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つげ義春の奥さんの本です。

つげ 義春は、漫画家・随筆家。本名:柘植 義春。『ガロ』を舞台に活躍した寡作な作家として知られる。 テーマを日常や夢に置き、旅をテーマにした作品もある。『ガロ』を通じて全共闘世代の大学生を始めとする若い読者を獲得。 ウィキペディア生年月日: 1937年10月30日 (77歳)生まれ: 東京都 ☆あまりにも寒いので電気毛布を敷いたお布団の上で、パジャマの上からキルとのベストを着てさらに首に襟巻きを巻き、さらに右に電気ストーブを置いてます。 そうして、藤原マキさんの「私の日記」を読んでます。 58歳で癌でなくなったマキさん。 ご主人は漫画家のつげ義春さん。文化関係者が誰でも一番好きと言うご主人のまんが。 奥さんは演劇の状況劇場の主役をしていた女優さんで感性も性格も私は好きです。 絵は素人と言うことで、この絵日記も最初は息子さんのための思い出資料として描いたものらしい。 特別、個性的と言うことはないが、写実的で説明的で良く描けていると思う。 ☆内容は赤裸々にかいてあるけれど、何処の家でも似たところがあるのではないかしら? お子さんの幼稚園入学式も奥さんが道具屋に市松人形を買いに行くシーンも旦那様のやさしさもあって、いい夫婦だと思う。 精神不安病や子供の病気や主婦の体調の悪さも、とっても辛い事で、大なり小なりどこのいえでもあることでないかしら? 奥さんは疎開で大阪から島根に行った。父親が戦死して、公民館で暮らしていたと言う。それでお風呂がなくて貰い湯で生活していたが、人様から声がかけられるのを待って入るのだと言う。嫌われない知恵なのであろう。 聡明なひとなのだと思う。 体を動かすことが好きでダンス(バレエ?)を習っていた。 貧乏なのでと、上手に畑から野菜を失敬してしまうことが書かれているけれど、卑しく感じない。 つげ義春の漫画は非凡なので、そんな漫画家の奥さんになれたことは、ノーベル賞受賞でスウェーデンに招かれる夫婦と同じかそれ以上、誇らしい事だと思う。 同じ一人っ子の母親であり、妻として、少し反省もさせられた。

富士山のかたちの愛知県の海老煎餅。

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