June 25th, 2009

他人を死に至らしめるまでの金銭の無心!!!

現金要求苦に飛び降り自殺 恐喝容疑で知人の男逮捕
 約650万円を脅し取られた埼玉県の30代の男性が、相次ぐ現金要求を苦に前橋市で4月に飛び降り自殺していたことが23日、埼玉県警の捜査で分かった。県警は同日までに、現金を脅し取ったとして恐喝容疑で、無職鈴木由太郎容疑者(36)=さいたま市浦和区東仲町=を逮捕、送検した。自殺に至った詳しい経緯などを調べている。
 逮捕容疑は今年2月2日、埼玉県川越市の乗用車の中で「裏の人間がおまえの口座から現金を引き出そうとしているので、別の裏の人間に阻止するよう頼んだ。言うことを聞かないと家族に迷惑がかかるぞ」などと言って、男性に約650万円を口座から引き出させた疑い。
 捜査関係者によると、鈴木容疑者は逮捕容疑以外にも現金を要求。男性が脅し取られた額は計約800万円に上り、消費者金融に借金があった。2人は以前からの知り合いで、携帯電話を買わされたり、ネックレスを奪われたりもしたという。
 男性は4月初旬、前橋市のビルから飛び降り自殺。鈴木容疑者の執拗な要求に応じられないなどとする内容の遺書が見つかり、遺族が埼玉県警察署に被害届を出した。

 このところ苛めの大人化というのか金銭を脅かしして請求し死に至らしめる事件が多い
JRに乗ると毎日、複数の人身事故がある。それぞれの理由があるだろうが、このように金銭の要求がエスカレートしての自殺も多い。

☆絵の畑にいると学生時代から金銭の無心が大変多いのだ。
もちろん「貸してくれ。」という形もあるが、「出せ!」というのもある。
居直りかもしれないが、アーティストもそう奢らなくてもいいと思うが、強気な借金依頼である。
これが不思議なことに、貸さなかったり出さなかったりすると「ヒューマニズムにかけてる。困っている人を助けない。」にエスカレートして、貸す側や出す側が妙に罪悪感にさいなまれるのだ。

 このなまじっか知り合いというのが大変曲者なのだろう。
 そして、自殺しなければ言えないほど逃れられない関係だったのだろう。

☆このところ、不況の影響か引ったくりが横行している。
年寄りの財布を狙ってひったくったが、被害者のおばあさんが意識不明の重態になっている。
ひったくりが人殺しになっているのだ。

 なぜ人間はここまで堕ちるのか?

☆昨晩、カンボジアやベトナム戦争のドキュメントをテレビで見て、アジアのむごい歴史に眠たかったが引き込まれた。

 日本の沖縄戦の「ひめゆり部隊」で家族を集団自決で殺した人は、ぼけて何もかも記憶を失ったが、その自決の苦しいできごとだけは忘れられないという。
人間の前頭葉がそのように働いているのだ。

 貧しいアジアがヨーロッパに搾取されて植民地になり、独立するまでに人民はそれぞれ戦った。若い娘が銃を取り子供たちが地下トンネルの中で避難することが生活になっていた時代。

 アメリカの兵隊だって苦しみ始めたベトナム戦争。
私が大学を終えたころの話だ。

☆松本清張の「黒い福音」に西洋の神父たちは日本人の信者を見下していた。という下りがある。
伝道とか布教とかにはどこか啓蒙しようという意識があり、西洋の奢りがある。

 信者というのは盲目になるように育てられているし、カトリックの上層部の教育程度は非常に高いので、生活レベルも教育レベルも見下げるレベルであるのは事実である。
そして、人間というのは目的のためならどんなこともやるのだ。
カトリックの司教の地位は知事の同等の権限があるという。
そういう権力のうまみは知ったものには手放せないし、信者を増やすことや教会を立派に建てるためには弱いものの犠牲を必要としている。

 イエス様の教えはそうではない。
 彼は形の教会を欲していたかどうか?
 
 彼は貧しい人たちと同じように生きて貧しい人たちを犠牲にせずに自分が犠牲になったのだ。

☆人間の心の中にどうして、他人を食い物にしようという考えが生まれるのだろう?
 動物やごく貧しいアフリカの人たちも今日食べる以上の獲物を捕らないという。

 セブン・イレブンの経営者は賞味期限を切れた食べ物は捨てるように各店の経営者に通達を与えていた。恐ろしいのではないか?
これだけものを大切にしようという運動があり、飢えてる人たちが一方にいるのに。

 小売店が困っていることを知って、よくそんな風に自分の利益を考えられると思う。
 しかし、よく似た話は多い。

☆脳梗塞で車椅子生活を送っている73歳の妻を殺した59歳の夫の事件が出ていた。
介護に疲れたという。この年齢差はそういうことも覚悟の結婚だったはずだ。

 73歳妻の介護に疲れ殺害、59歳の夫を殺人容疑で逮捕
 脳梗塞(こうそく)で半身マヒになった妻を殺害したとして、警視庁池袋署は24日、東京都豊島区池袋3、会社員工藤幸一容疑者(59)を殺人容疑で現行犯逮捕した。


 同署幹部によると、工藤容疑者は同日午前6時頃、マンションの自室で、妻の佳子さん(73)の首をタオルで絞めて殺害した疑い。佳子さんは、約15年前に脳梗塞で倒れ、現在は車いす生活。工藤容疑者は佳子さんと2人暮らしで、調べに対し、「妻の介護に疲れて殺してしまった」と供述しているという。

 工藤容疑者は佳子さんを殺害後、勤務先の同僚の男性に電話をかけ、「妻を殺した」と打ち明けたため、男性が110番していた。

(2009年6月24日12時57分 読売新聞)

 人間の覚悟は現実生活に負けるのだ。

 私は60歳の修道女や70代の神父に金銭の高額無心をされたことがあったが、彼らもごく若いときには神を信じ奉仕の人生を生きようと誓願したのだろう。
そして、少しでも純朴な信者を選んで無心せざるをえないほど高齢になるとお金が必要だと認識したのだろう。

 教会でも「○○修道女の無心に耐えられず所属教会を変えた。」とか、○○神父のおねだりに耐えられずに教会に行かなくなったという話は多い。もらって当たり前になれた宗教家は、厳しい大不況で余裕がなくなった信者が増え、困ったいるだろう。

 イエスさまが、ただイエルサレムの町を歩き、悩んでいる人や病んでる人を癒して去っていった美しい話がキリスト教の原点なのに、どうしてかキリストに続くものがそうでない。

 他人を奴隷化して楽をしたい気持ちが蔓延るようになる。
修道女が「縷衣香さんを働かせて左団扇で暮らすのよ。」といったり、「娘が大学を終えたのなら教育費がいらなくなるから、そのお金をこちらに回せ。」と言ったのも別の修道女なのだ。
どこの世間に他人のお金を他人のただ働きを当てにして神に仕えるという考えが通じるだろうか?

☆愛の反対は無関心。
 他人に無関心であることは罪なのだという。

 現実の貧しい人が助けを求めていたら、よきサマリア人は何をしたらいいのか?

 自己管理をきちんとして、よく働いている人はそうでない人にも負い目を持つものだ。

 セブン・イレブンで店を持ち、働く夫婦の年収入が2人で400万円だという。
1人200万円で1ヶ月に17万円にも満たない。
怖いではないか?
生活保護の補償額とそう変わらないのである。
スーパー経営は煩雑な仕事で最近では命の危険度も高い。

 生活ほどで楽しく暮らせるのなら考えたくもなるだろう。
 ホームレスの生活もアルミ缶が大きなビニール袋1杯で200円にもならないそうだ。そして5時間で3袋がせいぜいで、マンションのゴミ捨て場に「無断でごみに出したものを持ち運ぶことは犯罪になります。」という立て看板があって、「こういうところからアルミ缶は運べないのだな。」と厳しい社会に改めてぞっとしたものだった。

 路上生活の暮らしは体に悪い。
 しかし、最近の実験によると適度のお酒が健康に良いという何も根拠もないのだそうだ
 ストレス抱えて会社に働き、壊れるか路上でのんびり?暮らすのが快適かはその人の選択なのだろう。

 「隠居学」の研究者によると古代中国からの仙人のような隠居生活はよほど財力か力がないとやれないのだそうだ。隠居になるにも力が要ると。

 人間が生きていくことはなんと厳しいのだろう。
 人間は生きていくだけで尊いというが、生きるのがこんなに大変だとは思わなかった。

 とにかく愚痴をきいてもらうだけでもいい「金銭無心で辛い。」といえる機関を作ることだ。
それこそ隠居しているおじいさんに言って「フムフム。」と話を聴いてもらえる場所を作ることだ。無心をして私服を肥やしている人を見たら、それとなく注意を促すことだ。そんな人を育てないことだ。

 自分の食べる分は自分で稼ぐのが原則だ。

小さいながらも楽しいわがウルトラ・プチ・スタジオ!

 いらっしゃいませ!




バス・ルームです。右側にかわいいお風呂がついてます。

ちいさなちいさなお台所で右下に冷蔵庫が入ってます。

カーテンを開けると食器棚もこんなにちいさいのですが、調理するつもりがありませんので物置にしてます。







 本当に狭いのだが、それでも小さな作品は描けるし少し休んだりもできる。
幸いプチ・スタジオでつかっていたカーテンや椅子などをそのまま持ち込んだので費用はかからなかった。

 204号室は2階なのだけど、入り口は4階である。エレベーターで2階ほど降りる。
オフィスに使っている部屋もあるせいかとても静かだ。1人用の住まいが多くて老人や若い独身のちょっとおしゃれな人たちが多く楽しいマンションだ。

☆引越し屋に見積もりをそろそろ依頼したいので、今日は自分の部屋にある買い込んだなべやランプなどをプチ・スタジオに半分ほど運んだ。巨大なイーゼルだけは自分で運べないので玄関においてあるので見に来てもらう予定。シーツや布団や部屋着なども買ってあるのでずいぶんなお荷物だ。

 今日もヤマトの宅急便へ行って12号の箱5個とその上のサイズを2箱買った。そのまま駅に行ってお昼の支度などしたら、ずいぶん重くて参った。それで、疲れが出て夜の中国語は休んだ。10往復ほどカートで自宅からプチ・スタジオに荷物をカートに入れて運んだが、本当に物を持ってますねえ。

 昨日、北京旅行の細部の旅行費の出費明細とまとめのようなものが届いた。秋の台湾でのアジア大会の申し込み用紙もついていた。
インドとバングラディッシュとエチオピアの教育里親の里親募集も来ていた。神学生のスポンサーも求めているそうだ。

 コンピューターが以上にのろいのでせっかちな私は本を読みながら売っているのだが、神戸地震のときに文化で神戸を蘇らせようという本を読んでいた。
「蝙蝠、赤信号をわたる」アート・エイド・神戸からの現場から 島田誠著 神戸新聞総合出版センター

 地震は天災か?神が人間の驕りを戒めたのか?永井荷風は関東大震災のときはやはり人間の驕りからだと書いた。

 基金を募り80人余りの画家や詩人に10万円づつ渡したという。あめりかにある災害時の支援に学んだものだそうだ。

 支援というのは勇気ややる気を促していいものだが、日本ではなかなか海のものとも山のものともわからない才能を支援してくれる人は少ない。

☆週刊誌を読んでいたら、盲目のピアニストが権威ある賞を受賞したのは障害のある子供を持つ親たちに希望を与えたが、現実には障害のある子供のおかげで離婚する家庭も多く、彼のように多くの人に愛される障害者が眩しくもあるという。

 私も今、日本の始めての女流画家の文化勲章受賞者の「上村松園」を読んでもいたのだが、松園のお母さんは家事などさせずに絵にまい進できるようにしたという。結婚も子供は生んだが普通の家庭生活を営んだわけではない。それなりの嫌な思いもしただろうが。

 しかし、肉親の愛情が支えであったことはよくわかる。
やはり家族が才能を信じて支え続けることが大事なのだろう。

☆7月10日に野尻コテージの引渡しがあって、12日には引越しできるように日々梱包にいそしんでいるのだが、大きなサイズの絵が描きたくなっているのでそろそろ100号のキャンバスを買っておこうかしら?

 こうして、今父の家と自分の家とプチ・スタジオとウルトラ・プチ・スタジオの掃除を日々やっている私なのだが、私はアーティストの驕りは身の破滅だと思っているんで、時間も体力の消耗も惜しいとは思わない。

 野尻湖を泳いで渡って神父様たちの食料を運んだ「黒い福音」に出てくる中年の女の話を思い出した。人間は誰にでも尊いところもあれば卑しいところもあるのだろう。