July 2nd, 2010

深夜のメッセージ!


 この本を読み終えました。
実家の私の部屋にあったのですが、私が買ったのか読んだ記憶がない本です。
昭和60年に書かれたようです。

 この本に主人公は美貌の24歳の主婦。
 普通に結婚して母一人子一人の善良なサラリーマンと暮らすのですが、姑が毎日訪れて夫婦の布団の真ん中に寝るのです。夫は姑にやさしく、若い嫁は付いていけず1年で離婚するのです。

 結婚までに秘書として働いた経験のある彼女は、当時は結婚した女性の仕事は家政婦かバーのホステスしか道がなく、昔の同級生が銀座でバーで働いていて文士たちが出入りすることに触発されて、文壇で働こうと思うようになる。

 文壇の著名な女性作家に出入りする序列のある女性作家たちのひとりの一時期はブームのあった女性作家のところに、あいさつに行って仕事をもらおうとするのです。

 しかし、美しい彼女には出版社もやさしく雇用してくれる。彼女は家を出て小さなアパート暮らしが集まるが、出会った男の人が深夜に現れ始め、セクハラの恐怖と闘いながら緊張のある暮らしに入る。

 若い時に秘書のような仕事をしていた作家が今は売れなくなり、少しでもチャンスをつかむために出版関係の男性と女と男の付き合いをしていて、主人公はそれを見聞きするようになる。

 しかし、その男たちは美しくもない作家より美しい美貌の彼女に心ひかれわざわざ出版社の社長が熱海に仕事を作り彼女を派遣しながらも、社長が彼女を襲う段取りを部下の社員に組ませ、女中の機転で危ういところを免れる。

 24歳で離婚した美貌の文壇にあこがれる女性というのはいい鴨らしい。

 彼女は逃れて伊豆山の旅館で泊まるが、そこで売れなくなった女性と出版関係の男性が泊まっているのを見てしまう。

 彼女は東京の出版社に戻るが新しく社長になった出版社の社長は、元の社員の首切りを始め路頭に迷う社員は編集長を襲ったりする。編集長も奥さんが長期の入院中で生活がやつれ、主人公の彼女に心ひかれるも何も力にもなれない。

 生活のため、我慢を重ねる主人公は売れなくなった女性作家が死んだというニュースを聞き、どこの旅館か確かめるために派遣される。

 それは彼女が倒れた時に一緒にいただろう男性が自分が一緒にいたことをもみ消すために彼女の症状を確認するためだ。健康で何もかもを話されては困るからだ。

 主人公は旅館を探し当てて女流作家が誰かに10万円置いて旅館に託したまま、迷惑をして引き取ってほしいと言うのを聞く。女流作家は意識のないまま寝ていたが医師は余命カ月だと言う。

 女流作家には蓄えがなく文壇の成功した女性作家たちも彼女の医療費を支払う気はなく、主人公は彼女の自宅からお手伝いの女性に原稿を探していると未発表の作品を持ち出し、お金にするために出版社に売り込み、3流のところへも現金を作るために売る。そうして18万円作った。

 その時は女流作家は旅館から命に別状がないというため、誰かが運びだし郊外の福祉の医療施設に移り、あまりにもみすぼらしく哀れな状態を見て、主人公は少しでも可能性のある医療をとおかねを渡すために奔走していた。

 主人公は別れた夫に偶然会う。姑が浪費で借金をして5万円いると言う。次の給料で返すと言うので5万円貸してしまう。また同じ出版社の妻が病院に入院中の男も医療費10万円かかるのでと言うので貸してしまう。出版社をやめるのでその退職金で返すと言うのだ。

 主人公の弱みを握った悪徳の出版社員が使い込んだ医療費を15万円払ってやるから今夜ホテルに来いと指定する。ホテルに来ないと週刊誌に横領を暴露すると言う。

 主人公は行かなかったが、女性ライターのグループが押し掛けて写真にとり警察に訴え1日留置される。

 別れた夫から姑が反省していて改めるからもう1度やる直そうと言う。

 10万円貸した出版社の人も妻が死んで同じ業界の人のお金を借りて窮地に追い込んだことを恥じていいよってくるが、主人公は心にひかれるものがありながら別れる。

 主人公は平凡な善良な夫と普通の暮らしをしながら、訪ねてくる姑に何を御馳走しようかなと思う。

 街には彼女の横領事件が週刊誌に出て、偽名とはいえ話題になっていたが遠い話としか思えない。

 1時期ブームが起こった女流作家の医療費は18万円支払われ、福祉医療の中の誰も訪れることのない作家の晩年に主人公も文壇という世界から心から遠ざかっていく。

☆☆☆
 縷衣香記

 これは本当にタイムリーな小説だ。
 文壇というところで成功する女性というのは出版社の力ある人と無さかいに寝て、知恵やアイデアをもらい生きる人もいるということだ。

 この小説の場合、やはりこう人には厳しい視線があって自業自得のように迎えた福祉施設での晩年も皆冷たい。

 成功している大物のいプロレタリアの女性作家も、裕福な夫のもとで作品もさほど書いてるわけではない作家も決して同じ仲間の医療費を工面しようとしない。これは現実かもしれない。

 そして、みながお金がないのだ。
 あるのは悪徳な出版社の社長とそれにおもねる悪徳社員ばかりで、美しい主人公に夢中になるが振られると復讐する程度の男たちだ。

 主人公は文壇のむごさやシステムの背景を知るにつれ、善良な夫の良さにも気がつく。

 面白くもない日常だけど、彼女はそこに帰ることにするのだ。

☆☆☆☆☆
 この「美しき闘争」を読んだあとで、マイケル・ジャクソンの死にめぐって、お父さんが書いた本があるらしくそのドキュメントをテレビで放映していた。

内容説明
6月25日、世界中が悲しみに覆いつくされたKING of POPの悲報。あの悲劇から1年。未だに解明されない事件の真相、群がり続ける金銭の亡者たち、そして癒やされないファンの悲しみ……。そんななか、これまでの沈黙を破って、マイケル・ジャクソンの実父、ジョセフ・ジャクソン氏自身が、ついに真実を語りました。
これまで“メディアの悪意”によって流された数々のウソとデマ――家族の不仲説、マイケルとの確執説、マイケルの奇行説……これらのほとんどが、ありもしないことを、あたかも真実であるかのように伝えたものでした――に対し、多くの場面で沈黙を守ることで、家族の尊厳を守り続けてきたジョセフ氏。そのことが、さらにマスコミのウソを増長させたとしても、人を傷つけないという、ジャクソン家の誇りを貫いてきた彼が、世界で初めて『ジャクソン家に起きたこと』を語ります。
ジャクソン家の生い立ちから、ジャクソン5、ジャクソンズ、マイケル・ジャクソン、ジャクソン兄弟、悲劇の前後、そしてその後1年間に起こったこと。そこにあるのは、これまで報道されてきたジャクソン家の姿とは違う、愛情に満ち溢れた、しかしながら厳しいショービジネスを生き抜いてきた世界で唯一の家族の物語です。
本書は、ジョセフ自身のが10年に亘って書き連ねた自伝と、最近の世界初公開のインタビューにより構成されています。ジャクソン家の真実・稀代のポップスターがなぜ悲劇にあわなければならなかったのか、本書に答えがあります。
※2000年、マイケルは父親の愛情を認める講演を行い、無罪となった性的虐待疑惑裁判のときにも、妻キャサリンとともに毎日マイケルに付き添うなど、実際の家族は非常に深い絆で結ばれたものでした。また、本書では、これも世界初となる、エンシノのジャクソン家にそのまま残るマイケルの部屋を、写真で公開しています。

☆縷衣香記
 この本は昨日7月1日、出版されたようです。
 このドキュメントをテレビで観れたのは本当にラッキーでした。

 マイケル・ジャクソンの生まれた家と育った家をしっかり見せてましたね。

 そして、お父さんも立派な人でした。周りにもいい人に囲まれて子供たちとの写真も本当に幸せな家族を見せてました。

 マイケル・ジャクソンは天才と言うより努力家だと言ったお父さん。

 そして、マイケルの子供の育て方も頭のとってもいい人だったとわかります。

 テレビは週に1,2時間ほど。玩具もシンプルなものを好んで買ったとロスアンジェルスのおもちゃやさんが言ってました。

 お父さんは「マイケルが売れるようになると利益をそこから得ようといろいろな人が来るようになった。」と淡々と話していた。そういうものからマイケルをまもるために自分は厳しく立ち回ったと言う。

 遺書は偽物で、こどもたちの名前のスペルが違っているという。マイケルの弁護士や事実の証人が2人殺されているそうです。それで本物の遺書を探しているそうです。

 マイケルの赤ちゃんの時からの写真がたくさん家に飾ってあり、映し出されてましたが本当にかわいい。そして、ファッション・センスの良さ。

 住んでいた実家や育った豪邸も堅実な家庭を感じました。皆で食事のできる広い長いテーブル。

 白人の中でどうしても黒人の嫌いな人や何らかの利益にためにマイケル家族を貶めるニュースをしょっちゅうでっち上げたマスコミ。人間の醜さに負けたのでしょうか?

 彼の清らかな魂は不滅。

 そして、彼を知っている多くの人たちが永遠にマイケルを語り続ける。

 マイケルの映像をもっと見てみたいものです。この本も本屋さんで買いましょう。

 家庭の幸せというものを感じられた日でした。

蚊帳教会前40日!

 今日は上野毛の五島美術館に行きました。
 日本、中国、韓国の名品コレクションです。

 個人的に気に入ったのは乾山の菊皿と織部舟形手鉢です。
それでポスト・カードを2枚買いました!




 3時ころ出かけたのですが暑くて湿っぽくてたまらなかったのですが、五島美術館を出たころには涼しくなってました。お庭も見ました。五島昇邸が隣にありましたが、立派ないい庭で置いてある灯篭や陶でできている象などの置物も本当に名品でした。

 中国の陶は面白かったです。明時代や南宋時代や景徳鎮や三彩など少しづつインプットできればいいです。

 韓国のものはまたまったりというか別のいい味があるんですね。

 庭も藤の季節や菖蒲の季節だったら別の味わいがあって良かったと思います。今はアジサイですね。

☆そのまま東急フリー・カードで渋谷に出ました。五島美術館も東急系列なので無料です。神様が勉強させたいのでしょうか?

 渋谷について5時10分からの東急シネマで「アルジェンチン・タンゴ」を観ました。
お久しぶりのスペイン語。タンゴの濃い良さがたっぷり。ヨーロッパの影響のないアルゼンチン独特の音楽と言ってましたからプライドですね。

 サッカーの熱狂も見せてました。タンゴの歌手や演奏家も含蓄のある言葉を語ってました。
「音のない部分の演奏をできる演奏家が優れた演奏家。」
「歌うことしかやってこなかった」

 それにしてもアルゼンチン・タンゴを踊る女性のお尻って本当にきれい。ボリュームがあるんですが美しい!

☆東急本店地下で今日の夕食の支度とおやつの買い物をして、いつものフレンチ雑貨ショップをのぞきましたが、欲しいものはなかったので、そのまま歩いて代官山や恵比寿に行きました。

 フレンチ・テイスト衣服店でスカートと白のブラウスを買いました。お店は違うのですが両方とみ30%引きです。

 恵比寿からJRで目黒。目黒からタクシーでした!

☆☆☆☆☆
 ザ・スターと言う番組で今日のスターは三輪明宏さんでした。

 「ヨイトマケの歌」が競作になっていて、随分多くの人が歌っているのに驚きました。

 坂本九
大竹しのぶ
 石川さゆり
 米良美一
 なども。


 三輪明宏さんは長崎生まれで原爆体験をお持ちです。
戦争と言うものが働き手であるお父さんを失ったので「ヨイトマケの唄」は反戦歌だと中西礼さんはコメントしてました。

 美しいものをすべて壊す戦争。
 戦争を食い止めるには知性とか知識とか大きい心とかいろいろな考えがありました。

 「蚊帳教会もそのためのインスタレーションなのです!」
☆☆☆☆☆
 今回の「蚊帳教会」インスタレーションを「やろうよ。」と言ってくれたのは美術家の彦坂尚嘉氏です。
彼の最近の著作も「しなの」書店に3冊オーダーしておきましたから興味があったらお求めできるようにしておきます。

彦坂氏の本


反覆―新興芸術の位相 (1974年) [古書] [-]
彦坂 尚嘉 (著)

彦坂氏のブログは毎日1万人の人が訪れる人気ブログですが、本業は美術家で立教大学で特任教授も週に1度されてます。
国際的なアーティストで日本代表としてヴェネチア・ビエンナーレにも数回参加されてます。
とにかくタフ!そして熱狂的なファンに支えられ、この不況時に大活躍です!
 ワゴン車を借りて若い人たちを連れて蚊帳教会宿泊インスタレーションに参加くださいます。

☆今回の歌手は黒姫在住の手代木さんで助っ人はパンチ君です。
 午後8時から10時ですので、食事はその前になります。

☆☆☆☆☆
インスタレーションは「ゆりかご」です。
蚊帳教会はかつてボストンで100個の棺桶を並べるために用意されました。
それは9・11の前です。

次に「祈り椅子」インスタレーションとして跪いて神の前に罪を悔い改め謝罪の涙を流したのです。

そして、今年は「希望のゆりかご」です!
蚊帳教会の周囲の自然に「ゆりかごインスタレーション」を繰り広げます!

ララバイも歌ってもらいましょう!!!!!