March 26th, 2020

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アマゾンの新型コロナウイルス対策が、中小の事業者にとって大打撃になりつつある
欧米において生活必需品以外の商品の倉庫への受け入れを停止したアマゾン。同社に商品の保管や梱包、発送といった作業を任せている小規模のセラー(出品者)は販売が急減し、代替となる配送手段を探すなどの対応に追われている。

TEXT BY LOUISE MATSAKIS

WIRED(US)

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バーニー・トンプソンは、まさにアマゾンが称賛したくなるような起業家である。かつてマイクロソフトで開発を担当していたトンプソンは、2009年に電子機器メーカーのPlugable Technologiesを立ち上げた。そしていま、ワシントン州レドモンドの同社には35人の従業員がおり、主に独自のノートPC用ドッキングステーションをAmazonで販売している。

2016年にはアマゾンの最高経営責任者(CEO)ジェフ・ベゾスが株主へのメッセージのなかでPlugableを特に取り上げ、トンプソンの会社のような小さな企業の成長をアマゾンがいかに後押ししているかをアピールした。Plugableのサクセスストーリーは非常に象徴的なもので、アマゾンのプラットフォームに新たな事業主を呼び込む映像広告でも取り上げられたほどだった。

そして、新型コロナウイルスがやってきた。トイレットペーパーや食品といった生活必需品の需要に圧倒されているアマゾンは、このほど米国で10万人を追加雇用する一方で、4月末まで米国や英国、カナダの従業員に少なくとも2ドルの臨時昇給を実施すると発表した。

また、Plugableの製品も含む必需品以外のすべての商品を4月5日まで倉庫に受け入れないことも決定した。イタリアやフランスでは、アマゾンは在庫にかかわらず生活必需品しか配送しない予定だ。

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Amazonの出品者に打撃
今回の方針変更により、(すでに多数が新型コロナウイルスによる混乱を経験している)Amazonへのセラー(出品者)たちは、商品を顧客に届ける新たな手段を慌てて探すことになった。配達には24時間から数週間、もしくはそれ以上は余計にかかるようになり、売り上げの急落につながっている。「商品が1カ月も配達されない状況で、注文しようという人はいません」と、Plugableのトンプソンは言う。

こうした動きに対して、アマゾンの広報担当者は次のようにコメントを出している。

「新型コロナウイルスが当社の販売パートナーの多くに及ぼしている影響については理解しています。優先度の高い商品を一時的に優先することで、商品の受け入れや仕入れを素早く行い、現在これらの商品を必要としている人々、特に高齢者や公共の場所で被害を受けやすい人々に迅速に発送することができます。この点をパートナーの皆さんに理解していただいていることに感謝しています」

アマゾンはまた、納品の時間に基づく業績指標も含め、セラーのポリシーを一部緩和することも明らかにしている。

ほかの発送手段を模索する事態に世界各地の中小企業は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)のために事業を停止したり、従業員を解雇したりせざるをえない状態に陥っている。こうしたなかAmazonのセラーは、この巨大な小売企業に大きく依存している点でユニークな存在である。アマゾンの広大な物流網には、いま公衆衛生の危機によって大きな負担がかかっている。

アマゾンは長らく、数百万のサードパーティーに対して「フルフィルメントby Amazon(FBA)」に登録するよう求めてきた。FBAに登録すれば、商品の保管や梱包、発送といった作業を一定の料金でアマゾンに任せることができる(広報担当者によると、FBAを利用しているセラーに対し、アマゾンは4月の長期保管料を免除するという
免除するという)。

アマゾンセラーのデータを追跡しているJungle Scoutによると、約94パーセントの業者が少なくとも発注の一部にFBAを利用しており、64パーセントが全面的に利用している。現在、FBAの利用は生活必需品に限られていることから、セラーはほかの発送手段を探さざるをえなくなっている。

「今回の発表によるわたしたちのビジネスへの影響は極めて大きなものです」と、Afula EnterprisesのCEOメンデル・ジェイコブソンは言う。同社は年間1,000万ドル以上に相当するさまざまな商品をアマゾンで販売している。「カタログにある商品の半分ほどをアマゾンに送ることができず、在庫の問題がすでに多数発生しています」。Afulaは、必需品に該当すると考えていたごみ袋のような品物でさえ、アマゾンに送ることができずにいる。

必需品の優先は正しいと理解しているが……
こうした状況に対処するため、Afulaは独力で注文に対応しようと試みている。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために住民に自宅待機命令が出ているニューヨーク市の倉庫から、品物を回収できるトラックがなかなか見つからない。

メンデルは周辺地域でチラシをまき、近隣住民への販売という手段に出ることも考えた。また、ブルックリンで雇用している35人のうち一部を解雇しなければならない可能性も心配している。「状況は刻々と変化しています。次に何が起きるか誰にもわからないでしょう。未知の事態はとても恐ろしいものです」

『WIRED』US版が取材したすべてのセラーと同様に、メンデルもアマゾンの決定を支持しており、必需品の優先は正しいことだと考えていると言う。しかし、データ解析企業のMarketplace Pulseによると、アマゾンのプラットフォームで活動しているセラーは全世界に250万以上いる。アマゾンにおける商品の総売上に占める割合は、2018年にはセラー全体で58パーセントだった。しかもJungle Scoutによると、セラーの37パーセントがアマゾンを唯一の収入源としているのだ。

セラーが現在直面している問題は、発送以外にも広がる。3Dプリントのツールを生産しているAMX3dの業務部門を統括するマイルズ・シュチュレクは、アマゾンから小口融資を受けていると語っている。自社倉庫に商品をストックできなくなったことから、返済が滞ることを心配しているという。「アマゾンが今回の制限を課した際に、融資の期間については何の調整もありませんでした」と、シュチュレクは言う。

ほかの選択肢としては、いまの融資をキャンセルして、借り換えで融資額を増やすしかない。こうした上級に対してアマゾンの広報担当者は、「わたしたちは既存の借り手や融資が見込まれる企業の返済猶予も含め、小口融資先を支援できる最良の方法を見出すべく早急に取り組んでいきます」とコメントしている。

1社が市場を独占することによる脆弱性
トンプソンも含む一部のセラーは、いまでも比較的早い配送を実現しているウォルマートなどのプラットフォームで売り上げが増えている。しかし、それらの追加発注分は、アマゾンでの損失を埋めるには不十分だ。

新型コロナウイルスの感染が拡大する前、Plugableは積極的に雇用を進めていたのだと、トンプソンは言う。現在は求人をほとんど締め切っている。このような企業活動の停滞は、アマゾンだけのせいにすることはできない。株式市場が壊滅的な状況になり、数百万人が失業している現状では、電子機器や衣服などに自由に使えるお金は減っている。

新型コロナウイルスのパンデミックが終息したあとでも、自分たちのビジネスが回復するのか、どれだけ早く回復するのか、セラーたちは気をもんでいる。

「ウイルスが去ったあと、人々が頼りにしていたような品揃えをアマゾンが再めて補充するまで、どれだけかかるのでしょう」と、シュチュレクは言う。「ひとつの場所がこれほどの市場シェアをもつことの大きな脆弱性を示していると、わたしは思います」

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 若くても亡くなるコロナウイルス!
 イギリスで21歳女性が死亡、「基礎疾患なかった」 新型コロナウイルス
2020年 3月 26日
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Image copyrightFAMILY PICTUREChloe
Image caption家族によると、亡くなったクローイー・ミドルトンさん(21)には基礎疾患なかったという
イギリスで、基礎疾患のない21歳の女性が新型コロナウイルスにによる感染症(COVID-19)で死亡していたことが明らかになった。

バッキンガムシャー州ハイ・ウィコム在住のクローイー・ミドルトンさんは、先週亡くなった。

おばのエミリー・ミストリーさんはフェイスブックにミドルトンさんが「COVID-19で亡くなった」と投稿。新型ウイルスの流行を止めるために「自分の役割を果たす」よう訴えた。

政府統計によると、これまでCOVID-19で死亡した人のほとんどには基礎疾患がああった。

一方で、新型ウイルスの感染で危険があるのは高齢者だけだという思い込みから、 若者が当局の警告を無視しているのではと懸念されている 。

これに対してミドルトンさんの家族は、一連のフェイスブック投稿で、乙局のアドバイスに従い、新型ウイルスの影響を「深刻」に受けるとめるよう呼びかけている。

「打ちのめされている」
ミドルトンさんの母親ダイアンさんはフェイスブックに、「もう一度考え直してほしい」と書いた。

「私自身が経験したことです。このウイルスは私の21歳の娘の命を奪った」

ミストリーさんも、「私の優しくて美しかった21歳のめいが。COVID-19で亡くなった。彼女に基礎疾患はなかった」と話した。

家族は「信じられないほど打ちのめされている」という。

「このウイルスがどれほどのものか、目の前で繰り広げられている。事態は始まったばかりです。お願い、お願いだから政府のガイドラインを守ってください」

「自分の役割を果たすとき。自分と周りを守るとき。ウイルスが広がっているのではなく、人々がウイルスを広めている」

ミドルトンさんの妹エイミー=ルイーズさんも、「大勢がこんなひどい目に遭う前に、いい加減、何が起きているか真剣に考えて」と投稿した。

イギリスでは先週末、18歳の男性が新型コロナウイルスに陽性と診断された後に亡くなったが、この男性は「深刻な基礎疾患」を抱えていたという。

COVID-19の致死性は?
新型コロナウイルスでは、高齢者や病気を抱えている人ほど死亡率が高い。

しかしイングランド主任医務官のクリス・ウィッティー教授によると、高齢者でも「大半は軽いか中程度の症状」しか出ないという。

一方で、若い人でも集中治療が必要になる場合もあるため、「取るに足らない感染症」だと軽視してはならないと述べた。

インペリアル・コレッジ・ロンドンの推計によると、80歳以上の高齢者の死亡率は平均の10倍ほど高くなるが、40代以下では大きく下がる。

年齢のほか、糖尿病や高血圧、心臓や呼吸器の疾患の有無も、死亡率に関わってくる。

(英語記事 Coronavirus v

(no subject)

神奈川・千葉・埼玉・山梨も外出自粛を 東京都が要請へ
2020年3月26日 12:29 (2020年3月26日 16:50 更新)


東京都内で新たに40人以上の新型コロナウイルス感染が確認され、記者会見する小池都知事(25日、都庁)
新型コロナウイルスの感染が東京都内で急拡大していることを受け、都は26日、隣接する神奈川、千葉、埼玉、山梨の4県でも住民に不要不急の外出の自粛を求めるよう協力を呼びかける。都の小池百合子知事は4県の知事と同日夜、テレビ会議を開き、各県から都内への移動自粛も要請する。4県は都と歩調を合わせる方針とみられる。

小池氏は26日、都庁内で記者団に「都民へお願いした外出自粛は首都圏の皆さんへのお願いと同様」と話した。

神奈川県の黒岩祐治知事は26日、県民に対して不要不急の外出を控えるよう求める緊急メッセージを発表した。要請の期間は4月24日までとし、特に今週末の外出自粛を強く訴えた。

千葉県の森田健作知事、山梨県の長崎幸太郎知事、栃木県の福田富一知事はそれぞれ、週末に都内や東京方面への不要不急の外出を控えるよう県民に呼びかけた。

2015年の国勢調査によると、東京都内を通勤や通学のために訪れている人は1日あたり約290万人。うち神奈川県が約106万人、埼玉県が約93万人、千葉県が約71万人で、この3県で93.6%を占めている。都内では新型コロナの感染者が急速に増えており、小池氏は都内への人の流入を抑える必要があると判断した。

都内では23日から3日連続で1日あたりの感染者数の過去最多を更新。25日には新たに41人の感染が確認されて、都内での感染者は210人になった。

25日に開いた緊急の記者会見で小池氏は「感染爆発の重大局面」と表現した。週末の外出自粛だけでなく、平日もできるだけ在宅勤務し、夜間の外出は控えるよう呼びかけた。外出自粛要請の対象期間は4月12日まで。

都内の「都市封鎖(ロックダウン)」について小池氏は今すぐに実施する状況ではないとしつつ「有識者の助言を踏まえて社会的な活動を考えながら、政治的な判断も必要になってくる」と説明した。

都は医療体制の整備として重症の患者の病床数を最大700床、中等症の患者の病床数を最大3300床まで確保する考えを示している。国が緊急経済対策を策定する方針を踏まえ、都は緊急対策の第4弾を4月中に公表する予定。

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