June 24th, 2009

「黒い福音」松本清張を読む!

 今年は清張生誕100年でマザー・テレサ生誕100年ですから、生きていらしたら同じ年齢なんですね。

 「黒い福音」を2日間がかりで読みました。
 これは実際に昭和34年の3月に実際に起こった事件を松本清張が小説にしたものです

 ここにでてくるサレジオ会とドンボスコ社は本も出しているし学校経営もしているので、結構知名度がある団体です。カトリックの方ならどなたも知っているでしょう。

 清張さんお洞察によると教会の資金作りを麻薬や宝石や金などの密輸で作っていて、若いベルギー人の神父と恋人になったフライト・アテンダントの彼女が密輸組織の命令に沿って動かなかった件で神父に恋人は殺され、カトリックは神父を護りベルギーに帰した話になってます。

 若い神父を指導し命令するのは日本語の堪能な上司の神父であり、独身の信者女性と聖書の翻訳をするために武蔵野の1軒屋で毎日逢瀬があります。そしてその1軒屋は信者の女性が戦争中にカトリックの聖職者たちが野尻湖畔に収容され、警戒が厳しく玄関から入れないのを、ひもじいでしょうと毎晩、野尻湖を泳いで食料を運んだ感謝として彼女に与えられたものだということです。
その彼女は奈良女子大を出て才媛で神父のつたない日本語翻訳を訂正する才能があり、重宝され信頼され、その神父の愛人とうわさされてました。

☆不思議なのはこの神父さんたちや信者に罪悪感が希薄だということです。
結婚をしない請願をたてて聖職者になったのに、普通の人間の暮らしをして教会の利益のためとはいえ、殺人や闇取引で利益をあげてます。そして捕まるときは日本人の信者に罪を被せてます。
 若いアテンダントが麻薬の運び屋を断るのはえらかったと思います。そのために彼女が殺されるまでに背負ったことは、最後の審判で評価されるでしょう。

 また権力の構造が、いかに計画、準備し世間の不可能を可能にしていく得体の知れない世界だということです。ほとんど貧しかった若い神父や両親のいない若いフライト・アテンダントを操り人形のように道具として使い捨てるのは驚くばかりです。

 教会利益のためにこのようなことは歴史上によくあったことなのでしょう。
貧しいとか親がいないということは悪い人間たちの思う壺になりやすいということでしょうか。
若い2人が恋愛を心のうちにおさえられるだけの分別があったら、ここまではいかなかったでしょうか?

☆今日はゆっくり髪を洗い湯船に入って、恵比寿に2人の女性と会うべく出かけました。2時45分ころで千疋屋さんも比較的すいてました。中国でのビジネスのお話がテーマでした。

 それから夕飯の支度をして、一端家に帰り、ヤマト運輸でダンボールを12号6枚10号2枚買いました。そして10時までプチ・スタジオで本を詰めていたのです。

☆悩みというのはコタツと2畳の畳マットがあるので野尻に持っていこうか自宅の地下に運ぼうか思案中です。こたつって便利なんですよね。
とにかくまだまだ6月中かかって整理です。ステンレスの金たわしで流しをこすっていたら、ニスなどきれいにとれて大正解でした。ほかになべ釜もあるのでプラスティック・ケースが2箱に、本箱用のダンボールが5箱くらいいります。

 それと確か教会で1000円で買った3面鏡があるので、これは希望者に無料でさしあげたいです。そのうちに写真を載せます。
あと6日間でなんとか片付くと思います。

 肉体労働のここちよさ!

 昨日見たテレビで70代の音大を出たおじいさんが毎日有楽町と渋谷と新宿のビッグ・カメラに現れて電動ピアノの演奏を勝手にしているんだそうです。それがうまくてピアノの可能性を見て買い物客も増えて話題になっているそうです。
 おじいさんは渋谷のアパートに6畳一間に住み、1人暮らしで年金生活者でピアノを持ってないそうです。演奏はそのときに作曲するフリーなものでテクニックもすばらしく秋にはCDをと専門かもいっているそうです。

 私がショックだったのはこれだけの技量を持つ音楽家の生活の厳しさでした。
蟻とキリギリスの話のようにアーティストの暮らしは過酷なものです。
それなのにどこか音大まででていれば美術家よりは生活が安定していると思い込んでいたのです。
ほかに若い元ジャニーズのタレントさんが架空の会社の失業保険を5,6万円不正にとっていたというニュースもありました。容姿もよくて才能のあったほずなのにそれほど生活が厳しいとは。

☆家の掃除には終りがないし、毎日なにかやるべきことがあって忙しいです。
力持ちからは程遠いヤセッポッチだった私でしたが、自分の仕事の荷物は自分で持つという生活が癖になって結構力持ちになり、体も普通になり、うっかりすると太るようになりました。
でも、本当に重いものを運ぶのには細いとやれないんですよね。それで少なくても引越しが終わるまでは食べてます。しっかりとね。

☆今日は曇りです。
 父の家に行く前に洗剤が切れてしまったので買いに行かねばなりませんし、プラステッィク・ケースやダンボールもまだ買わなければならないです。
でも、変なんですけどなんとなく楽しんです。
自宅の掃除も一手に引き受けてますが、この掃除をしても次の日にまた掃除をするという繰り返しで、誰にも評価されず何の記録にも残らないという作業が心のためにはとてもいい気がするんです。

 娘は毎日論文提出で疲れて、ストレスがあるようで友人と帰りは歩いたそうです。
体を動かすことで癒されたそうです。

 お百姓さんの労働や下積みの人の労働は過酷といいますけれど、精神的にはいいバランスが取れやすいのではと思います。私は都会のおしゃれなものも大好きですし、昨晩テレビで観た香港の町なども心惹かれるのですが、同じように自然の中でゆったりと時を流している暮らしにも惹かれます。

 昨日、読んだ「黒い福音」。
 人間には聖なる部分も邪なる部分もあって、欲望にも変形があり功名心や自己達成もいいことも悪いことも両面あって、宗教界も商業界もさほど変わらないと思いました。
小説ですが、「たかが女ひとりの死で今まで育ててきた組織が壊れてたまるものか。」という言葉が出てきます。
 聖書ではひとりのちいさな気持ちが大切だとあるのですが。

☆☆☆
 普通道を生きてる私は誰かを愛したり、誰かを支えたり、美しいものを罪悪感なく着て、おいしいものを感謝して食べて、ほんの少し他者のためにいいことをする。でも、他人の生きる権利を殺したくないという気持ちです。自分のために自分が生きるために他人を使ったり、食い物にしたくない。欲望の制御も大事ですね。身の丈の暮らしをきちんとする。

 ピアノ演奏を無料でしているおじいさんは自宅にピアノがなくてお金もないので、渋谷・有楽町・新宿を歩いて移動しているのです。テレビでは「交通費もないのは気の毒ですね。」といってましたけど、私はきっとすごく楽しいのだと思います。
好きなピアノ演奏を嫌われなくできて、聴いてくれる人もいて思い切り演奏した後に次の会場に行くのですもの。年金生活って厳しい。でもホームレスさんでも生活保護者でもなく胸を張って生きていて「私のCDを出しても売れないと思いますよ。」って言うのですよね。

 ほとんどのアーティストさんに通じる言葉でひがまず嫉妬せず毎日演奏できる幸せ!
う~ん、いいなあ。いい人生だなあ。

雨あがって太陽が出る!

 午前中はガムテープや洗剤やお昼の支度などの買い物。雨が降っていたのでダンボールを買うことに躊躇していた。家に帰るころには日が出て雨がやみ始めた。お昼を食べて体力をつけて!
それからヤマト運輸まで出かけて12号5箱それより大きいサイズを2箱かって手で運べるようにしてもらいプチ・スタジオに入った。

 今日は皿やなべ類を脚立に乗って食器戸棚から下ろした。
本の整理は終わった。バスケットの材料やポスト・カードなどチェックしながらダンボールに詰めた。まだまだダンボールはいるが、それでも大分整理できた。教会のバザーで買った皿のセット。各10枚はある同じ模様の小皿や大皿だが、プリント・ミスがある。これもテレサのところに寄付しよう。

 4時になったのでショート・パンツを脱いでスカートに着替えそのまま父の家に行った
白いアジサイのたわわな生命力には驚く。花が美しい庭だ。弟は先に帰ったようだ。
いつものように掃除をするが、父の新聞や手紙の整理をして元気だ。妹から父の家の花が届いていた。箱から取り出して水をやり見えるところに置いた。
父のベッドの枕の上には本が山積みだったので少しまとめて下ろした、元気が良いので本の内容も「頭が良くなる本」とか株を買った「トヨタ」の本とかである。

 実家はやはり楽だ。
 若い時から比べると様変わりしている。

 駅でパンや茶巾寿司やもろもろのおやつなどを買って家に帰る。娘の部屋着兼ネグリジェを買ったのだが、私のジャワ更紗のワンピースを気に入って部屋着代わりに着ているので、ままが着ればという。赤と白のストライブでふたつのかわいいポケットとちょうちん袖だ。

 娘の話では年金の保証がない時代なのでしっかり働けるキャリアをつけないと不安なんだそうだ。
☆テレビでホームレスから上場の株式会社の経営者になった在日3世の方の話をしていた
やはりホームレスは極限の生活で2年あまりの経験からものを大事にすることや人の役に立つ仕事を学んだようだ。
 知人の社長に最後の望みをかけて仕事をくださいというのだが、1000円の名刺作りからはじめたウエーブ・デザインの仕事から質問の答えるサイトを発案し自分で会社経営をするようになる。
 ホームレスしながらも働いたお金は妻に送った。子供2人と実家に帰っている妻は彼が家族を省みないで仕事に熱中して失敗した過去に厳しい。しかし2年間で400万円余りとなっていた彼の送金を全額貯金して、その資本金にまわす。凄い賢い妻だ。
1億円投資してくれたのは楽天の三木谷社長だ。在日でいじめられた経験から逃げないで戦うことを選んだまだ40代の始めの彼は世界が次のターゲットとか。従業人は100人以上。初心を忘れないためにぺトル・ボトルの壁が作られていた。物も徹底的に買う前に吟味するという。

 ホームレスの暮らしはスーパーの残飯をもらい、道で寝る生活だ。
中国からの留学生の女性が「ホームレスになったのは社会が悪いのではない。自分が悪いのだ。」という。なんだか彼は天使に試されていたような2年間だ。
かつての工業・デザイナーとしての受賞歴がおごりになっていたのかもしれない。
名古屋で住む奥さんは実家に戻って、彼を許さなかったほど家庭に生活費をいれられなくなった日のあとでの東京進出。たよるべき知人も甘やかしたりしない。それは彼を試すためだったとか。
図書館でウエーブの自主勉強をしてやっときた仕事に間に合わせた。

 考えてみると図書館もあるのだ。
 私も反省だ。