Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
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贖罪のア-ティスト。












 私はナチスの空軍で働いていたヨ-ゼフ・ボイスが、ソ連の発砲により、墜落し生死が極限まで危うい状態から生かされた(二人乗っていたパイロットの一人は行方不明)宿命で大きな使命を背負ったと思いました。

 「私はアメリカが好きだ。アメリカも私が好きだ。」

 と言う作品は、皮肉ですがユダヤ人の多いアメリカでは、そう言わざるをえない。

 彼はJFK飛行場から画廊まで、フェルトに包まれた自分の体をサイレン鳴り響く救急車で運ばれ、3日間、コヨ-テと画廊中の中の見える部屋で過ごした。コヨ-テは、インディアンの聖なる動物で傷ついたインディアンのシンボルで、対話をするためだという。
 実際に、飲食、トイレをどうしたのかはわからないが、今日、よくある現代美術の一つのパフォ-マンスとして、斬新で衝撃的だ。

 彼は、当時のドイツ人にとってナチスに入ることは、教会に行くように普通のことだったという。

 ユダヤ人差別は、やがてデュッセルドルフ美術アカデミーの教授となったときに、自分の授業を求める学生を誰ひとり拒まないと言う誠実な行動に出る。

 学生は彼に続き、大学側が10人を選べと命ずるが、「それはできない」と裁判になり、彼は勝つ。

 アンディ・ウォーホルは、ヨ-ゼフ・ボイスの肖像を何枚も描き作品にした。

 ヨ-ゼフ・ボイスはドイツ人の現代美術のスター、カリスマであった。アメリカのスパ-スタ-、アンディ・ウォーホルも黒人のジャン=ミシェル・バスキアを見いだし、使命を終え去って行ったが、溢れるほどのブランドのアクセサリーが開封されないまま出てきたと言う。
 アメリカのコマ-シャリズム、人種差別の現実を隠すように青年をスタ-ダムに乗せてしまうジャ-ナリズム。

 現実美術は、嫌が応にも見映えのファッション化に現れ、ヨ-ゼフ・ボイスのドイツ的な哲学的な掘り下げ方から、変化したものの、彫刻家が、フェルトや脂肪を使うとは、革新的だったのだ。

 ヨ-ゼフ・ボイスは、釣りの時に着るポケットのたくさんあるベストと、頭蓋骨の手術の後遺症を隠し、守るためか、フェルト帽を被っていた。

 クリミアで飛行機が撃沈された時に、たすけてくれた原住民が、脂肪を塗りフェルトで覆ってくれたので、不可能と言われた命が助かったのだとヨ-ゼフ・ボイスはいう。

 何を持って、本物のア-ティストかと問われれば、時代の使命を背負ったものと、私は思う。

 彼の樫の木のインスタレーションには、樫の木の代金を寄付する応援者がたくさんいたし、パブリック・ア-トの正しい在り方も見せたのだ。


 
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