September 17th, 2007

マリンバ イン ギャラリー!

 マリンバ イン ギャラリーが始まった!




6人のアーティストがマリンバ奏者の吉岡孝悦さんに声をかけられ、作品を提出して、その絵のイメージにそって吉岡さんと中川さんが作曲と演奏をし、2日間に渡ってプロジェクターに投影した作品を一人15分づつ見せ、吉岡さんと中川さんの演奏を聞かせるコンサートである。今年で8回目。
 これは、結構大変な試みだ。
 演奏家は特に、事前に作曲のほとんどの演奏をお二人で合わせ練習され、当日は多分にアレンジの要素を残し、演奏される。

 私の宇津保物語だけはナレーターがつくので、吉岡さんの家で事前の打ち合わせがあった。
それで、かなりリハーサルを入れると幾度がお二人の演奏を聴くことになった。

 おふたりとも洒脱なプロ!
 それで、遊びムードもいっぱいの楽しい演奏!
 6人のアーティストはそれぞれだから音楽もそれぞれになった。
 
 一人のアーティストさんが急病で入院され来訪されなかった。
 女流画家の生活は厳しい。
 無理が重なると思いもがけずそんなこともある。

 私も今回はきつくて、美容院どころではなかった。
 時間と肉体的な疲労がピークだったから、美容院を削ったのである。
 気が付くと、洋服も買う時間もなかったので
 あった白いスーツを着たら、サイズがきつくなっていて娘からもクレーム。

 それやこんなでヘロヘロだった。

 今日は睡眠4時間くらいでマリンバのコンサートをする会場にいったので、「体が持つかしら?」と不安だった。
しかし、11時半頃に着き、画家達とおしゃべりしている間にとても素敵なことが起こっているときがついた。

 私と今回の出品作家のひとりの田所さんは3年くらい前から知っていて、アメリカから帰って「日本流の金箔の貼り方」を習いに探し当てた恵比寿の読売カルチャー教室で、通って教えてもらったことがあったのです。
 私や生徒の何人かはアートが本当に好きで、授業が終わってからも夕飯をいただきながら、40代50代が学生のようにアートの話をするのが慣例でした。当時、私の家では主人が油絵の具の匂いを嫌い家で描けなかったので、金箔の貼り方を習った後も油絵を描きに通ったのだっなた。しかし、大変忙しくなり疲れが出て通いきれなくなり、そのときの私は正直すぎるというか「ここでは、絵が描けない。私は遊びでやってるのではない。夢がある!」と啖呵を切ってやめたのであった。そのとき、「私にも夢があります。」と田所さんは言い、明らかにむっとしていたのであったが、なまじっか穏便にするとずるずるとやめられなくなり、私のアートへの厳しさが揺らぐ危惧があったのである。しかし、心の奥低で互いの純粋性や真剣さを読み取っていたと思う。

 さて、世界は狭くこうゆうところで再会となったのだが、前向きに双方とも努力していたからこそここで出合えたのだと思う。そして、やはり、昔のように絵の話が続けてしているのだから。田所さんはますます純粋に見え充実した感じがした。私も母が倒れ父のお世話もしている身で、絵を描く状況が決してよくなったわけでもないが、前に前に進んでいる友人との話はやはりいいものである。良かったな。いいとき再会してと思った。

 一方、マリンバ奏者の吉岡さんとも数回目の出会いながら歯車が合わない感じがいつもしていた。
何か私とは違うものを見ているような、本当にコラボレーションをする意味もわからないまま今日を迎えてしまったのである。勿論、プロフェッショナルとして、演奏も作曲も素晴らしい。そして、私の「宇津保物語」にピアニストの中川さんと息のあった即興現代音楽アレンジの楽しさ、技の驚異的な動きなど文句はないのであるが。
しかし、不思議に吉岡さんの気持ちが手に取るようにわかってきた。「吉岡さん、田所さんの絵のときが、もっとも乗って演奏できていたのではないの?」「そうなんです。今日はそうだったのです。」
吉岡さんも嬉しそうだったし私も、「私は音楽は素人なんだけれど、今日は彼はここで乗ってたし、昨日は違っていたことが分かる。そして、それだけ、音が生きてるんだろうと思った。」

 今日は、年に1度ある8回目のマリンバ イン ギャラリーなんだけど、大変混んでいて昨年も1昨年もこんなに混んではなかったそうだ。そして、終わってドリンクタイムになって、皆の感謝や感激の言葉をたくさん戴いた。「こんなに贅沢な1日はなかった。」とか「素敵なお話で幼稚園の子供達に話して聞かせたい。2冊本をいただきたい。」とか、私の希望どうりの夢の展開になった。小さい子に音楽や日本のことを知ってもらいたいし日本人の誇りを持ってもらいたい。そして、天使ビルでであった「マリアの会」の方たちが来てくださったことや、愛の茎のご縁の母子に来ていただいたり、懐かしいご縁が繋がって幸せが広がっていくのが分かったのが嬉しかった。

 蚊帳教会でご一緒だった千絵さんは村田さんとおたえさんはみぃちゃんやかのんさんと、友の山田さんの応援にかけつけてくださいました。私の家でも娘、父、姑と働いて留守の主人抜きで演奏会に出席だった。

 私もアーティストの方との交流を深め、ますます出会いに感謝を感じた。

 互いを尊重して、その人のために最良を願っていれば裏切られることはないように思えた。

 ご縁あって「宇津保物語」「マリア・コード」「コノハナサクヤヒメ」を買ってくださった方、本当にありがとうございます。日々、人様の好意に支えられ生きながらえていると痛切に感じるこの頃、ナレーターの山田益子さんの努力に敬服します。ご主人様の謙虚な応援。そして、バックを支えてくれるマイクの調整やライティングや額の設置のため脚立に乗ってくださった方達に高所恐怖症の私は心から感謝を捧げます。

 素敵な1日でした。