February 6th, 2009

いつも見ている天がある!天の加護に護られて!

縷衣香「二十四孝」物語より


 貧しい青年が親の葬儀のために自分を奴隷にしてそのお金で葬儀代を工面した。
奴隷となって借りたお金を返す決意で道を歩いていると見知らぬ女が立っていて「嫁にしてください。」という。嫁は古い織り機で奴隷の背負い人のとほうもない枚数の織物を織り出した。
それで、解放された青年が自由に感謝して背負い人のところから帰ってくると、嫁は、「私はあなたの親孝行に感謝して天が地上に派遣したものです。天のあなたへの恵みです。それでは。」と天に帰っていった。

☆今日の日経新聞で「円天」のことを「打出の小槌」を求めた人たちの現実感の欠如が書かれていた。この世にほしいものは願いの叶えられる打出の小槌だが、そんなものは無いのだと。

 しかし、古今東西、伝承された御伽噺には無償の愛や心がけには天が妖精が聖母がキリストが聖人が助けてくれるというのはザラだ。

☆だから、美しい心というものは強いのだ。
どんな童話でも夢に到達するまでには途方も無い冒険や試練があって試されるのだ。

 「二十四孝」物語にでてくる少年や青年や嫁たちは弱者であったが、心気高く類稀な孝行を親にする。彼らは現実の人で歴史に残ったような破格の出世物語の主人公だが、成功するものには共通な心がけを感じる。
他人の心を大事にする。
他人のほうを優先する。自分が飢えても殺されても貧しくなっても。
それは持って生まれた特性なのだろうか?

いつの時代でも弱い者を食い物にする人も多いのだ。
しかし、その心を普通の大衆は読み力になってはくれない。打算でいい人ぶっても化けの皮ははがれる。
それが多くの詐欺事件の露見や犯罪者の末路で分かる。

☆戒めなければならないのは他人の心ではなくて自分の心である。
このように厳しい不況状況になり誰でも見栄をはれなくなった。
昨日までのブランド漁りも他人がさほど評価してくれない。それどころではないのだ。

☆教育費は削らない今時の日本の家庭だが、教育費の削り方まで雑誌で特集されることとなった。目に見えない成果だが、人間の不平等の始まりが教育だという。
ハワイの副知事をしていた日系女性が「ハワイでは人種の差別は得たことはなかったが、貧富の差別を受けたことは多かった。」という。オバマ夫妻とは知り合いだそうだ。
 母親の離婚でハワイの親戚が呼んでくれて辛酸をなめながらもハワイ大学と本土のロースクールに行ったそうだ。奨学金を得たが教育問題を主に専門にしているようだ。

 大衆の無知は権力者にとって好都合だ。
 自分が貧しくて苦労しないとなかなか貧しい人たちを何とかして救済しようと思わないようだ。
 しかし、現実には貧しい人たちもちゃっかりさんが多い。
 アメリカでも奨学金で授業料援助されていた家族も家は貧しいがかならずヨーロッパ旅行をしていて、お金持ちの別荘に終末は通い実質はかなり優雅だった。
要領が悪いと授業料は自分で払いながらもアクセクでそれだけの人生もある。

 若い時から苦労した人たちは甘く生きている普通の人より何倍も世間を知っている。
 その世間知らずたちが人間らしい欲望「もっといい暮らしがしたい。」でひっかかるのが詐欺なのであろう。ずいぶん被害にあっているようです。

☆それでも信じる天の法則。
 どこかで人生は辻褄があってほしいという庶民のささやかな希望。


 掃除が終わって洗濯ものも畳んだし、少しは建設的なこともしなくてはいけないので、これから大きなイーゼルを買いに「ユザワヤ」に行ってきます。
3月までにあといくらか使わないと15%引きサービスが10%サーヴィスになるそうです。
大きな作品を描くために野尻湖コテージの2階はアトリエにしたので一つぐらい買って父の家のガレージに入れておいて貰おう。
 

大きなイーゼルを買った!

 今日はユザワヤでレンブラントと言うブランドの大きなイーゼルを買った。
見本で17万円で、取り寄せたら値段が上がり25万円くらいになっているという。
バラバラにはずせるらしいので自宅に宅配便で届けてもらうことにした。
17万円の見本のが消費税が付いて、さらに15%引きなので一応10万円くらい得をしたことになった。
 大きな作品がとにかく描きたいので無駄遣いとは思わない。それなりの作品を作ることです!

☆すべてに時ありだが、ボストンの母子家庭時代の4年間は芸術三昧でした。
毎日、学校でも自宅でも絵を描いていた。隣のボストン美術館へはいつも学生証で無料で出入りできたし、エリザベス・ガードナーの美術館だって学割に安く行けた。
毎学期1流の先生達にも批評していただけたし、全体的にとても水準の高い暮らしだったが、日本に帰ってみると、主人がお風呂場のタイルのめじをカビで黒ずませたり、沢山の荷物を家の中に納めるのが大変で、そうこうしているうちに母が倒れ、父が倒れ、姑がこけて大変なことになっている。

 なんだか、アーティストとしては泣きたいくらい。
主人も私が趣味で絵を描いている程度がいいらしく、ボストン美術館の先生も家に来て説得してくれたのだが、隠れアーティストとして家の隣の向えのマンションにプチ・スタジオを借りて隠れて3年間、ばれて今日までやっているのだが家の雑用が半端でないのだ。

 だから、高いイーゼルを買ったのは私の今後への心意気だ。

☆パリに住むいろいろなアーティストを検索しているとどこも同じだなあと思う。
それは、画家の嫉妬や画廊の儲け主義への不満である。
うっかりすると潰される。
嫉妬のためのボザールを中退させられた画家がテレビのドキュメンタリーで紹介されたそうだ。
 彼は直接に自分の絵をほしい人に売ったとかでパリ中の画廊に干され個展も長く出来なかったと言う。もう自殺するつもりで最後に描いた「遺言」という絵が評価され、今はコルシカ島で豪華な1軒屋に住み、フランスから最高の勲章を2個貰ったそうだ。
彼の父母は亡くなり、女性にも裏切られたそうで子供もいないようだ。

 とても才能のあった人でフランス留学もフランス政府の給付留学生だった。それで、ボザールの学生に憎しみをもたれるほど優秀だった。

☆本当にアメリカでも日本でも、芸術ってもっとも崇高なものなのに実際では並みの神経ではつづけられないほど大変な人間関係が求められる。

 時々、やめたくなるほど。
美しくない現実の人間の心。

 それでも、また立ち上がって頑張られるはやはり好きなのと何か目に見えない応援後からだ。

☆イーゼル以外は極めて現実的に調味料セット(おしょうゆや食用油や蟹缶)がメーカーのものなのに3000円が半額になったので買ったのと、今夜の夕食の支度だ。
娘が帰ってこないのでこうしてブログで頭を整理しているのだが。

☆アーティストは今、みんな頭を抱えていると思う。
画廊が売ってくれないというブログも合ったし、顧客だって好みがありますからね。

 私の先生は「絵を売らないで持っていなさい。」と指示。
それで、ちいさな絵本とかもトリョーシカとか豆本とかを売ってますが、大作も描けない状態なのでこれからは時間も作ろう。

 コルシカ島の画家はピカソの「自分のような画家になる。」と予言されたのが、心の支えで生きてこられたという。

 私?
 私も多くの励ましの言葉を心に納めてます。

 これからプチ・スタジオに行ってキャンバスを別のイーゼルにおいてみましょう。
 
まだ、油絵を習いたての頃、風景画のクラスをとって1月単位でいろいろな所に行って描きました。初めはボストンの思い出になればと描いていたものです。