリビリ状態のところもあるのです。 また、色も褪せて何とも言えない優しい色になってます。 ずいぶんあるので、人形を描くというのもいいかもしれないと思い始めたところです。 小さいのもカウントすると100体くらいあるかもしれません。 母はクモ膜下で倒れて幾度か手術してから、命は留めたものの今は植物人間状態で胃ろうで生きています。病院で入院しているので看護士さんたちが床ずれもさせることなくこのままの状態で顔色よく健康で寝てます。 母の人生を見ても、母の2人の姉や2人の弟の人生を見ても、だれがどう幸福であったか不幸であったかは本当には誰も知ることはないでしょう。 しかし、子育てが終わり4人の子が巣立った後は、母は人形を買い集め子供のように椅子やテーブルや乳母車などを買って、娘が小さいときはおままごとのように出して遊んでました。 人形もよく見ると、母が勝手に首飾りやブローチなどを加えていじられているのです。 そうした時間が私が結婚した後くらいから倒れるまで40年以上あったのは母の幸福でしょう。 ☆戦争で贅沢は敵だといわれていた時代に女学生だった母は、暮らしにゆとりができると美しいもの手の込んだものを集めるのが趣味になっていたのでした。 親不孝な私は、精神至上主義だったので母の物欲にはうんざりでしたが、今、こうして自分も年月を重ねると、どれも年月を重ねた尊い洗練があり美しいものなのでした。 父はおおよそ質素な人で母の物欲には辟易としてましたが、それでもある友人が母の人形コレクションをとても趣味がいいと認めてからは「いい趣味だね。」と言ってくれたと、母は喜んで言ってました。 ☆そんなわけで、私もようやく人形に関心を持ち始め、描く気になったのですが芸術品なので何とも麗しい気持ちになるのでした。 目は吸い込まれるようだし、口も少し開けて小さな歯がのぞいている。 肌なんかも本当に何とも言えないいい色。 フランス人形というのも凄いものですね。  


 


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