September 20th, 2015

「ニキとヨーコ」NHK出版 黒岩有希著を読む。

 今日、六本木の新国立美術館で買ってきた本。

 ニキ・ド・サンファルの作品は、箱根の彫刻の森でよく観ていまた。
     
 立川のパブリック・アートでも見て、個性的な作風は女性のものと知っていたものの、特別な興味はなかったのです。

 しかし、何かに惹かれるように、東京駅から5時からタクシーに乗り、新国立美術館に5時半まで間に合うか、賭けのような気持ちで長野からのスーツケースや荷物をも運びつつ時計を気にして観にいきたいと思ったのでした。

 ラッキーなことに、5時20分には、美術館の前に着いたのです!

 スーツケースを案内所に預け、チケットを買い、オーディオを借りて5時30分には、3分の1の作品を観ることができたのでした。

☆観ることができて本当に良かったのです。

 フランスのニキが女性として、古い価値観に抑圧されていて、テロリストになる代わりにアーティストとなったという切実な気持ちは、私も持っていたものだからです。

 ☆それと、鍵となるタロット・カードに、私も呼び寄せられた気がします。

 私もタロット占いをしますし、神秘な力を知っているからです。

 もうひとつは、ご主人のティングリーの作品がかなり好きで1998年にパリのセーヌ川の近く、ボザールの近くの小さな画廊でであった、狂牛病のメカニックの作品に大いに感銘を受けたので、後に、ニキが奥さんと知り、恵まれたアーティストなのだと思ったものでした。

☆ニキは、貴族の出で、カトリックの厳しい教育に反発する。

 美しくモデルもしていた。

 父親からの性的体験(どの程度かは知りません)、若くして結婚し、男女の二人のこどもは夫に委ね離婚。

 美術教育は受けてないが、精神病の治癒としてアートが必要だったようです。

☆彼女の作品は、とても楽しく、3次元コラージュといった作品のパーツがとても女性的、フランス的、時代的で文化と日常が高みでなく混ざっていて、興味深いものでした!

☆作風はドンドン変わっていくが、少女が母親に反発したり、性が原始的にエネルギーそのものである表現が、ニキが正直で無垢なことを知らせる!

 プロのモデルとしての美貌も、多くの幸運を引き寄せたと思いますが、彼女の発想や色や構成は天ぶの才を感じました。

 ティングリーの力もあるでしょうけれど、女性の表現者のハンディに対して、政府はもっと補うべきと映像「ダンディ」で語ってましたから、子供を引き取って育てるという発想は無かったのかもしれません。

 100年前のモリゾ・マネとの違いは、近代の問題かもしれないと思いました。

☆売店で買い物ができる時間があったものですから、絵葉書2枚、図録、キャンディのあとに、この本を発見し購入できて良かったのでした。

☆ヨーコさんは本当は静江さんと言うのです。発音が外人にはしにくかったのでヨーコと呼ぶことになったそうです。

 この本の作者は静江さんの息子さんの奥さんで、六本木の新国立美術館のニキ展が決まって、出版されることになったそうです。

 静江さんはニキさんの作品のコレクターで、色々なビジネスと同時に上野の自社ビルにニキさんの作品だけのためにショールームを作り、売ることを目的とせず多くの企画をして公的に作品を紹介していたそうです。

 やがて、那須にニキさんの美術館を建てニキさんを招待する。

 500もの書簡を交わしていたそうです。

☆この本は、ヨーコさんの生い立ちが丁寧にかかれ、新しい時代の女性らしい期待を父親からも受けていたそうです。

 有名な上野の料理店に生まれ、津田塾で英語を学ばれ、英語の教師もするのですが、ビジネスをして成功された方のようです。

 ご主人とは駆け落ちで、かなりユニークな結婚生活で長く別居されながらも、肝心なところは協力者で、parcoを創り社長されていた方で、女性の能力を認める方だったようです。

 それでも、炊事、掃除、洗濯、子育ては手伝ってくれず、お子さんの一人は他人に預け子育てをしたようです。

 細かく、親の後継者としてビジネスでの頑張りが、書かれてますが、ご夫婦とも非凡で時代を創られた方だとわかりました。

☆那須の美術館建設は、国立公園法でニキさんの願望通りにいかず、とても苦しまれたようです。

 自分も国立公園内にコテージを建てているので、物置の増築でも長野県庁の環境課が、わざわざ訪ねてこられ、大工さんとお話をして書類を提出する事で納まったところですから、よくわかります。

 建物の色も茶色って決まっているので、ニキさんのカラフルな外装が許されなかったのもわかります。

☆ヨーコさんはニキさんと、前世に魔女死刑執行係りと魔女の関係で、償いのために美術館を今世、建てることになったと言っていたそうです。

 ニキさんはタロットガーデンをイタリアに自分で創ったそうですが、自分は愚者だと言っていたそうです。

 ヨーコさんは、ニキさんの作品を49歳の時に見たとき、その作品は自分だと思い
ギャラリーに有る作品皆、買い占めたそうです。

 財力のスケールも桁違いで、展覧会のオーディオで、それを知った時に本当に驚いたものです。

 ニキさんは、イタリアのタロットガーデンを創るのに20年かかって費用や作品を作ったそうです。

 凄い女性が女性を解放して幸せにするのですね。

☆美術館は初日か2日目。

 客層は若い女性が目立ちました。

 ニキが香水瓶やアクセサリーのデザインもしていたせいか、ファッション製が高い。

 ヨーコさんは子供のころ、自分の描き方の絵を教師に否定されてから、絵を描くのが嫌いだったようです。
  
 実家の父親から末は代議士と期待され、ご主人から有るときから、1円も生活費をもらわなかったそうです。

 parcoを創立、社長をしていたご主人は、絵を描くために別居と自分の収入を全部、自分のために使う宣言をされたのですが、それまでは、ヨーコさんの実家の料理屋さんのために働きご苦労をされたようです。

晴れ!「ふたりだけのお葬式」かの子と一平を観る。


 昨晩は3時頃寝たのですが、8時には起きました。

2階の掃除を始めます!



☆東京は暑いです。
 冷房をつけたまま寝てしまいました!

 誰も住んでないのに、よく汚れるものです!掃除も重労働なのでした。

 2時間集中して働いたので疲れました。

 汚れたのでお風呂に入って着替えしましょう。

☆お昼に主人におにぎりを買ってきてもらって30分くらい休み、再び掃除!

☆古美術商が来る。
今日は食器と衣類を持っていった。

☆従姉妹とjrの駅で待ち合わせ。
10分くらい遅れた!

 申し訳ない。

☆渋谷からタクシーで1080円!
 代々木八幡の青年座まで。ちょうどいい時間に着いた!

 9月17日から23日までで、今回初講演。
 文学座の佐川和正サンが出ているので、従姉妹から誘われたわけ。

 かの子は一平とほかに2人の共同生活をして、文学を深めたのだけれど、瀬戸内晴美の「かの子繚乱」を読んでいたので、短い時間によくまとめているなあと感心!

 舞台は、一幕で登場人物が、かの子、一平、医者、助教授、訪問者、遺体のかの子、鳴き声だけの太郎と少ないのだが、20年の歳月を上手に現して、とてもわかりやすかった。

 音楽も音響もとても効果的で、一平やかの子の台詞が、いかにやり手な夫の手腕とかの子の芸術崇拝が、のちの岡本太郎を生んだかも伺い知れ、非凡な人生を肯定的にも讚美にも感じられる生きることへの愛情を感じられた!

 佐川さんもかの子の帯を締めたり、掃除をしたりの生活風景を滑稽にもなり行きにも演じて幅を広げたと思う。箒を持ってのひょうきんな登場がいい!

☆4時半に劇が終わり、それから、16日にオープンしたばかりのカカオストアで、チョコレートのフォンデュとアイスティーを飲んだ。

 本店通りを通って帰り、東急地下でお弁当を買った。

 7時頃、自宅で主人と松茸弁当となだ万の敬老弁当を頂く。

☆今日は2階の小物を段ボールに詰める。
5箱くらいで片付けられるといいのだが。

☆夜は従姉妹にお礼電話をして、お風呂に入ったので、早めに寝ましょう!

 明日は午前中は段ボールに収納して、y子さんと1時から映画。

 その足で長野に帰ります。

 長野ロキシーでダライ・ラマの映画をやっているのでみたいですが。7時頃には、コテージに着きたいなあ❗