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個展のテーマが決まった!


「M M マイノリティー・マトリョーシカ」

 

☆自分は子供の頃から、陰に隠れているものが好きだった。

 

大きく主張しないものが。

 

☆祖父母と父と万博に行ったときも、アメリカ館やロシア館には興味がなく、小さな国の館を訪れたものである。

 

☆この7月のヨーロッパ旅行で、多くの人とであったが、失礼なことに知らない国の人が多かった。そして、それらの人はとても優しくて、たぶん大国ドイツやフランスでの移民生活で御苦労されているようであった。

 

☆ここのところ観ている「ブリキの太鼓」の映画で、マイノリティであることは少数民族であったり、障害者であったり、異人種であったり、ホモであったりで人間が、いかに無神経に他者を踏みつけるかが第二次世界大戦の姿だと見て取れた。

 

☆今日、観た映画でベトナム戦争や沖縄戦で無惨な人間の有り様を観ていると、加害者も醜いが、被害者が同胞を踏みつけて浅ましく自分だけが助かろうと言う姿も同じくらい醜く思えた。

 

そして、恐ろしいことに、同じ環境にあれば、私も加害者にもなるだろうし浅ましく自分だけ助かろうとするだろうと言う予感である。

 

☆今、ごぜさんの本を読んでいると、ごぜさん達はとてもきれいな鮮やかな着物を着て化粧などもこれいにしていたという。

 

目が不自由だけでなく、三つ口という障害のあるひともいたが、とても可愛らしかったという。

 

人の善意、愛情が彼女たちを美しくもさせ、のびのびと声を張り上げ、三味線を弾いて雪路を歩く姿は、悲しくもあったという。

 

☆しかし、ベトナム戦争で枯れ葉作戦によって産まれた障害のある子供たちやホルマリン漬けにされている双子達の姿は ほほえましいものでも、可愛らしいものでもない。

 

人間が人間になし得る恐ろしい姿はアウシュビッツで観たばかりだ。

 

自分の欲得のためには、邪魔物は殺してしまうのである。

 

その被害者たちの生きる権利や幸福な生活をなんの権利もない他人が悪魔のような力で殺してしまう。

 

「ブリキの太鼓」の少年が言う。
「サンタクロースだと信じたが、実はガス屋だった。」と言う言葉。

 

ガス屋は毒ガスで人を殺したのであった。

 

☆小人症という、大きくならない選択をした少年は、その志を見抜けぬ多くの大人から「化け物」「精神病」「身障者」と扱われ、映画では両親はその苦悩のために死んだという。

 

☆他人の腹を借りて産ませた子供の一人がダウン症児で、双子のうち健常である子だけを引き取った白人の依頼者。

 

障害のない子は欲しいが障害のある子は要らないという気持ちは、人間の欲望のあり方を物語る。

 

☆神様は一人一人の人間を同じように大切にされるというが、本音は得になる子、楽な子がほしいという人間。

 

婚活だって、就活だって、見目麗しく、能率良く働く優秀な子を選ぶ人間を誰も責められない。

 

普通の人間は美人の扱いと醜女の扱いも変えるし、収入も特権も大いに格差があるのだ。

 

☆しかし、マザーテレサのところでは障害の大きい子から里親が引き取ったという。

 

愛に成熟すれば、人間は多く深く愛することができるのだ。

 

☆私は銀座の小さなギャラリーの個展のテーマをづっと考えていた。

 

平和や人類の幸福のためにできること。

 

私の愛するマイノリティーの存在美。

 

それを、マトリョーシカで作ろうと思ったのだ。

 

☆私が一昨年に描いた世界の国の30体のマトリョーシカのうちの多くはラップランドとか中国の少数民族とかである。

 

大国が多くの植民地からの搾取や犠牲で大きくなる事が、それほど価値のあることとは思えない。

 

人を傷つけ、略奪して大きく存在することは一個人でも少しも素敵なことではない。

 

勝つと言うことが、そんなことなら、負けた方が良い。

 

☆これからの世界はより成熟したより聡明なものであってほしい。

 

泣いてる人がいない世界に。

 

ありがままを受け入れられる世界に。

 

そうなるために作品を創ろう!

 

今日はごぜさんから。

 

 

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