November 26th, 2009

詩人の魂!

 ようやく「詩人ヴェルレーヌ」の伝記を読み終えた。
フランス最高の詩人といわれる彼は純粋な魂と閉鎖的な保守的な時代のホモ。ランボーとの銃での発砲で留置されたりもする。イギリスに渡り英語を学びながらフランス語を教えたりの勤勉さもある。妻も子もいながらランボーとの恋愛で、妻から三行半。育ちのいい資産家の息子で甘くやさしい母親の擁護で、詩集の自費出版はずいぶんおねだりした他に、食べられなくてずいぶん無心をしたそうだ。
 詩人って本当に食べれない。乞食のようにおねだりもあちこちにしていた。娼婦との同棲生活も。それでも彼は生きてるときに名声をあげた。売れないときは3ヶ月で8冊しか売れない詩集もあったそうだ。壮絶ですよね。

☆彼の奥さんだったら地獄ですよね。
お母さんも、彼に殴られて彼をよく思わない人から警察に密告されて留置されている。お母さんも子供もお嫁さんの家族もみな地獄だったと思う。
そこから美しい詩が生まれる。

 でも、彼は刑務所の中でキリストにざんげして改心する。
それから多くの聖職者に助けられる。
でも、お金の苦労は一生つきまとったようだ。自宅で友人に介護され貧しく死んだ。

 皮肉にも16歳の妻と会ったころの詩が一番好きだという。

☆絵描きさんは「詩人の魂」を持っているのが本物。
でも、詩人って自由すぎて、まわりは迷惑でしょうね。

 私も俗物の母親とはずいぶん争ってきた。
 若くエネルギーのあるときは母にもずいぶん厳しいことを言ってきたし、向こうも強い個性なのでしっかり反撃を受けた。

 そうして、争って戦って絵を描いてきたのよね。
☆そんなに大変なのはわかっているのに、夢というのはフランスの下町で絵を売ってパンを食べて、疲れて眠るような生活には今もあこがれてますね。
呆れたことに、どこかで自分の魂もそんな風に生きたいといっている。

 詩人の彼は足に腫瘍ができたり、妻から三行半を出されたりを自業自得で自分の罪の罰だと思っていたらしい。
恋愛相手の若い教え子も兵隊に行ってチフスでなくなり、ランボーもアフリカで義足となって死んだ。「地獄の季節」の代償も決して安くない。
ヴェルレーヌは51歳で母親がなくなってから死んだ。でも、本当は妻も愛していて別れたくなかったし、息子にもあいたかったのだ。

 詩人も欲張りで、世間知らずで能天気ですね。

 彼はオラウータンに似ていて、ぶ男だったようで女性にコンプレックスを持っていた。妻は数少ない彼の容姿にこだわらない人だった。

 しかし、妻も若かったし後悔したでしょうね。あの時代に男色したり色濃い沙汰で発砲して怪我させて刑務所にいれられたり、生活費も稼げなかったりですから。

☆自分の家の掃除をしているところですが、今日は忙しいです。
これから洗濯屋、「ユザワヤ」、父の家、父の入院先の病院、夕食の支度。
「詩人の魂」をもっていてもこのように家事に追われてます。