October 6th, 2009

プワー・ハウジングと秋葉のその後と太宰治!

 昨晩は深川で買ったおでん。それがおいしかった。
おやつを買うゆとりがなくて、主人に帰りに買ってくるようにメールを娘がしたので東京駅の隣のホテルでクッキー3種を買ってきて、それがおいしかった。
 それから、ビッグ・イッシューを買ったので読んだ。表紙はオソマツ君にアトムだ。特集は若者たちのハウス事情の厳しさ。それで経済的な事情で家に寄生そておる割合が多いという。印象に残った記事はふたりの障害児を持つ母親が2歳児を「生きていても幸せでない。」と判断し殺した際に、多くの大衆が「子供の障害を悲観して殺した母親に罪はないので、減刑してほしい。」と訴えたのちに、別の障害者が「自分たちは生きていて幸せでない存在なのか?」と本を出したことに「生きる」ことを問いたものである。

 1昨晩のテレビで離婚した子連れの家族の生活の厳しさをドキュメント形式で見せて、フィンランドのように教育費を充実させて、家庭の事情で勉学のチャンスに格差をなくさない提案があった。教育こそが人材を育て国を豊かにするというものだ。私個人の考えは教育と医療は無料にすべきだというものだ。学びたければいつでもどこでも学べるシステムだ。教科書や制服や書道の道具箱や化石セット(買わされた)などは貸し出しすればいい。アメリカではそうだった。

 ※今、野尻湖から電話で11日の中学生のイヴェント「北国街道」のワーキング・ツアーの参加を呼びかけるものに御一緒にというもの。

☆我が家では「教育」はもっとも大事なものだった。
 母は戦争中、小学校の先生で岐阜の養老の滝に学童疎開に引率した。戦争中でも格差はあり、家からボロボロの煎餅布団を送られるこどもとふかふかのお布団を送られている子がいたとよく話していた。

 私たちにも本人は教育的ないいお母さんだと信じた教育をしていた。
 私たち夫婦に1人の娘の家族だが、主人の給料はほとんど娘につぎ込んでいる。(私はボーナスももらったこともないし、いまだに給料がいくらなのか知らない。)

☆若者たちにとっても熟年にとっても給料の大半が家のローンにおわれることがおかしいというビッグ・イッシューの記事だが、大半をこどもの教育費にまわせるような余裕ができるためには家のシェアーやルーム・シェアーなど工夫も必要!私もパリの貧民屈に2年ほど住んでた経験があるがルーム・シェアーをして旅行費や教会の寄付にお金を回して幸せに暮らしていたことがあるので言えるのだが、家というのは考え方次第では寝れればいいのだ。雨露しのげれば。その分、教育や見聞に使ったほうが幸せ感は生まれやすい。

 1昨晩は太宰の「斜陽」で太田静子さんの日記をかなりそのまま使用して書かれたことを太宰生誕100年でお嬢さんの治子さんが本にしているのを、テレビで太宰の実家や静子さんのいた山荘などを訪ねて放映されていた。治子さんはきわめて冷静で「斜陽」は「人間失格」よりはいいでしょうと言っておられた。静子さんのお母様は本当にきれいで特別の人のようであった。
静子さんはそのお母様と山荘で傾いた家のことを日記に書いていたのだ。
それで、「人間失格」「ヴィヨンの妻」「桜桃」「グッバイ」「斜陽」の漫画本があるので読んだ。
 個人的には「人間失格」の子供のころ、モジリアニやムンクの絵を見て、主人公が自分は彼らと同じで同じ道を歩むと決意したところに「選ばれたものの恍惚と不安、われにあり」の太宰を感じた。犠牲者は美しいと彼は書いた。

☆☆次にテレビでは昨年の秋葉での無差別殺傷事件後の「秋葉原のその後」を観た。メイド・カフェのオーナーが幾店舗を持っていて、朝の朝礼をして従業員4人バイトが60人だったか80人だったかに心構えや目標を指示しているところがなかなかであった。社長も感じのいい若者で女の子も安心して雇用されるだろうと思った。1日に客は1万円も使う人もいるので馬鹿にならない。古いカメラを扱うショップもキャラクターコレクター用のショップも売れているそうで、この不景気に10億近い売り上げをあげ収入をあげるお店もあるそうで、秋葉原にはまだまだ可能性があるという。来る人はこぎれいな普通の人が増えたという。

☆☆☆結論として、
不況や悪いイメージに負けないポジティブな生き方が自分を救うということ。
 昨晩、10時から12時までWWEのスマック・ダウンを観ていたのだが。イケ面(面がいけてるということ?)のモリソンがチャンピオンになり、そうなるとアメリカの子供番組にも出るようになって、子供時代を語るには「先生のお気に入りでかわいがられていた。」という。ルックスもさることながら、愛されて育ったものの明るい幸せオーラーがあるのだ。白人で体の線が本当にきれい。それにセンスもいいので、トークをこれから学んでねという感じ。でも、ゴリラのようなオールド・レスラーも好きだしラップで出てくる愛嬌のいい黒人レスラーも本当に好き!全米で1400万人が観てるというけど、子供たちのリアクションもいいのよね。正義が好きでヒール役には気の毒だけどブーイングが凄い。好きなレスラーが負けちゃうとこどもってしょげたり泣いたりして、レスラーも頭をなでて「ごめんね。でも一生懸命戦ったよ。」って言うのとね。あのチャーミングさが日本の政治家にあったらね。

仏像を盗み線路において破壊する人がいる!

 人間の心がこれほど病んでいるとは!
中国では赤ん坊の人攫いが横行し、女の子は10万円、男の子は40万円くらいで売られている。重要無形文化財の仏像が忽然と姿を消し骨董品のインターネットで売られているという。お金のためだ。

 神も仏も恐れぬ人たち。
しかし、神も仏もキリストもいる。

 子供たちが荒れ、大人たちも凛とした日本人のつつしみや居ずまいを失った。この経済不況に失った心の中の大切なもの。何か貰い、金目の物を探し、人を轢いても逃げればいいと思うようになってしまった。
心の貧しさにもはや後ろめたいとも思わなくなってしまった。

☆太宰治の「人間失格」の主人公は親からの送金で東京で勉学中に、たかりにくる知り合いが来て、太宰は自分の送金がなくなっても断われずに質屋に本などをいりに行く。嗅覚のように主人公の甘さや弱さによってくる輩がいる。
 北朝鮮に拉致された人の多くはまだ戻ってこない。中国でさらわれた子供を捜す人たちはインターネットで「子供を買う。」とつながり、子供を少しでも親元に帰すという。

☆朝、髪を洗って自然乾燥をし、夕食の支度と冬の下着を買いに行った。
自分の節約は美容院に行かないことであり、冷蔵庫にあるものと魚介類でパスタにして、娘と食べた。娘の出かけてる間にヘア・ダイをして再び洗髪をして自然乾燥中。
テレビで国の予算の節約報告をしていた。
「ホームレスが流した涙」村上らむ著 ぶんか社文庫を読んだ。
アメリカの失業率は1割近くなり、日本でも冬のボーナスはさらに減るそうだ。

 ホームレスさんはずいぶん過酷な生活をしのいでいる。
事業の失敗やギャンブルで借金から逃げる人。急に雇用をはずされた人。身体にハンデがあって普通の労働ができない人。高収入があっても貯金せずひも暮らしである日彼女から家を追い出された人。自業自得と思っている人が多いが、ずいぶん社会は冷たいそうである。暴力や罵倒。家族からの拒絶や疎外感。孤独。疲労。路上生活はずいぶん体からエネルギーを奪いみなズタズタらしい。また、境遇への罪悪感や反省心などの業の痛み。

☆百合亜さんからの質問「ファイン・アートって何?」

 私たちの業界では純粋芸術「ファイン・アート」は至上で、商業美術のデザインやイラストレーションやクラフトは一段低いものと扱われることが多い。

 しかし、ファイン・アーティストのわがままぶりというのはかなり犯罪的で常識的な社会からみれば「落ちこぼれ」に見えないこともない。
学生時代にある芸大の学生が絵の具は万引きするといっていた。それを「だめだ。」という見方と「凄い。そこまでやるか。」という見方がある。
芸術とはたいてい反抗的でこの世の秩序や体制と間逆なので、堂々とすると「かっこういい。」ということになる。

 現実に純粋芸術をやっている周りの中年男性の多くは奥さんに子連れで逃げられている。純粋であればあるほど、世にこびないので売れにくいし、お金を得ることができない。パトロンという名のサポーターがいればいいのでしょうが、今の世の中ではそのサポーターもまったく持ち出しだけのお金を出せないので「ホームレス」に限りなく近い生活が待っている。それを補うのは甲斐性のある有能な女性か財産のある実家が必要で、魅力も富の実家にも恵まれない場合は傍目には乞食(差別語でしょうか)に見える。

 作品に対して侮蔑的な評価のひとつが「デザイン的」。

 難しいですよね。あまり簡単に時代に認められても迎合的となるし、かといって全く認められないのもひとりよがりでしょうから。

※私の場合、両親がデザイン科以外は受験してはいけないといったので、グラフィック・デザインを勉強したのですが、そのときは「芸術的」っていわれました。自分の思想や哲学があるっていうことかもしれません。
ココ・シャネルが「私はファッションでなくスタイルを生んでる。」ということも同じだと思います。

 デザイン科を出たので、処理や大衆把握などのセンスが上手です。
それで、アメリカでアートを学んだときに「デザイン的」とも言われましたが「洗練されている。」ってよく言われました。

 自分は順序としてよかったと思ってますよ。始めにデザインを学び、次にアートを学ぶのは。ひとりよがりからやや救われ理解できるものにするセンスのようなものが身につきました。

 でもね。私のポール先生は「オリジナルの絵を売るな。全部持ってなさい。」と指導したので、だんなに養ってもらえってことかなと思ってますよ。どうして暮らせっていうの?ですから。ポール先生はロンドンのロイヤル・アカデミーを出られた方でこの学校は美術界では世界一とランクする人も多いので、私も素直に先生のいうことをきいてます。

☆ホームレスのかたがたと体質には限りなく近い私がそうならないのはやはり運がいいのでしょうね。
太宰治の本に「キリギリス」ってありますが、アーティストってキリギリスだと思いますよ。この厳しい世界状況でどう生き延びるかが課題です。