March 10th, 2011

Christmas

実験「Lovely Coffins(愛すべき棺桶)Installation」!

 10日間かけて、長野、神山でインスタレーションをしてみました。

 100個のセラミックの棺桶を手にもてるサイズと言えどもずっしり重く、設置するのはかなり難行です。

 幸い天候はベスト・コンディションで無事「棺桶たちが雪に浄化されて埋没するまで」を、ビデオと写真で撮影できました。

3月6日(日)晴れ
 雪が解け始めた黒姫・神山。
 キャンバス地の箱から取り出して、自分の敷地内の家のドアまでの遊歩道に設置です。
 
 これがずしりと重い。

 手伝いを申し出てくれる方たちがいたのですが、自分ひとりで気の向くままにすることにしました。

 1日かかかって、設置したのです。
ジャンヌ・ダルクは雪がどんなに積もっても、隠れませんでしたね。




 イエローカブ。日本の尻軽女。

 ミス・サイゴン。ベトナム戦争の被害者、ダスト(埃)という扱いを受けたアメリカ兵との私生児を生んだ女の涙。


 次にテーブルの蝋燭を100個以上用意したので、作品の横に置いて火を灯して撮影しました。

大正解です!なんとも美しい夜の風景にうっとり。

しかしながら、ちいさなろうそくが次々と燃え尽きて、全体像が撮影できないのでした。

セルビア語で「なぜ?」です。
隣国とは親戚だったのに、犠牲となった死者の墓に書かれているそうです。






3月7日(月)曇り、雪。









  バスに乗って、古間の「コメリ」に長い赤い芯の蝋燭を100本以上買いました。重いです。

  バスのない時間なので、歩いたり現金が無くなって「かけそば」350円でお昼にしたりでした。

  

3月8日(火)雪。









 あとは、雪が降ってほしいと夜中の4時ころまで、起きて庭を観ていたのですがゆっくりと遅めに起きたら、窓の外の木が雪でまっしろで、あわてて庭に出たら、雪で棺桶たちはうずもれて意図どおりです。

 もう、ほんの少し顔を出したり、「ノアの箱舟」や「バベルの塔」の棺桶作品の先が出ているだけ。雪の中からきれいな色が点々と見えるのですが、私だからわかるもののどこに何があるんだかと言う具合です。


 もう少し溶けたらと思い、風邪薬を買う必要もあって出かけたりしていたらちょうどいい具合になって撮影。
3時ころは雪がとけて最高にきれいでした。
ロンドンで買った陶芸ボトルに種を蒔いたんですが、ようやく芽が出て感激!

これらのバスケット群は雪で遊ぶと言うイヴェントに「ルイコさんも、何か出して!」て言われて創ったものです。焼け跡からも目が出て花が咲き、麦の穂が垂れる。自然界にも人間にも希望があると言う作品です。猫も生きるということです。麦の穂はゴッホの終焉の地の美術館で美術館員がくださったものです。







夜は雪が止んだので、キャンドルを並べて、火を灯しました!
ビデオの方がもっときれいに撮れてます。




  もう、素敵でしたよ。

  風も吹いていたので、方向や流れによっては消えてしまうので、雪を掘って埋めたりとそれなりの工夫が!2階の窓やベランダから見たり、家から出て山の少し離れたところからも撮影しましたが、コテージそのものが雪明りに輝いて、別世界でした。

  ほとんど人の来ない時間帯でしたが、知らない人が見たらびっくりとするでしょうね。
そして、半分ぐらいの棺桶たちをコテージのストーブの上に次々と載せて、乾かしたり布で雪を拭き取って収納です。重いのと場所が無いので半分でしたが、手がかじかんだり寒さで体がおかしくなったり、疲労でぐうったりでした。

3月9日(水)雪。吹雪。
  今日は3時に生協が来るので一生懸命片付けて、残りの棺桶も収納終わったのが2時ころでした。
一晩、雪の中に棺桶が使って氷の中状態でしたので、熱湯の入ったケトルで幾度も雪を溶かして往復したのでした。
 主人から電話があって、娘が帰ってくると言うので、木曜日に帰る予定を繰り上げて4時42分のバスの乗って、5時27分の信越線が遅れて到着するまで、喫茶「しなの」でお茶をして帰ってきたのでした。
凄い雪でしたので、佐久間も軽井沢も雪が降ってました。

 1日遅れていたら、インスタレーションはできなかったでしょうね。
 また、新しいカメラをうまく使いこなせていなかったとは思うのですが、自分のコンピューターに夜には取りこんで観て実験としては大成功だったと思います。

 古いカメラとビデオ(といっても、カメラは未使用、ビデオは1回のみ使用)は盗難にあったようで、コテージから消えてしまったのです。まあ、いろいろな人が出入りもしたし、管理人も鍵も持っていますしね。

不思議だったのは、最後の朝に玄関から湖に向かう、足跡がくっきりと雪の上に残っていたことです。
小動物だったのでしょうけれど、イエス様の足跡のようにも感じました。
妖精かもね!



冷凍庫の中をのぞいて、残りものでも楽しく戴いているお昼です。

「猫バスケッ」トはとてもちいさいです。こどもたちはみなキティちゃんが好きですね。


☆夜は今までの作品や展示会は雑誌や新聞に紹介された記録を英語のRESUMEとして、インターネットに書き込んでます。資料も神山に運んできました。
懐かしいものも多くて、われながらよく捨てずに持っていたと思うものもあります。

フィンランドの大使館の外交官の奥様からの依頼の26話の日本御伽草子の挿絵です。
ボランティアでしたが、こうしてフィンランドの雑誌に載せて戴けるのはうれしいですね。





信濃町の写真屋さんに撮影した写真を現像に行くと「幸せですね。」と言われました。
本当に!

幸せですね。
こうして63歳になっても、絵を続けられているのはありがたいです。
「24孝物語」のビデオがYOU TUBEで流れているんですが、イギリスの方も観に来て下さっているようでした。

 「Lovely Coffins」のインスタレーションも素人の撮影で下手なのですが、YOU TUBEで流そうと思ってます。
雪の都合と言うのがあるので、プロの方の宿泊していただくのはできなかったです。
そして、棺桶もデリケートな作品が多く、雪に埋もれて破損も進みました。
麻原彰晃のサリンのは、雪にまだ埋まったままです。
そんなことで、棺桶インスタレーションは再びできるかどうかはわかりません。

 この世のから消えてしまいたいもの。

 大事なものなのにないがしろにされているもの。

 そう言えば、「相撲」が棺桶に入ったのは2000年でしたが、八百長でやはり問題があるのを観ていたのでしょうか?