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生きる哀しみ。マララちゃん。

世界中にはとても過酷な状況のなかで生きている子供がいる。

豊かな国でも虐待や家族の不慮の事故で孤児となって生きる子供もいる。

とても幸福そうに見える子供でも内情はわからないのだ。

☆若い17歳のパキスタンのマララちゃん。

マララちゃんの父親は学校に行けるほど裕福に育ったわけではなく、とても苦学した人だった。

夢のように生まれた少女に英雄の名前をつけた。

男の子しか特別に喜ばれない国で、彼はマララちゃんの誕生に女の子としては例外的に祝った。

こう言うことは、彼女のかいた本に書かれている。

☆親も神様ではない。

自分の子供に自分の実現できなかった夢を託すときに、背負う子供に起こるべくあらゆる正負の出来事を予想できない。

私の叔母は生涯独身で祖父の夢を実現した。

アメリカ好きでアメリカで暮らしたかった祖父はその夢を次女に託した。次女は優秀で名古屋の領事館からアメリカの大使館勤務に移り、定年まで働き、キャリアウーマンとして人生を全うした。

しかし、叔母は結婚しなかったし、子供のいる未亡人の長女を「自分より幸せだ。」とも言った。

三女の母と次女の叔母は年子で同じミッションの金城女学院に通い、終生のライバルだった。

私は平凡な主婦の母もキャリアウーマンの叔母も対等に観て、どちらの人生にも哀しみも喜びもあることを学んだ。

☆しかし、40代の頃、叔母はマインドコントロールのように引かれたレールにのって、頑張ってきた人生が祖父の夢実現で自分はその犠牲者であるような批判を強くしていた聞いたことがある。

それは、私の妹が30歳にアメリカで大学院に行き博士号をとるときに、あまりの厳しさに日本に帰りたいと手紙を出したときに、父から3時間しか眠らず学んだナポレオンの本をただ1冊、無言で送られて、結局過酷な状況を乗り切り卒業し博士号をとったとは本人が話したことであるが、今、実の父親への恨みのようなものになっている。

だから、私は娘に学問は好きでやるもので、強いられたり虚栄のためにするものでないから、やりたければやればいいと言っているのだ。

☆この世界で怖いのは、マララちゃんが若すぎるので誰かの利益のために利用されている。操られていると言うものである。

現実に、お絵描きを生業にしている私にもごく若いときから、色々な赤の他人がやってきて「育てたい。」「成功させてあげる。」「応援したい。」とやって来るのだが、その思惑は残念なことに、その人の野心や利益や金蔓だったりで、若かった私もそれとなく勘でわかるので、お断りしてきたが、それがすぐに敵となって苛めや潰しになることに驚いたものである。

☆ノーベル賞平和賞が若すぎるのでマララちゃんに与えられたことで、マララちゃんの背負うものの大きさに心配したり、大人の思惑に使われているのではないかと危惧している人は多い。

☆聖人伝を読むと、貧しい育ちのものが教会や特別な恩人のお金で学ぶ機会を得る。優秀で純朴だと、そのままきれいに育ち殉教してしまう。また、教会はその行為を称え、英雄扱いし聖人とする。

しかし、怖いと思うのだ。

恩によって、気がついたら自分意思等主張できなくなるのである。

ナポレオンに傷の膿を吸って貰った兵士の母親は泣いた。この息子はこれで、ナポレオンのために死ぬこととなるであろうと思うのである。

☆人間の世界の大人の思惑は怖い。

子供はいつも大人の犠牲者で、貧しいインドの子は貰いのいいコジキになるために、大人から足を切断されたり、目を潰される。お金をより多く貰うためだ。

そういう子供を救うために、教育里親制度や養子縁組の制度もできたのだ。

☆マララちゃんは過酷な貧しいアジアの一少女として、自分が親のお陰で教育を受けれたように、同胞の女の子達が無知から解放され権利主張をできるように学ぶ権利を言ったのであった。

インドではご主人が死ねば生きながら焼かれるサティと言う習慣もあったし、奴隷のように親のいいなりで年よりと結婚する事もざらであるから。

☆何はともあれ、健気な少女がどうせ殺されるなら主張して殺された方が良いと、公的な舞台に立つことを選んだのは、日本の子供たちには考えられない切実な背景があってのことで、世界にはこのような子供がいることを彼女のお陰で私達は知ったのであった。
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