November 27th, 2007

「呉清源」極みの棋譜 THE GO MASTER!

 今日は朝から支払いに銀行に行き増した。新しく出た小林正観先生の本を買いに隣町の本屋さんにも行きました。
夕食の支度をして一端,家に帰りあるもので昼飯を済ませ、有楽町へ。途中正観先生の本を読みながら座席にいました。

 弟に会って実家のことで報告と意見を聞き時間の折もちょうどよく4時から、かねてより観たかった「呉清源」を観ました。和光の裏の「シネスイッチ銀座」はいかにも囲碁ファンと思われる品のいい年配の客がおられました。深い内容なので座席の3分の1位の入りでした。


 最初のシーンは現在の呉清源夫妻の小田原のお家で談笑する風景です。美しく老いられたご夫婦の品格に良き晩年を感じました。何百年のひとりの囲碁の天才といわれてる方です。
私は囲碁は分からないのですが、父が毎日のようにしてましたので馴染みな世界でもありました。
 呉清源は中国に生まれ昭和3年、14歳で日本に囲碁のために来ました。半世紀を時代とともに囲碁の静かな世界を語ります。天才といわれる非凡な頭脳と囲碁への真摯な態度。彼の人生には二つの大切なものがあり、それは囲碁と真理だというのです。まるで道のように厳しく自制された生涯。戦争もあり交通事故にもあう。そして頭脳を酷使しての囲碁の戦いに時には精神をギリギリのところまで追いこむ。帰化、結婚。彼にふさわしい他者からの手助けや敬意。以前、「呉清源」という本を読んだときに中国人差別もあったとかかれてました。孤独な生き方が揺らぎない道を最高に運ばせたのでしょうか?

 囲碁は中国で発祥誌4000年の歴史があるそうです。先を読む力や全体を把握する能力が問われるので古来より多くの権力者や知識人に愛されてきたそうです。
紫式部や清少納言もかなりの打ち手だったそうです。「ヒカルの碁」の漫画のヒットでブームにもなったそうです。私も娘と漫画本を早速購入し娘とカルチャー教室に通ったのでした。それはひと夏のことで娘が大学に戻り私も通わなくなりましたが。

 私は呉清源さんはあまりにも幼い時から早く道が決まり、又才能を早くから見出され全勝に近い勝負結果で人生を生きられてるのですから類まれなる幸せな方だと思います。そして、ご本人の自覚や誠実が非凡で、清々しい映画の印象と風格が感じられるのだと思いました。

 本を読んだときに彼の家では英才教育を施して幼い時に「易経」を学んだとありました。お父さんが日本に留学にしたときに囲碁を覚え、囲碁譜を死ぬ前に三男の清源に託したそうです。優秀な長男も次男もそれぞれ商売や学問の道で成功しておられるそうです。
 それらが真理を求める囲碁の道になったんだなと思いました。

 ワダエミさんの衣装と昭和の日本の静かな人の温かさと映画監督の若さが溶け合って素敵な世界です。
監督は田壮壮。主演は台湾のチャン・チェン。日本からは松坂慶子、柄本明、南果歩など。
日本語での演技はチェンさんにとって難しかったそうですが、呉さんも北京から来た中国人なので訛りなどは気にならなかったようです。

 どのシーンも日本家屋の美しさ、昭和の色の浅い着色、四季の恵がさりげなく漂いいい映画でした。

★私は自分の道に照らして考えてました。
 やはり真理を求めてるんです。
 何事もないがしろにせず誠実に生きることは、小林正観先生の「神様に好かれる話」にも宇宙の法則として正しいとあります。

 誠実に突き止めて囲碁を打つとき神の助けがあるようでした。
 呉清源さんを実際に見た方は気高いオーラーを放っていたとありました。

 素敵な師です。
 素敵なお手本です。
 あやかりたいです!