Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
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画家の幸福!

30歳で亡くなられたが、佐伯祐三は幸福な画家だったと思う。

育ちの良さと家族や友人に恵まれた。
裕福で文化的な寺の次男。

美しく聡明な育ちのいい奥様。

バリの小学校にかよっていたかわいい娘。

しかし、日本に留学中に浮気を一度して、奥様は本気で離婚する気だったそうだ。

芸大で最後からⅠ、2番の成績ながらも、25歳で卒業すると、その年の暮れには親子3人でバリに向かう。

日本には、アトリエつきの自宅を親の援助でたててもらい、兄の援助でバリに暮らす。

当時のパリには藤田を筆頭に300人の日本人画家がすんでいたそうだ。

パリで師ブラマンクに出会い、日本に帰国すれば絵も評価され、各メディアも絶賛し、絵も売れた。

酷評したブラマンクも色を誉めてくれた。

たった一つの難が身体が弱いことだったのだ。

⭐本を読んだところでは、彼を嫌う人もいない。

そして、彼は凄い速度で制作する。
1日、20号の油彩を2枚から3枚描いたと言う。

精神病院に入れたのは奥様だが、佐伯祐三はゴッホのようだと喜んだと言う。

交遊関係も凄い。荻須や山口長男や日本を代表する画家ばかりで、低次元な人間が出て来ない。

ひとり娘も彼の死後、結核を移されて亡くなった。

二つの遺骨を抱いて帰国した美しい絵の才能もある奥様は、その後73歳迄生きられたと言う。

⭐その長い時間は佐伯祐三の作品を護るためにも必要だっただろう。

佐伯祐三の作品はドイツ人の絵の具屋が買ったとあるから、フランスでも売れる実力があるのだろう。

ビリ近くで25歳で卒業した画家が5年間で国際レベルにあがたのか?

いいや、そうでないと思う。

日本の教育や日本人の絵を観る力が、本物ではないのではないかと私は思う。

それで、病身を押してバリに向かったのだ。

日本人の湿度の多い体質が合わなくて、ただちにバリに帰ったとあるが、品格良く、何があったとは書かれてない。

バリに死すしか道がなかったような気がする、

⭐下落合のアトリエ。

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