August 30th, 2007

人間は幸福でなければならない!幸福な人が好き!

 今日は、美容院に行った。
いきつけの年中無休のところで、いつも担当してくれる人もいるので気が楽。
ここのところ、休む暇がなく出かけてるので、睡眠は5時間なくて眠い。でも、どうしても私の哲学で綺麗にしてないと会いたくない人がいる。
親切な美容院はハンド・マッサージとか髪にやさしいアミノ酸とか、新種のシャンプーとかで信じられないほど時間がかかる。それが、美容院嫌いな理由だ。

 友人のお嬢さんがパリに語学留学を3週間する。それで、お餞別に絵本を4冊ギフトした。
フランス人のホームステイ先の人がいい人ならあげてね。そして、「私の百人一首の飾ってある美術館にも行ってね。ロダンとマチスのコレクッションで有名なところよ!」と美術館の招待状も渡す。

 私達はかれこれ20年近いお付き合いだ。互いの子供も大きくなった。
 謙遜してるけど優秀なお子さんで、どんなにお金をかけて投資しても実りがあるというものだろう!

 私達はお茶をして、冷たい夏の雲丹と海老や貝のスパゲッティを戴いた。そして、さらに熱いコ-ヒーを。

 彼女の習ってるヨガの先生の新しい本を戴く。ロンドン在の先生だ。
私は娘の訳した「コノハナサクヤヒメ」を彼女とお嬢さんに、「宇津保物語」と「コノハナサクヤヒメ」をパリのホーム・ステイ先にプレゼントした。「日本のことを知ってほしいから。」

 彼女は可愛い星の形のゴディバのチョコのセットとクッキーの箱を綺麗に包装リボンかけしてくれた。身のまわりの人たちの話。そして、それぞれの常識論。

 彼女の聡明なお嬢さんは「お金持ちで教養ある人でなければ伴侶に相応しくない。」と言う。
私の娘は「愛があれば貧しくても!」と言う。

 私達は世間的には大変幸せで経済的に困ったり、伴侶の浮気で泣かされたりもしない。
私は平凡嗜好で、あまり有能でないので有名なアーティストでもなければ、聖人からも程遠くいい加減な信者で、家庭的でもないので掃除などの家事も上手くない。だから、これだけでも僥倖なので多く望んではいけないと自戒があるのだ。

 彼女は美しい人で髪もセットをしているし、爪もプロの手でマニキュアが綺麗に塗られてるし、普段でも指や腕や胸にダイヤをつけてる人だ。絵を描く私は爪の手入れはまったくしないし、普段はダイヤは身につけない。美容院嫌い!
でも、お互いにそんなことは気にしないし、互いが幸福であることを確認するお茶タイムだ。

 美容院で「VERY」という雑誌を見ていたら、祖母、母、娘がだいだい綺麗に身支度し、宝石などのお宝紹介や形見の特別の食器を披露する話や自慢のお台所をたくさん紹介していた。白金、港区、芦屋、品川、六本木などのマンションや1軒屋に住む、美しく豊かな暮らしをする都会の人々とアクセサリーのような身奇麗な子供のスナップ。この勝ち誇ったような幸せ空気は私は嫌いではない!むしろ、こんなに素直に美しいものと可愛いものに溢れ、犬を連れて散歩する姿は多くの若い女の子の夢の実現なのだろう。そして、ご丁寧にどうしたらこのような生活ができるかアドバイス!

 暗くて棘棘していたり、妬みでその無邪気さを批判する人より数段私は好きだ!

 人間は幸福でなければいけない!
 私は今日強く思った。

 幸福だと人の幸せを喜べる。
 他人をあるがまま受けいられる。
 他人を変える必要なんてないのだもの。

 私達は誰も比べる必要はないし、私はどんな人をもそのライフスタイルを蔑んだり無視したりした覚えはない。私は独身で神に仕える人を本当に尊敬しているし、波乱万丈でくっついたり別れたりの人生の面白さもかなり好きなのだ。シングルマザーも大好き!
だから、凄いな!かっこいいな!と思いこそすれ差別したことなんて1度もない!
一芸に秀で他人も無芸の人も同じ様に好き!だから、せめて無視したり傷つけたりはしたくないと思う。

 幸福な人たちってみんなそう!
お互いのいいところを探して上手に褒めたり、欠点は迷惑がかからない限りは言わない。
多少のことは人に譲る。それが幸福な人達だ!

 幸福でない人は?
 偉そう!
 自分が上でないと我慢ができない。
 他人の荒捜しをする。

 私はよく親切にした人にそうされて不思議でならなかった。
 あるときに母に聞いた。
 「〇〇先生の本を出すのに、先生に頼まれたからあれだけ駆けずり回り足を運んで出版まで漕ぎつけたのに、『あんたの気から悪いオーラーが流れている』と言う。どうしてそんな嫌なことを言うのだろう?」
 母は、
「大きな顔をさせないためだ!」と言った。
「別に原稿を出版社に運んだ程度のことで大きな顔なんかしないわ。」と私。
 〇〇先生の奥さんは、私に会う度に、
「お蔭さまで、本が出ました。」といい。
 〇〇先生の方はセクハラや、
「もっといい出版社から出したかった!」
と文句たらたら。

 不思議なのはその先生も本にはね。
「感謝が大切です。無欲の勝利。奉仕の精神。」って書くのよね。
 
 私は幸福な人が好きなのは、綺麗ごとを言わないから。

 やってることだけを見ると謙遜な人。
 奉仕の人。
 感謝の人はわかる。

 今日の友との会話。
「他人のただ働きが当たり前だっていうのは可笑しいわよね。」
「自分がしたいとき、他人に頼んだら私はペイするわ。人の時間と労力を使うのだもの。
「そうよ。私も言ったのよ。それで、今まで無料だった仕事が10万円の謝礼をするようになったのよ。」
「私もどうしてもわからない。自分が凄くって他人が自分に仕えるのが当たり前って言う考え方。」
「ボランティアならいいのよ。『自分にやらさせてください。好きでやったのですから。』ならね。」

 最近のニュースは怖い。
 ただ歩いているだけで、拉致され殺される。それもたった7万円を取るために!

 その被害者は被害にあうだけのことをしたのか?
 「いいえ。」私は断言する。
 加害者は悪いが被害者は悪くないのだ。
 気づき?
 道を歩いていただけで?
 人間には考えられない程度の低い人がいるのだ。

「私は富まなくてもいいわ。普通の暮らしができればいいの。人を食い物にしたり騙さなくても生きていける程度のプライドが持てる普通の暮らしができれば。」
「そう、そう。さあ、家に帰りましょう!」

 そんな風に話ができるので、20年近く付き合ってこれたのだなと思う。