February 19th, 2009

切ない旅の終わりに!

 「無言館」「信濃デッサン館」のオーナーの本です。水上勉さんの息子さんだったと30代の半ば過ぎにわかって対面しました。明大前は彼の育った場所でそして酒場や画廊経営者として住んでいたころの場所です。切ない生い立ちで貧しさをはじて本当はお金持ちの坊やだと嘘をついていたそうです。でも、魂のどこかがとても豊で受け持ちの先生が高校受験を貧しい育ての両親に願ってちゃんと立派な私立を出てられるのです。夭折した画家の多くは体が弱かったり、貧しくて栄養に恵まれなかったりで、そんな人を愛しその人達の作品を集められた彼はとても豊かな旅の終わりにいるようです。

 彼のおかげで多くの立派な日本の画家たちを知ったと思います。決して権力に媚びない貧しいけど絵が好きで好きで描かずに入られなかった若くして死んだ画家たちを思うと、頑張ろうと思うのですが。

 

 ようやく届いたので早速読みました。彼女は実に厳しく芸能人アーティスト批判をされますが、彼女自身もアーティストで、やはり恵まれた方だと思いました。
芸大受験の方法を読むと、これでは絵の才能を見れないのではと個人的には思いました。また、現代美術アーティストは私も時代的にいつも背景にあったので思うのですが、どなたも多少の挫折感があるのではないかと思います。
 最近、読んだ東郷青児さんやドイツ人の弱い人達への思いやりを持った画家ケーテ・コルビッツさんの考え方のほうがあたしには分かるのです。青児サンは2科展で19歳で特選を取ったような人ですが、民衆に分かる安い作品を作ってました。コルビッツさんもポスターなどを手がけ「芸術家がポスターを低いものとして扱うけれど趣旨の反しない限りちっとも品位を落とさない」と貧しい人への母乳のシェアや社会意識を問うものに協力したのでした。
 大野さんはよくわかりません。でも、きっとお嬢さんで例えば講師と掃除婦だったら講師を選ぶ方(現に講師)だとおもいます。コルビッツさんはドイツ社会の底辺で働いていたアフリカ系の女労働者や強姦された戦争で負けた国の女性達を描き、ご主人のお医者さんも貧しい人を無料で看ていたほうでした。
貧しい労働者のほうに心を寄せられた方だったと思うのです。
芸能人やそのファンは決してインテリ階層ではないのではないでしょうか?そして、その方達の夢がパリの画家だったり芸術家だったりしても滑稽だとか身分不相応と言うよりは、私はその気持ちが分かる気がします。普通の奥さんが絵を描いても、日当で働くような層の人がアーティストだっていいではないですかと思うのですが。とにかくよくわからなかったです。

 鼎さんの画集は持ってます。凄く恵まれた方でアメリカにも行き、フランスにも行き、若くしてパリで亡くなり、奥様はご主人の骨と幼くして亡くなった娘さんの骨を持って帰国されたような。
彼のロザリオの置いてある絵が気になってます。鼎さんと槐多さんが従兄弟とかは知りませんでした。
今夜、読みたいと思います。


 とうとう全20巻読みました。
 凄い本です。
 ためにもなります。
 怖ろしくなります。
 生きるのに巨大な敵がある。それは大きすぎて正体が見えない。
 でも、泣いてる人がいる。
 ほんの少しの弱さから。
 主人公のお父さんは息子を大学にやる費用を作るために詐欺にかかり一家心中をして、生き残った青年がクロ詐欺です。普通の詐欺をやっつける詐欺がクロ詐欺です。


☆「大人の休日」の3日間有効のチケットがまだ残っているので、1時半に家を出て大宮まで行きました。日曜日に古河市に行くので、どんな時間配分が必要なのか調べに行ったのでした。
大宮から宇都宮線で30分でした。3時にはついて街をぶらぶらして肴町というところで大変流行っているお惣菜やさんがあったので、入ってみました。「豆腐揚げ出し」や「ピリ辛蒟蒻」や玄米と白米のお餅屋、草饅頭や桜餅を買いました。古い蔵のあるいい町でした。それから娘と夕食を食べる為に、又JRに乗り5時半には家に戻り一緒に和食を食べ、6時半からの中国語の授業に出ました。
 なかなか中国語も難しく、今度の木曜日で冬学期は終わり、2ヶ月くらいの春休みになります。

 娘は「ママはタフね。こんなに短い間に遠出をして、これから中国語にいくなんて。」と言いました。
わずかな時間に洗濯物を取り入れ、寝具を替えたりしますが、自分でも「変よね。」とは思います。
ようは今日のJR線代を無駄にしたくなかったのと、せっかく細かい古河市の情報を郵送してくれた千絵さんの好意に応えたかったのと日本の古い街が好きなんですよね。

 日光街道だったらしい。
 そして茨城県のその町の店は普通の日なのに眠ったようだった。
 上着が1000円とか物価も安く、でも荒んではなくてのんびりいい人の多そうな街だった。
桃の咲く頃がいいらしい。街の活性化に努めてラーメン屋さんたちも7福神巡りの計画をしたり、千絵さんも22日の「母べえ」の映画会をやるらしく、あちこちの店のガラスに黄色のチラシが貼ってあった。
やはり東京に比べると地味かも。でも肴町のお店は本当に美味しかった。

 乗り継いだ新幹線の中で「クロ詐欺」の20巻目を読み終えた。
 切ないけれど何だか勇気が出てきた。
 
 長野で見たコルビッツの作品に天使が羽をかざして人の背後でささやいているのがあった。
 それは「貧しい人たちのために闘え」っていうささやきだった。
 
 クロ詐欺の主人公も本当の親の敵を探している。
そして傷ついても、それしか生きる目的が無い。
美味しいご飯も若者らしい遊びもすることなく。

☆多分、スターといわれる人達は皆、ある哀しみを背負っているのではないかと思う。
日本人でなかったり、苦しんだ生まれだったり。
それが民衆の中の痛みや哀しみと共鳴するのだ。
私の分身が晴れがましく歌っている。
あんなに素敵なドレスを着て、あんなに素敵な暮らしをしている。
そんな彼や彼女を応援していると自分もそうであるかのような晴れがましさがある。

☆今、電話があった。
ドイツのグリーンハーマン社と言う会社で手作りのテディ・ベアが入荷した。
オバマ大統領のテディベアがようやく入荷したそうだ。議員の数しか制作してなくて4つのうち番号を選べるから選んでほしいという。テレビ局もやってきたがお人形がまだ入荷してなかったんだって。

 家族は笑うけど、オバマのテディ・ベアは本当に可愛いの。ブルーのシャツに紺色のズボンに赤いネクタイで、アメリカ国旗の旗が襟についている。足には2009とあります。茶色の熊さんもテディ・ベアとしては普通なのだけど、オバマの肌の色です。

 やはり、この人形から勇気がもらえるから必要なのです。

☆人生には切なさが付きまとう。
でも、ほんの少し何かできる。
その誰にでも架せられた、やらなければならないことをしっかりやるために人間は生きているのだと思う。