☆今日は新月だという。祈りが聞き入られられるという月の日だ。
神社や寺で祈ることの筆頭は家族の幸福だ。
そして、世界の幸福。
☆個人的に気になっているのは美術世界の不正だ。
下は私が1995年(神戸大震災、オームのサリンガス事件の年)にボストンに行き、夏
に英語を習ったときの学習最後のパーティで知らずに撮られた写真が翌年のサマースクー
ルの表紙やポスターに使われたものだ。

私の白のレースの傘の下で、アラブ連邦首長国のミリアム、当時はカイロ大学の学生だった、ウクライナの16歳の少女、彼女はママのアメリカ人との結婚で来た、そして、47歳のおばさんの日本人の私。
この左の紋章はハーバード大学のものでラテン語で「真理」と書いてあるのだ。

これは、何よりも嬉しいことであった!
何故なら私は「真理」のために絵を描いているからだ!
それは、20歳の4月7日の早朝に天から、「真理と愛と美は同じものです。」と言われ
たからである。
ジョンーケネディは「大学は美しい!」と言った。大学は真理を探求するところだから美
しいのだ!
☆当時、私の英語クラスには日本航空のアテンダントが3人も居て、皆、若く美しく26,7
歳の方だったから美で選んでいれば当然彼女たちが表紙になっていたのだ。
「何で私たちでなくて47歳のおばさんなの?」とむくれられたものだった。
☆しかし、神と言うものは心を見る。
英語を学ぶのには他国の人たちとコミュニケーションをはかり理解し合うことで、それは「真
理」のためにであるから、このショットは私のような英語アレルギーのものを励ますため
に天が采配してくれたのだ。
☆下はIBM創始者夫人のR子さんの障害者のための音楽学校運営のオークションに招待
された時のもの。
金の薔薇シールを貼ったのは私のドレスが胸が開きすぎているからで、デザートはグラン
ドピアノ型のチョコレートの中にバニラアイスクリームが入っていて、それを食べている
ところである。
私は疑似表示が嫌いなので、いつもR子さんに「私は貴方ほどお金持ちでありません。」と
幾度も言ったのだが、「嘘おっしゃい!」と、手をピシャリと軽く打たれてしまい、私に
はもしかしたら金持ちオーラーがあるのかもしれないと思ったのでした。
私はボストンの美術学校の卒業生の40代の男性が同じ陶芸教室で作品を作っていたのだ
が、家賃が払えないので買ってくれと言う彼の作品を半額ということで600$で買った
のでした。その非常にフラジルば華奢な造りの壺を障害者のための音楽学校のオークショ
ンに寄付したのでした。
娘の高校の近くのR子さんの家に車を運転して運んでいったら、R子さんが1000$の
パーティ券を贈って下さり、300人からの招待席の一番特等席のR子さんのとなりにお
席を用意してくれたのでした。
R子さんはティファニーのトンボのブローチをしてられて、私はドレスを持ってなかった
ので10月の始めでしたが、R子さんに恥をかかせてはいけないので、ニューヨークまで
行って靴、ドレス、コート、アクセサリーを買ったのでした!コートはグッチですぞ!
パーティーってほとんどの方が黒の衣服でした。
パーティーはオーケストラからカクテルパーティ、音楽学校生の演奏や合唱、テレビで有
名な司会者の司会でバークレーのプロの音楽家の演奏もあり、引き出物はティファニーの
ペーパーウエイトのクリスタルのハートでした。
そのR子さんの紹介で左の写真のナンタケット島で最高峰のバスケット製作者にバスケッ
トのレッスンを受けることになるのでした。
そして、この写真の撮影した9,11の1年後の撮影した写真で、ホテルに泊まっていた
ユダヤの女性と夕焼けを見ようと浜に出たときに撮影した写真です。
この写真を東京に帰って、下の東京スタジオに遊びに来たテレサが、「わあ、鳥肌がたつ。マ
リアさまが、イエスさまを抱いて立っておられる!」と言ったのでした。

☆ナンタケット島には幾度も通いました。ボストン空港からセスナ機で行くコース。車で行ってフェリーに車ごと乗るコース。南ステーションからケープコッドまでバスで行ってフェリーに乗るコースがあります。
どのコースでも言ったことがあります。
R子さんは私より少し若いお嬢さんがいるのですが、今思うと、テストをたくさんされた
のでした!
「 車で私の別荘までいらっしゃい。」と、言われ着くとよ「偉いわ。合格よ。」とか。
でも初めてあったのはボストンのコンコルドのバスケット教室でR子さんが黒のヴァンク
リフのペンダントアクセサリーをつけていて、「私も同じのを持っている!翡翠のだけど、色
を合わせてパリとニューヨークから指輪とペンダントトップも取り寄せて貰ったの。」と
言ったからでした。
それは、本当なんですがサウスーステーションから10$でケープコッドまで行くバスに
乗って200$のセスナ機を節約しなければやっていけないほど、美術の材料費はかかる
ので経済的に困窮していたのも事実なのです。
☆R子さんとはご家族で京都旅行をご一緒したこともあります。あちらはスウィート、私
は普通シングルです。お金持ちだからと言って絵を売りつけたこともないです。
R子さんのお嬢さんが村上隆の絵がほしいと言われたので、小山ギャラリーに問い合わせ「3
000万円でもいいか?」と訊かれたことがあります。「おきに召したらお買いになれる
額です。」と答えましたが、「村上からパリで個展をするので売らないでくれと言われた。
」と言うことで収まりました。
☆美術家に必要なのは品位と言うか、卑しくならないということではないでしょうか?
☆今、佐川急便で桐の箱が京都から届きました。

「いつも娘さんが受け取ってくれるのですが、いい娘さんですねえ。」
「親は欠点しかみえなくて、他人様がそう言って下さると嬉しいです。
私は仕事で地方に居てなかなか家にいないもので。」
と言った。