November 19th, 2014

帰宅。

家に帰った。
主人が役職を終えたそうで花束があった。収入が減るので心するようにと言われる。

お土産は定番の八つ橋。
季節限定なの。

他にお茶。

☆天皇陛下も奈良にいらしていたと言う。

 

とてもいい天気だったのでよかったと思う。

 

☆新幹線の自由席なのでお弁当をいただけないかもしれないので、伊勢丹の11階でお食事したのだけれど、どこも長蛇の列。

 

唯一、外の椅子に人が並んでなかったのが和久傳で、前の人たちが7時半の予約を早めにしてほしいと頼んでいた。

 

「 予約一杯で申し訳ございません。」とここも一杯のようだったが、お一人ならございますと、6時半ごろ座れた。

 

「8時に新幹線に乗るので宜しくお願いします。」と、頼む。

 

隣の席には名古屋から美しいお母様と息子とスウェーデン人のロンドン大学の同級生とかが座っていて、いつの間にか話していた。親戚の結婚式のため一時、日本に帰った息子さんはすぐロンドンに帰ると言う。ファッションの関係のお勉強だとか。息子さんもスウェーデン人の友人も小綺麗なハンサムな25歳。

 

いい時代なのね。

 

私は飴も買いました。

 

☆京都駅はもうクリスマスの支度がしてあって、とても綺麗だった。

☆新幹線のなかも、混んでいたけれど座れて、「紙の月」を読んでました。

 

映画とは違うところがありましたが、銀行のお金を横領した主人公梨花のことを、クラスメートの印象は「正義の人」と言うのでです。

 

映画ではカトリックの高校で女学生達が、修道女の教えを実践する愛の行為として、インドの教育里親に寄付金を定期的に贈る風景が出てきます。

 

若い娘たちは翻訳付の子供たちからの写真や絵の入った手紙に、若い歓びや善なる行為に気持ち良い高揚を覚えます。

 

若い梨花は、クールにはしゃごうとしなかった反動のように、皆が飽きて寄付金も払わなくなると、その埋め合わせを一人でしようとする。多額になる支払いは自分では出せないので、父親のお財布から5万円抜く。そして匿名の募金箱に入れる。その行為は不自然だと指導修道女はその運動を廃止する。

 

梨花の銀行の横領の伏せんとなる高校生時代の出来事。

 

修道女は盗んだお金で善をしても意味がないと言う。

 

梨花の受け持ったインドの少年は頬にアザのある少年だった。

 

やがて、短大を出て結婚し一戸建てに住む恵まれた主婦が、若い大学生のために勤めている銀行から際限なくお金を盗む。巧妙にコピー技術や巧みにチラシを作って今時代のやり方で涼しく横領をする。

 

若い大学生は横領したときから何かが変わる。なにかを失うと言うが梨花は何も変わらないと答える。

 

原作本では、梨花は探偵事務所3ヵ所に依頼して若い大学生の浮気相手を突き止める。

 

映画ではデート風景を見てしまう。

 

映画では独身の女性上司が厳しい視線で横領の現実を見るが、男性上司も若い行員とよくあることである愛人関係にいることを梨花は脅かしの材料にして、刑務所に行くことも覚悟しているが、現実に梨花はインドに一人でいる。

 

横領額は数億だろうか?

 

豪華な暮らし。家を買い高級車を買い、贅沢に大学生との逢瀬を楽しんだのだ。

 

色々、現代的な問題を含んでいる。

 

原作本で働いている女性がカードで衣服を買うとすぐ給料を超えてしまう。彼女は言う。「皆、どうやって綺麗な靴や衣服やバッグを身に付けて、どうやって遣り繰りしているの?」と言う台詞は私も同感だ。

 

上を見たら切りがない。
しかし、主人公でなくても質素な衣服で毎日過ごしていると、どこか惨めな気持ちになる宣伝と流行からも自由でない。

 

「八日目の蝉」を書いた原作者。

 

  梨花は大学生をそれほど愛していたのではなく、自分が変わりたかったのではと事件が新聞で報じられ週刊誌が記事を載せると、同窓会で集まったかつての同級生たちは不思議だ。家も裕福だし、ご主人に問題もないのにと言う。

 

  映画のラスト・シーンは梨花に答えを与えたのか?

 

☆岩倉実相院で買った茶玉。

和久傳の飴。

二条城で買った金魚サイダー。

  味は金魚に関係なかったようです。

☆平凡な家庭に帰って、主人に「明日の誕生日ケーキはアイスクリームだからね。」と言う。

 

「紙の月」を読み終わる。

原作とはずいぶん違う映画だったが、原作には心に残る文が。

 


私は私のなかの一部なのではなく、何も知らない子どものころから、信じられない不正を平然とくりかえしていたときまで、善も悪も矛盾お理不尽もすべてひっくるめて私という全体なのだと梨花は理解する。そして何もかも取り出して逃げ出し 今また、さらに遠くへ逃げようとしている。逃げおおせることができると信じている私もまた、私自身ナノだと。

 

行こうこの先へ。

 

☆原作には1996年頃、梨花の同級生たちのそれぞれの危ういバブリーに踊らされたお金で得たい衣服や豪華な食事等で、実を失う女達が描かれている。

 

☆ブランド。

 

誰でも結婚して数年の若いときは 安物の皿やお椀で食事を取り、雑誌に紹介されるような豪華な日常を暮らしているわけではない。

 

ちぐはぐな食器に、少しでも安く買う食材に節約して家を買ったり、子供の学費を作るのが普通だ。

 

しかし、それを惨めったらしく思い始めると、魔法のカードでなんでも手に入ることができると、歯止めがない擬似幸福が得られる。

 

まだ、幼い少女でさえ、かわいいお洋服やバッグが夢の国の主人公、お姫様にしてくれることを本能で知っていて 上手に別れた実の母の弱味を金づるにすることをしってしまう。

 

どこかおかしい社会が犯罪者をあちこちに作っている。