Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
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「追憶のローマ」を観た。

1979年の6月にローマに行った。
国際会議「宗教と科学」に参加するために、4日間ほどいたと思う。

その間、UFOを観たバスの運転手の家や、過去生で観たアトランティック大陸の滅びる絵を描いている女流画家のアトリエやテレビのディレクターの持っている郊外のプチホテルに招待された。

映画に出てくる風景も観たのであった。

ローマは美しく、美味しかった。

☆巡礼旅行でもローマには幾度も寄った。

カトリックの総本山のバチカンも隣接するので俗物性と聖性がまじっている極端な世界だ。

そして、歴史遺産とおしゃれなローマ。



朝、迷ったが最後のチャンスなので、品川プリンスにいった。

やはり、観て良かった。

寝ていたのかと思うほど、新鮮なのだ。

そして、とてもアート的だった。

アートの持つ滑稽さもアートの持つ空虚さも描かれていたのだ。

☆人間の強さと弱さ。

小人の女編集長が出てきて、とても強いのだ。
自分のユニークさを肯定し人間的な魅力が大きくさせている。

作家の主人公は成功した俗物作家だったが、愛する人が人妻になって死に、本当に大切な人を失うことで死に考えが及ぶ老人だ。

馬鹿馬鹿しさも退廃も嘘も愛し、どこか誠実で下らないものは下らないという作家の良心もある。

ローマが崩れ落ちる。70年代に花開いていたローマの人々も壊れていく。

それは世界の姿でもある。

アフリカで奉仕活動をしている高齢のシスターが木の根っ子しか食べないと言う。それは、大切なものは根っこだから。

シスターが渡り鳥のフラミンゴ達の群れを一息で飛ばした。ピンクのフラミンゴはローマのコロッセイムの見えるバルコニーに留まっている姿は美しく、画面画面は現代美術のコンセプチュアル・アートだったり、アセンブリージだったりでとても面白い。

セレブの女たちの華美なファッションと暮らしの豊さと修道者たちの姿が交差して、とても長い映画なのだけれど退屈しない。
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