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フランスで社会現象となった映画「コーラス」を観る!!!

 「コーラス」
フランスで歴代DVD売り上げNO.1で270万枚フランスだけでも売り上げられたという。「幸せはシャンソニア劇場から」のパンフレットに、監督も脚本も製作も主人公も俳優の何人かも同じだと書いてあったので早速、アマゾンで非常にいいという状態の古DVDを購入した。それがもう、届いていたのよね。


☆今日は午前中にお風呂を磨き、姑と娘に出発時間の確認をして、新幹線のチケットを買い、この間の「雪の聖母教会」の写真を受け取りにカメラ屋に行き、隣の駅の銀行で通帳記入をした。主人がちゃんと姑と娘の旅費を振り込んでおいてくれたのでちょっと安心。とにかく家族サービスでどこかに連れて行くという発想のない人だ。
 それから蒲田まで行った。「ユザワヤ」の20%割引きのカードを持っているので100号のキャンバス、80号、60号、30号2枚と携帯イーゼルを買った。送料3000円。割り引きでちょんちょんですね。やはり制作しないとまずいでしょ。

☆自宅に帰って、DVDを観た。
 フランスで2004年作。857万人以上動員して動員数トップだったそうだ。ストーリーは地味ですが、人間って健全だなと思う。
監督は若く1963年生まれ。デヴュー作。音大でクラシック・ギターを学び受賞も多いそうだ。チェ・ゲバラのようなハンサムな温和な革命家!両親は舞台俳優でおじさんはジャック・ベランで有名な俳優で製作。
かわいい孤児役のベビノのはおじさんの子だ。

 1949年。フランスの片田舎。親元を離れて寄宿舎でクラスそれぞれ事情のある子供たち。校長は自分の野心のために学校経営をしているが子供たちに愛情はなく規則に厳しい刑罰でこどもたちを管理していた。
「池の底」というのがその学校の名前。
 其処に落ちこぼれの教員がやってきた。
 あまりにも厳しい教育の仕方に胸を打たれる。子供たちが悪さをするのもさびしかったり、傷ついていたりするからだ。

 門の前には小さな男の子が顔を出して「親を待っている。」という。
土曜日には迎えに来ると信じているのだが、実際には両親は死んでいて幾度教えても、彼は父親が迎えに来るのを信じている。

 音楽家であったことに挫折をして楽譜をかばんにしまっていたのだが、子供たちの悪戯でかばんの中を見られてしまう。忘れていた音楽だけど、子供たちも歌うのだ。男の子の少年のときに美しいボーイ・ソプラノ。先生は課外に子供たちのすねた気持ちに忍耐強く、かばったり味方になったりして、合唱のレッスンを始める。

 貧しく汚い校舎。雪のある季節。
 乱暴な子や私生児として生まれ問題ある子たちがかっぱらいや暴力やかつ上げなどをして、小さな男の子はベッドには入れなかったりする。10スーなかったために。

 禿げでさえない音楽の先生になった主人公は、息子に会いに来てもいつも反省部屋に入れられている問題児に会えない未婚の母にも好意を持って励ます。あなたの子供の音楽の才能は音大で専門教育を受けたほうがいいと。コネがあるから試験に受かればチャンスがあると。美しい母親は愛されて独身生活から離れられて彼は振られる。子供も独唱の特別な役割が与えられているのに素直に喜びを出さず反抗的にでる。他校から特別の不良が入ってきて、学校の薪代を盗んだという嫌疑がかけられる。先生も用務員も子供たちの悪行でいつも怪我や暴力のあとだらけだが、愛情深く子供たちの痛みに同情的だ。自分の薪をしまいこんでいた校長には「やられたら、やりかえせ。」と先生たちも校長の偽善振りには真っ向から向かう。

 勲章欲しさに伯爵夫人におねだりするような校長がコンサートを婦人から要請されると、手柄を取り上げて自分のアイデアだという。反対していて、隠れて寝室で稽古していた事実があるのに!

 春になって野外で歌を歌うためにみなで学校を出たときに、校舎が火事になる。責任を問われて首にされた音楽教師に子供と会うことを禁止された音楽教師は一人悲しく学校を去るが孫からこどもたちの折った飛行機が飛んでくる。みな、メッセージが書かれてあった。

 一人さびしいバス停にあのかわいいちいさなべビノが待っていて、「つれてって。」という。「それはできないよ。」というが、乗りかけたバスの扉が開く。

 国際的な音楽家になった問題児のソプラノ少年が母をなくし悲しみながらも演奏の指揮を執る。自宅に帰るとドアをノックする人がいる。
「池の底学校のベビノだ。」という。音楽の先生をお父さんにしたベビノは彼の亡き後に発見した「池の底学校の時代の日記」を持ってきたのだ。「僕たちのことが書いてあるよ。君に渡したかったのだ。」

☆☆☆☆☆
 音楽の先生はそれからも音楽を教えて生きたという。みなを幸せにして生きたという。

彼によって、幸せになったソプラノ少年とベビノ。あの偽善の校長は多くの告発によって追放された。

 今日は9月11日だ。あの貿易センタービルが2機の飛行機によって崩壊した日だ。

 名もない普通の人が毎日一生懸命生きている。子供に怪我させられても、唾をかけられても、傷ついた側に沿って愛情をかけ続けて死んでいった名もない善人。偉大ってそういうことですよね。

※このビデオには撮影風景がついていて、子供たちは全員、素人で2ヶ月かけて撮影したようだ。撮影終わると泣いてしまう子がいて、「また会えるし、映画の中で永遠に残るんだよ。」と監督は慰める。役者たちが抱いたり慰めたり、悪役の優しさの見えることも面白い。
不良役の素顔のやさしいこと。年頃の男の子の素顔をこのように見せることも監督の優しさなのだろう。

 ボーイ・ソプラノの少年もきれいな13歳だ。神が特別にプレゼントした天使の声は一時期のもので映画に残されて観客を魅了させた。

☆私もこの監督の考え方と一緒だ。平凡な毎日の中に小さなしかし偉大なことができる。人間の中に潜む弱さの被害を子供たちは受けても、それを理解する大人に会えれば、素敵な人生が営める。人間は捨てたものではないし、人間はこのような両親によって支えられて生きていくのだ。
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