July 18th, 2007

台所のウサギさん!かわいそうな主婦の物語。涙!

 私が20年前にこの家を主人の両親に建てて貰った時にお嫁さんの自由になるのはタイルのデザインと赤い取っ手だけでした。木目の食器セットが良かったのですが「駄目」って言われました。毎日お掃除だけしていたので、それはそれは綺麗でした。娘の椅子のしたには専用のお溢し用のマットが敷いてありました。私は姑が呼び鈴を押すと同時に合鍵で入ってきてしまう環境だったのでナーバスなお掃除フェチでした。娘は記憶ではママはいつもベッドで寝ていたというのです。学校行ってる間掃除していて子供と主人できっかり6時に夕飯を頂く生活の後、横になっていたのでしょうか?
 私の選んだタイル。イタリアのウサギさんのコックさんたちが料理を運んでいるのは私の家庭像だったのです。娘はこのウサギのタイルが好きだから一生この家にいると恐ろしいことを言ってます。私は当たり前に専業主婦で毎日きちんと暮らし、日曜日には教会、子供にはガールスカウトとピアノのレッスンをさせ送迎のため自分も身奇麗にしていたのでした。
 しかしながら、そうした日々はもはや過去のものになったのです。

 私は家族でアメリカに住むようになって3年後主人が帰国し、主人の命により子連れで4年母子家庭をやるために50代から大学生をやったのです。手っ取り早くアートを専攻したために眠っているアート魂を呼び起こしてしまったのですね。
それで、明けても暮れてもアートだけを考える忙しい暮らしが始まり、子供も生きていればいいというレベルになりました。夏とクリスマスに帰ったもののお掃除よりは再会のあちこちからの食事招待でぶくぶく太り、7年後日本で再び暮らすことになって家の荒れ放題に改めて深い嘆きを感じたのです。1ヶ月に1度は掃除の人入れてといっておいたのにもかかわらず、お風呂も台所も全ての機械も寿命が尽き壊れ始めました。絨毯は始め白洋社にクリーニングをたのんだのですが高いのに一向に綺麗にならず断念し1階だけは張り替えました。経済的な理由で2階は階段から古いままです。家具は大丈夫ですが、ソファアもアームチェアも布地を張替えました。主人と経済闘争に入るぐらい大変な出費で半々に出し合いました。ソファアやアームチェアは私が出したので、夫婦喧嘩のときは「椅子に座るな!」と脅かせます。

 それでもそれでも綺麗にならないのは、お風呂の目地のカビです。エネルギーをかけてこすっているのですがなかなかかつての日々のようではありません。

 更に娘が大学生活を終え帰国した際私のスタジオの作品と材料をみな送ってきたので、物が2軒分あるのです。その上、私はアーティストになってしまい情熱がお掃除になかなかいかないのです。綺麗なお家に住むのは好きなのですが、作品を作るのは更に好きなのです。

 主人も娘もお掃除は滅多にせず、散らかして私の仕事を増やすのを日々のストレス解放にしているようです。それで、階段の上下運動のみならず家中、ゴミを拾って片付けて唯一の気が休まるのはあの人たちが寝てこれ以上汚さなくなったソファに横たわり読書のタイムなのです。

 私はこうした日常を嫌ではありません。これがあるから、1時間でも2時間でもスタジオワークができる時間が至福なのです。掃除は忍耐と寛容の日々のレッスンです。私はこれがあるからいろいろなご褒美を自分に許しているのです。

 今日水曜日は英語の日でティムとのレッスンの後、英語トレーナーという日本人が次官が会ったようでもう1時間、同じ部屋で話しました。英語を同お勉強するか教えてるそうですが、私は文化や教育のことを話してました。時々詰まると英語を直してくれました。なんだか得したような。「日本人は貰うばかりで与えることをしらないからエコノミックアニマルといわれてる。」と言ってましたね。日本発信で文化を提供する努力をしないと。

 東急は店を改築中でほとんど2割引だったので、お台所の汚れすぎたものやキャンバス地の箱など買いました。お昼にしっかりベーコン卵を食べてしまったので簡素なサンドイッチが夕飯です。グレープフルーツを飲んで、そろそろやらないと!


 只今、家中掃除中ですが綺麗になった暁はお呼びしますね!
いつになるやら?ごみ屋敷の住人より