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高輪散策!

 今朝は2時間しか眠れなかったので眠たくてしかたがありません。
しかし、高輪まで琴の稽古に約束があったので11時に着くように行きました。

 高さんは息子さんの頭痛の為に病院に一応寄ってきたそうです。母親はいつも大変です。
お茶を飲みながら、今日のは柚子の香りのお茶でしたが、いろいろと黄山の個展の話をしました。直ぐ具体的になるそうです観光シーズンは混むので避けると季節が限られるそうです。

 眠くて琴を覚えられそうも無いので、パスにしました。
それからとなりの中華料理屋さんでお昼の定食を取り寄せました。美味しくて安かったです。
高さんの琴の生徒さんが「宇津保物語絵本」を買ったので、又持ってきてくださいと頼まれました。

 激しい雨が降ってきたので、そのままお話してました。中国で仕事をしている日本人が自分のお茶の先生に贈る急須を探しにきました。わざわざ、そのためにだけここまで来たそうです。今は、混ぜもののお茶や安物で見栄えばかりのお茶セットを売っている店ばかりで本格的なお道具とお茶を飲ます店は少ないそうです。

 次のお稽古は5月7日の3時半頃からで、木曜日なのでその後清泉の中国語のレッスンに行くことにしました。家庭の事情で中国に行くことになり時間が取れないそうです。

 ビデオを2本、貸してくれました。古琴と絵画の10ヶ国語の20分ビデオです。



☆雨が上がったので、郵便局を探していつもは行かない道を通りました。すると気がつかなかった良質の古本屋さんとパン屋さんがありました。本当に美味しそうで、その前にプリンス・ホテルで葡萄パンやアンパンを買ったばかりなので、おやつ用のフルーツ・ケーキとチョコパンと食パンの耳を1枚貰いました。主人がパン党でパンにはうるさいので美味しければこれからここのパンを買おうと思うほど美味しそうでした。とても感じのいい店でご主人と2人だけでしているそうですが、表通りから離れているので残念なロケーションでした。

 その隣の本屋さんも素敵で、定年退職後に自分の本を並べているそうですが、なかなか質のいい本で絵画のものや文学や限定本や豆本や奇観本などのほかに、古き良き時代のポスター店も奥のギャラリーでしていました。
「本の街」の小冊子が沢山あったので、「而立書房と同じビルにあるので、良く読みます。」といったら、「広告を出すので、これから来るよ。」といってました。
そこで買った文庫本がこれです。
「ボン書店の幻」モダニズム出版社の光と影、内堀弘、ちくま文庫。

 1930年代、自分で活字を組み印刷していたちいさなちいさな出版社のはなしで、鳥羽茂さんの話です。サイン本でした。私の本も置いてもらおうかな?

 詩集を主に出版していた鳥羽さんは29歳でなくなります。奥様も結核で亡くなり、お子様の小さな男の子も行方知れずで鳥羽さんも亡くなりました。残ったのは拘りのモダンな詩集本だけでした。
 私もそうですが、限定本とか売れない本作るの大好きなんですよね。
広告に「誰にも売れないことを望む」などと書くような人だったらしいです。
それで、鳥羽さんを調べていく内に、岡山から東京で慶応に少し通い、直ぐやめて出版社を作り印刷も自分でしていたことがわかります。さらに、若くして父親に先立たれたお母さんや兄弟のために印刷で養っていたことも、学校を中退したこともわかります。
 とてもお洒落な方のようで写真が2枚残ってます。
 お父さんが亡くなった時に4歳だった息子さんは生きていて、この本のお蔭で自分の父親の写真を初めて見たそうです。もう70歳で、生き残った鳥羽さんの妹さん85歳と連絡が取れたそうです。結核で弱ったお父さんは息子と一緒に桃も木と梨の木を植えるのだそうです。種だったようです。その梨の木がいまもどんな嵐にも台風に耐えて残っているそうです。

 辛酸を舐めたであろう息子さんを置いて、鳥羽茂さんは最後まで詩集を出すことに命を削ってられたそうです。自分も若い時は文章を書き同人誌に出したりしていたので、他人の売れそうも無い詩集を出すことが彼の命の存在だったのでしょうね。

 詩の出版はほとんど破綻するくらい大変だそうです。限定の300冊くらいも作家さんに少し負担してもらって出版していたそうですが、貧乏なのに10年続いて、多くのマニアには幻のボン出版社だそうです。

☆家で丁寧に筍ご飯を炊きました。
 そして、ビデオを中国バージョン、日本語バージョン、スペイン語バージョンで観ました。
とにかく歴史も去ることながら、世俗を徹底的に忌むのですね。文人のたしなみなので、書とか画とかも心の自由さや深さが現れ、とても綺麗な風景の中で古琴を弾いている優雅さは本当に素敵でした。古い時代の名曲で文人などが演奏を聴いて、山水の風景を思い起こすのだそうです。
 それはわかります。
 説明ではないのです。
 誠の演奏は絵が出てくるのです。
 しかし、その境地に到達するのがいかに非凡であることか。
 桐の木で琴を作るのですが、桐の木は天木なのだそうです。とても神聖で7つの絃は完全なる宇宙で13の音階は1年の月だそうです。完全な楽器だそうです。
「三国志」で演奏していた琴の曲は有名な古典で、映画の中で諸葛孔明さんの役の金城武のことの置き方は間違っていたそうです。レノンの周い役の方が正しい琴の置き方とのことでした。

 墨絵のほうも陰陽で黒が陰、白が陽。
心を映すのが絵とのことでした。
多くの画人が描いてましたが、字、篆刻などもその調和はとても大切とのことでした。
又、何も残らなくてもただ香りが残るというのです。
素敵です!何か業績とか地位とか大きな名声とかはいらない気がします。


 深い教養が要求されるのですね。
筍ご飯を美味しく頂いて8時ころから2時間寝ました。
どうも、知識のインプット量が多いので疲れやすくなってきているみたいです。

 明日は中国語と父の家の掃除なので早めに寝ましょう。
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