September 24th, 2007

錬金術!

 
 毎日、毎日、発見だらけ!


ギャラリー銀座1丁目に行く。
錬金術の講演が3時からあると、松岩さんからのメール。そして、高師さんからのメールのお礼状がきていたので、
お返事代わりに電話をした。文字化けして読めなかったので、重大なことを見逃してはいけないと思ったから。
ついでに、今日「錬金術の講演会』があると教えたら、行く問い言うので、12時に和光で待ち合わせてお昼に寿司を戴き、ほとんど自分の客室になった例の珈琲屋に行く。
 高師さんは後輩で油絵を習ったそうだ。10年くらい前にご主人をなくした未亡人。お子様二人は大学生でお母さんとしても忙しいようだ。そろそろ再開で、来年春には個展をするとか。

 高師さんの参考になればと安い銀座の画廊を案内する。そして、松岩さんと偶然会う。大田黒さんにも会うが糖尿病で入院していたとか。画廊のオーナーも糖尿病とかで、愛の茎の話をする。

 3時近くなったので、銀座1丁目画廊に移動する。
 錬金術のお話は大阪芸大と武蔵野美術で教えている松本夏樹さん。
 スライド・ショーとお話。それが実に興味深い世界。
 そして、お初にお目にかかる絵画の面白さ。
実にパターン化されている。主に見たのは18世紀のドイツの絵画。
黒、赤、白が基本カラー。そして3角。今日はウサギがでている絵が多かったのだが、ウサギは早く飛ぶので、結界を越えるシンボルのようだ。そしてフラスコ。鉛を金にするはずの錬金術はむしろ道楽者のお金の浪費的な遊びに支えられている。

 ワインとお茶。そして、富山のお菓子が出る。
 3人の画家達の作品展示を企画したのも松本さん。
 小原 信博、小崎 泰嗣、鈴木 伸明。
 それぞれ、丁寧な変容を金属、オブジェ、和紙の染めで見せてる。
 松本さんの奥さんは画廊をしているようなので、作家の発掘や育成も仕事なのだろう。

いろいろ、興味深いポイントが。
権力から自由に発言する。パブリック志向をしていっると権力にからめとられる。
バチカンは強かで敵うわけが無いが、民衆のそれぞれの個人のやり方には恐れるはずだ。
メジャー志向をしない。2級を楽しむ。ただ楽しんでいればいい。

 質疑応答があって、酔狂を楽しむ人が10人くらい。
 高崎のイヴェントを企画する人から案内を貰い、夏に蚊帳をつってくださいとのこと。
 10月7日からイヴェントをするので、まず下見にどうぞとのことだった。

 松本さんが、近江商人がなぜ成功したかというと蚊帳にあるという。
 滋賀県で蚊帳を創り、軽いが高く売れるとの事で、金もちになったとか。
 私の「蚊帳教会」を発注したのも滋賀県なのだ。
 幸先いいであいかも。

 それから松岩さんと高師さんで夕飯を戴くことになり、銀座三越の地下3階の食堂に行った。
色々の企画運営の話など。

 家に帰り、久しぶりに墨絵で20号のキャンバスに挑戦。気が付くと4時間たっていた。
自分の名をいつものように検索すると、初めて見たのだが、文月展のときに一緒にグループ展をした
「きんすなご」さんの虫食い日記がでてきた。

 2007年7月31日(火)
 4行ぐらい私もことが書いてあったので、びっくり!
 軽く目眩がしたそうです!

 きんすなごさんは
 若い才能ある人形作家で、ファンがずいぶん訪問されていました。
 本の装丁をなさってるご主人と可愛い坊や。前途洋々ですね!
 
 自分は自分のことはわからないのでかど、よく日記に書いたといわれたことを思い出しました。

 若いことは素敵なこと。
 あるがまま、吸収できるし可能性がいっぱい。

 ひがんだり、焦ったりしない。
 それが素敵です。私はきんすなごさんの猫ちゃんの作品を買いたかったけれどお客様にチャンスを残したかったので、買わなかったです。やはり、売れてしまった!

高齢者虐待1万2500件!


 9月22日の日本経済新聞を読むと神戸の高校3年生の自殺の隣に高齢者虐待の記事が記載されていた。

 子供たちが弱い者虐めをするのと同じように大人たちは自分の弱くなった親や妻を虐めているのだった。寒々とする話である。
 詳しい棒グラフによると、虐待のトップは身体的虐待で、心理的虐待、介護など放棄、経済的虐待と続く。

 被害者の4人に3人は女性で、80代が4割を占めるとの事だ。
 
 残念ながら想像できる話だ。

 加害者は夫、息子、娘、息子の妻と続くらしい。

 人間はどうしてこんなにも卑劣なのだろう?
 いいときは放っておいても弱くなったときはそれなりの思いやりを持つのが人間らしいいことなのに。弱い者いじめを家庭で見てれば、子供も学校でマネするのは当たり前だ。

 身体的虐待は殴る蹴るとのことだ。
 弱い年寄りをいい大人が殴る蹴るするのは地獄のことだ。
 私の家にも老人がいるし、里の老人介護二人を引き受けてる身としては老人と付き合いのにも年季のようなものがいることだ。
 兄弟4人いるが、子供の頃祖母や祖父と万博行ったのも一緒に母親と国内旅行したのも私だけだ。それで、私は母が倒れる寸前の待ち合わせには1時間くらい許容した。相手のことを考えないタイプの母は私が何時間待とうが気にならないが、反対の場合は大変だった。
母はデパート歩きが大好きだったので、待ち合わせはデパートの食堂だった。子が育ち、教育費もかからず子も自立していたので、晩年の母の懐具合はとても良かった。
 私はアメリカから帰って驚いたのは、三越の店員が「〇〇さま、〇〇さま。」と各階にムレをなしてお辞儀をすることであった。そして、年相応に母は鷹揚に接待されれば小さなものを買った。なくては困るものではないがあってもいいようなもの。大金ではないが、結構馬鹿にできない値段のもの。

 母は太っていたので洋服はオーダーだった。誂えるので、布地やボタン、刺繍や手の込んだデザイン。私はデパートはお金をとるために老人にずいぶん手間をかけたデザインをするのだなあと感心した。母もいい値段になるので、「あそこは怖い。」と特別誂えのコーナーを避けて歩くようになった。私も娘も商魂の浅ましさに酷く驚いたものである。
とにかく、ぴたりと張り付いて年寄りの善良さや淋しさに取り入ってくる。豊田商事でなくても売って何ぼの商業なのだ。私達がアメリカにいる間、一人で買い物をしていた母は淋しそうに見えたのだろうか。私達が帰国以後は毎週1度火曜日かならず三越だった。それで、お茶したり洋服を見たり1日過ごすのである。

 母はクモ膜下で倒れ、意識のないまま入院中である。
 娘が言うには看護婦がいい玩具にして、髪を奇抜にゆったり、目を「ピロ~ン」と言って
横に広げてたりして遊んでいるという。私の前ではしないが、若い娘の前では気が緩んでそんなことをしたようだ。

 息子が母を虐待というのはわからない。増して、身体的虐待はかなり恥ずかしいことである。しかし、見聞きしたことがある。年老いた両親を台所の床に泊めたというのを聞いた。
立派な社会的地位もあり、家も建ててくれた両親をだ。
娘が母を虐待というのはよほど幸福でない人生を送っている娘なのであろう。

 私は母と相性が悪かった娘である。でも、相手が60歳近くなった頃から赦すというより、人間として労わる対象として優しくしてきた。それで、何でも赦すことができたし1週間に1度の覚悟として3年くらいかなあ。自分なりの親切をしてきた。森光子の「放浪記」を見たり、歌舞伎のチケットをよく買ったものだった。なぜかなあ。もし、悪い方の感情を出して、弱くなった老人を虐めたりしてたら、自分が好きになれないだろなあと思う。そして、人間としての今までの宗教や多少の学問や教養が全て嘘になり、自分に自信がもてなくなるであろうなあと思う。

 夫の妻いじめはみっともないなあ。
 老人になって醜くなって体の働きが悪くなって虐めるだなんて人間性を疑う。
 意外といる。表では地位があったりヒューマンなことを言ってる人がね。

 ホームレスさんに同情の気持ちがわくのは、家にいられなかっ事情のある人がいたんだと思うからだ。老人になったら身体や精神を虐める人ともう、我慢することないよと私は言う。

 ずいぶん淋しい気持ちで耐えてきた老人がたくさん黙って死んでいったと思う。

 あるときに成田で偶然あった老人の荷物を持ってあげたら、「一緒にご飯を食べよう。」と着いたバスの停留所の品川で言う。そこで、ご飯を食べたら、そこで撮った写真があるからと電話かかってきて「田園調布の教会」で渡したいというので、出向いた。又、一緒にご飯を食べたいというので、食事しながら、「ご家族は?お嫁さんとご飯を戴いた方が私と食べるよりいいですよ。」と言ったら「寄り付いてこないものはしかたがない。」と、又来週もお昼を食べたいと言う。長島茂のすぐそばの家で初めて長島選手の家が分かったのだけれど、こちらも体はひとつで暇でないし、田園調布は遠いし、元気なんだからご主人と一緒に食べてって言う感じです。

 だから、お嫁さんも息子さんも他人に自分の家の老人の世話をさせてはいけないと思う。
淋しくない程度に構ってあげてくださいと思う。

 経済的に裕福でこんなだもの貧しいところはもっと悲惨なのだろう。

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 新聞記事の左は高校生が同級生何人かの金銭の恐喝で自殺し、右は老人を若い身内が虐めている記事である。

 他人が関われないようで、絶望の谷間で涙する人がいる。
 やはりね。限度が過ぎたら他人も言っていい気がする。
 死んでからでは取り返しがつかないもの。
 後悔してももう取り返せないもの。

 どうして、日本はこんなになってしまったのでしょう。
 経済的には裕福な国なのに衣食足って礼節を知らないのだろう。

 不思議!