March 8th, 2010

真実はいつかわかる!

 土曜日の1時からは地元のゆうポートで「神韻」という中国舞踏を観た。五反田駅の改札口でパンフを配っていて中国の少数民族の舞踏やチベットや蒙古の舞踏があり興味があるので電話でチケットを買ったのだ。

 主催は「NPO日本法輪大法学会」で中国で弾圧を受けてる宗教でダンサーたちも海外で生まれたり暮らしている中国人たちである。

 その宗教観は神の地上での働きというかなかなか美しい真理賛美である。別に宗教的に怖いものは感じなかったが本国の中国では演じられないようで、客の多くは在日の中国人だった。パンフには鳩山邦夫さんなどの祝辞が記載されているので、それぞれ彼らの立場を理解しているのだろう。

 「法輪」という宗教がよくニュースで中国で逮捕されたりしてるのはみてましたが、チベットと同じでまだまだ闇もあるのですね。日本という自由な国で(比較です)、この美しい舞踏を観れるのは幸いです。チケットを買ったときに「シャングリアですか?」とたずねたときに、実に波長のいい声で「法輪です。」と言われたので、何か惹かれるものを感じたのでした。

 清々しい中国の少数民族のダンスはなんとも素朴でかわいらしいのでした。虎とか竹やぶとか蒙古には皿のダンスがあったり、写真で風景も映し出されるので状況が具体的にわかって良かったです。自分もマトリョーシカで世界中の風俗を描いている最中なので民族衣装を楽しみました。

☆先週の水曜日に母の人形を7箱のダンボールにつめたのですが、スウェーデンとかオランダとかの民族衣装のちいさなお人形もあって助かりました。30体セットのマトリョーシカの衣装を描いていると見当もつかないのが北欧なのですよ。それで、人形たちはいいときに長野に運ばれると思いました。中には普段着を洗濯しないといけない状態のお人形さんもあって、また一仕事増えるのですが。

☆昨日はインターネットの配線工事が遅れ主人の部屋と居間の配線をするので、主人に任せ1時の上映に間に合うようにテアトル東京のある銀座に行ったのでした。「カルバッチョ」の絵の本は金曜日に買ったばかりで彼は殺人者ですので暗いイメージも持ってましたが、やはり手間をかけても実像を知るチャンスを作らねばと出かけたのでした。

 ぎりぎりで席は前から2番目の壁沿いでしたが、満席でした。

 いい映画でした。
 生誕400年記念にイタリアで作られた映画でイタリア語でしたが、実に中世のイタリア風景を忠実に作られ当時の庶民の貧しさや格差社会や宗教の弾圧などがわかるのです。聖人の殉教や異端裁判で公衆の前での処刑の首切りや火あぶりもみられ、カラバッチョの純粋がわかるのです。彼の祭壇画の見事な現実主義は貴族社会の欺瞞をえぐり成功によって同業者のねたみもかいしょっちゅうトラブルに巻き込まれるのですよね。しかし、彼は殺人者といっても絡まれて公開決闘に勝ったので、それでも罪と問われる社会の苛立ちも感じました。彼も殉教者だったきがしました。

 俳優さんはカラバッチョと重なるいくつかのシンクロがあってやはり演じる巡りあわせがあったのでしょう。少年愛や娼婦などの弱い人への偏見のない愛と、教会の聖職者の囲う娼婦たちの虐げられている真実、どろどろとした人間の営みである芸術や騎士の世界の栄誉を争う俗物たちの争い、生活を支えるためのパンを得るための妥協がカラバッチョには暴力を振らずにはいられなかったのですね。

 彼の作品は教会が支え、メジチ家がコレクションしていたのでずいぶん残っていて、かれがたいざいしたマルタ島、ナポリ、シチリア、ローマなど名作が残っていて汚名をきせられても彼の世に勝っている気がします。

 死刑が恩赦されながらも逮捕されたり船で流されたりで浜辺で38歳で亡くなったのですが、彼は家族も持たなく早く死ぬといってましたから運命だったのでしょう。

☆☆☆
 梱包と掃除・片付けの合間に観た舞踏と映画が「真実」というものがいつかはわかるというメッセージのような気がします。

 どんな人生も生きられるのですが、神という大きな目線のしたで人間がまっすぐに生きる生き方は愛でられるというメッセージです。

 今日から新しいコンピューターと配線で書いてます。