May 15th, 2007

仙人のいるところ中国、三峡クルーズと世界遺産―張家界・武陵源を巡る旅!

 
 姑のお付で5月8日より7日間、中国の三国志の舞台の三渓と世界遺産の張家界、武陵源、天門山の旅に行ってきました。

 驚くことがたくさんありました。
 中国で一番長い川である揚子江。世界で3番目の長さの揚子江は中国では長江といいます。
全長6380キロメートルの青海省チベット高原の唐古拉山脈にある各拉丹冬雪山を源と師、東シナ海に注いでいます。
古くから文明を育んできた長江。詩人の屈原、劉備のなくなった白帝城、中国4大美人のひとり王昭君の故郷の香渓、2000年前の懸棺葬棺。三峡は雄大な自然の景観とゆたかな歴史の舞台として息づいていました。
三峡ダムの建設によって1年もたてば80メートルも水面は上がり、多くの文化遺産と風景は消えます。

 胸に感動とある種の痛みを覚えたのは古くからの肉体労働ー駕篭かき、船漕ぎでした。
全身の日に焼けた、見るからに貧しい労働者。多くは少数民族の生きる糧の為に観光客相手の労働です。多きの土産露天も彼らの仕事で、彼らの住居は水に埋まるので移転を政府の援助で始めています。
                          

 超近代設備のダムやモノレール。
 貧しい少数民族の暮らしと豊かな大都市の一部の暮らし。
 オリンピックを来年に迎え飛行場などは見事なものでしたが、大学出の初月給が15000円くらいと聞き、いろいろ考えさせられる旅でした。



 成田ー広州ー重慶とフライト。
 重慶から大型船で2泊の三渓クルーズ。
                 10元札の裏の写真
                 
                 閻魔大王ゆかりの豊都の鬼城。
                 天国と地獄の考え方は世界共通。
                「中国神曲」とありました。天国と地獄の様を見せます。
                 
                 籠に乗り三国志のゆかりの白帝城に行きました。
                 三国の志士のひとりの劉備最後のシーンです。
                 
 
                 中型船、小船に乗り換え神農渓遊覧。
 北京原人が発見された地域。
 2000年前の木の棺桶が高い岩に置かれているのが見える。
 高い所に葬ることが供養だと思われていた時代。今でもどうして重い(中には500キロ)の棺桶を崖を削り運んだのかわからないそうです。

 2泊の船の旅で、アメリカや日本で個展をされたこともある画家であり書家であり篆刻家でもある孫徳平さんと友達になり、篆刻で縷衣香と彫ってもらいました。作品の写真を送りあう約束をしました。


                 世界一の三渓ダム見学。


 宣昌から汽車で張家界へ。
 汽車の中で、演義公司(酒のメーカー)に勤めていたご年配の黄さんと知り合い、大戦中に日本軍に侵略されたことを憤りを持って語られましたが、私たちはすまなく思っていることと日中友好と世界平和が願いだと伝えると大変喜ばれ、ご自分で作られたお孫さんへのお土産のさくらんぼを分けてくださりました。


 張家界は仙人の住むところと言われます。日本のコノハナサクヤヒメのような伝説があるようです。
 張家界森林公園の百龍エレベーターで頂上へ。
             天子山自然保護区域のハイキング。
             自然保護区域の鍾乳洞、黄龍洞の中、小船。
             ロープウェイで黄石寨。


             宝峰湖遊覧。
             少数民族の土家族の娘が歌を歌うと対岸から男性が歌う
             エコバス。天然ガスを使ってます。それ以外の車は禁止。
                          
                          

 天門山ー昨年3月に開通したばかりの7455メートルの世界最長のモノレール。
 アメリカのセスナ4機が並んで通過した穴!高さ131、5メートル。幅57メートル。





 中国のエネルギーはアジアの希望でもあり、日本が失ったものを未だ持っている気がしました。世界遺産は多くの少数民族の老人たちがボトルやプラスティック袋を集め綺麗に護られていました。ダムもモノレールも世界の頭脳を借りて最高のものを作られていました。
 大自然と調和しないものには天は相応の怒りを見せられます。私たちの開発が天の意志にかなったものでありたいと願います。
 私たちは急遽、天気に恵まれ此の山を登ることになりました。
天門山は雨だと、景色がまるで見えなくなるので予定に組み込まれず200人くらいの日本人が訪れたそうです。1日に登れる人数も制限されているそうです。
帰りのバスで短冊のような虹の断片が空に上がりました。天の門が開かれたのでしょうか?

 

地球を愛するとは?

            人類はどこから来てどこへ行くのか?
            歴史を見てきた長江    


                                
 孫さんに造ってもらった篆刻の印

 万里の長城を棺桶にいれる。
 世界から国境がなくなりますように!
                    

 纏足の女を棺桶にいれる。
 女を性の奴隷にしないで!
        このふたつが1999年から造っている私の棺桶シリーズの中国編である。
        そして今、本当に同じ気持ちだ。
        貧困はアフリカ編で。
        人間を奴隷にすることへの抗議はアメリカ編で。 
        少数民族への迫害は日本のアイヌやアメリカのインディアンで。
  
鬼城はありとあらゆる人間の罪を絵や彫刻に現し、閻魔様が祭られているところ。死後、あからさまになる生前を裁くのはどの宗教も同じ。しかし、アセンションとは生きてる間にそれが起こること。つまり、罪深いものは自分の罪を思い知らせられる日常になる。揚子江に面してある。リフトに乗っていくような高台だが、ダムの建設後の1年後には弧島のような趣になるという。
             鍾乳洞はまだほんの50年くらい前に発見されたという。それゆえ、ライトアップして洗練された空間で、これから先も発掘される。水晶やヒスイなど石が採られ売られている。少数民族の土家族が露天で生姜糖を売っていた。四川の辛子の携帯ストラップや民族人形、焼き芋、焼き栗など懐かしく純朴そうであるが1000円、1000円と日本語を使う。
             
世界遺産の張家界は入場の際に指紋を取る。環境に力をいれているので不届き者の進入を防ぐ為か?地球を保護するためか規制が厳しい。
左側の長いエレベーターはゴールデンウイークでは7時間待ちだったとか。私たちは若いガイドの気転で鍾乳洞を先にしたので20分くらいの待ち時間でOKだった。
土家族の衣装が10元で貸し出され、記念撮影のサービスをしている。又、民族の音楽も演奏されてる。




公園にはおサルも3000匹住んでいて手の届くところにも。



広州の陳さんは、莫大な資産を自分が贅沢をするためではなく若い人が学べるように書院(塾)を創った。今は工芸館として多くの作品が展示されている。塾生は陳さんの名に限るとか。一族のためだったのか?