June 15th, 2009

「レスラー」を観る!

 ずっと407号室から204号室まで本を運んでいた。本ってつくづく本当に重い。
ほかにすぐ暮らせるようなお布団やかごなども。それで5時ころになって、肉体労働の単調さに嫌気がさしてきたので、主人と娘が夕飯はいらないというので、思い切って有楽町に行った。
ヴェネア映画祭の金獅子賞に輝いた「レスラー」は7時45分から。
 
 時間があるので持っていたデパートで使える商品券をキャッシュにした。そのほうが使い道がある。それで、G2ギャラリーまででかけた。画廊は閉鎖していたが珠ちゃんはいた。それでいろいろ話をして、時間になったのでスーパーで簡単な軽食と飲み物を買って座席へ!

☆「レスラー」はWWEの試合でも「レッスル・マニア」に出るとか出ないとか話題であったので、かなり前から知っていた。そして現役のWWEのレスラーたちが20人ほど映画の中にさりげなく出てくるので面白かった。

 日本では広島で試合中に「ノア」の創立者の三沢社長がなくなったばかり。
 八百長前提のストーリーのあるプロレスラーはもっとも死者の多いスポーツだとか。
 パンフレットに書かれている批評家が「レスラーはキリスト」というコメントをしている。
 映画の中でもストリッパーの彼女が「パッション観た?鞭打たれて、血を2時間も流したのよ。」というと、レスラーは「そいつはタフなやつだな。」という。ファンの日常の苦しみや悲しみを癒すかのように命知らずのレスラーたちは苦痛に耐えるのだ。

 うん、少しアーティストも似ているかも。
A・カルペンチール神父様の母子のステンド・グラスやロザリオが最初だ。すべての仕事をささげるために!

☆「レスラー」の主人公を演じた役者は、華やかな栄光の後にすべてを失った暮らしをしていて、家族は動物だけだったとか。
 映画のレスラーも80年代にスターで雑誌の表紙を飾り、今でもファンに心をささえられている。しかし、20年後の今、体がぼろぼろになり試合は引退して、スーパーの販売員として貧しい生活を支えている。彼は家族を捨て健康を損ね、恋人も自分の子供を抱えるシングル・マザーだから分別があり心のよりどころを失う。

 実際の試合にはストーリーも観客をわかすための派手な演出は多いがそれでもファンのためならという命知らずの男たちの本気な戦いだ。この映画にはそんな舞台裏も暴露されてるが、観客はドキュメンタリーでそれを知っても減るようなことはなかったという。

 ファンも適役のレスラーも本物を使ったという。
そしてボクサー経験のある役者も3ヶ月のプロのレッスンにしごかれ怪我や不調は買ってないほどだったという。
☆ストリッパー役の女優も本当に人間の体は美しいと思われた。とてもかわいい情味のある顔の役者だったが、実際のストリッパーもそうかもしれないという普通の人間性を演じている。


 主演ミッキー・ローク
 助演女優マリサ・トメイ
 監督ダーレン・アロノフスキー