発言小町「美大出のみなさん!」を読んで感じたこと。
浪人までして、美大に入り頑張ったお嬢さんが、今卒業後、その頑張りに相応でない境遇
☆そのお嬢さんは、才能もないのにお金やコネで不当に成功している人もいるのにと言う。
そうかな?
☆私は68歳にもなると、お金やコネでは到底追いつかない高みまでいかないと、芸術と
醍醐味と言うか、至福の創造の喜びは客観的有利条件の中ではないと思うのだ。
私のイメージだと、駱駝が針の穴を通るような確率で起こる、真理への美への人類愛の極
そのくらい本当の美の道は過酷だと思うのだ。
そして、その道には非凡な狂気が求められるだろうと。
☆生きてるうちや人生の青春期に認められない事などざらだ。
ただ感受性を磨き、作品を作り続ける事だ。
☆奇跡と言うのは、その持続のあとで来る。
☆奥村土牛だって発入選したのは35.6歳のときだった。
美大すら行ってない。
戦争でアトリエも作品も燃えた。
私の中国人の知人も重慶の洪水で紙の作品をぜんぶ失った。
そののち、国立公園内で庵を建て、画や書の作品を製作したビデオテープが届いた。
別の中国人が言うには、彼は著名な画家でどうして知り合ったのかと言う。
姑の奢りで揚子江(長江)クルーズに行った時に、船の中であったのだ。
姑の誕生日と父へのお土産に詩を書いてもらって、私の画印のてんこくを頼んだら、父の
秘訣と言うものがあるなら、他人のためになしたことが、必ず、幾倍にもなって自分に返
☆美術学校は教えないけれど、如何に不遇に強く生きるメンタルの強さが一番大切だ。
☆才能ねえ?
才能は信じるしかない。
こんなに多くのアーティストがいるのよ。
認められないないなんて、普通の事だ。
誉められたら、警戒しますよ。
そして、自分は早めの成功を疎んじる。
理想は長生き。
完成まで煩わされなくマイペースで製作するのが、最も安全だ。
私の考えだが、画をひたすら見歩いていると、どんな絵からでも学べる。
本当に必要なことはやってくるし、やってこないものは必要でないことなので、貧乏や無
世の流れと異なり
誉れより恥を愛し
そしりを得て平安を知る
人より優れぬ幸いを歓び
我が愚を誇りに思う
貧しさをもって品位とし
在るよりはただ香る
流異香
(24.5歳の頃、書いた)
他人の成功に腹をたてることはない。
その人はきっと凄く努力したと思う。