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神様の贈り物!

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 論談

元事務次官熊沢被告はなぜここまで擁護されるのか
エリート官僚の殺人犯は、徹底して弱者への想像力がなかった

杉浦由美子 / ノンフィクションライター

2019年12月27日

農水省元次官熊沢被告と自殺した2人の若い女性

農水省の元事務次官、熊沢英昭被告が今年6月に自宅で長男を殺害した事件の一審判決が出た。執行猶予なしの6年の実刑判決だ。息子は引きこもり状態であり、家庭内暴力もあったという。

 エリート家庭で子供が家庭内暴力を起こしたり、引きこもったりというのは実によくある話で、私は一記者としてそういうケースを何度も取材してきた。そして、それらは親の名誉を守るために、徹底して隠蔽されるが、今回は父親が息子を殺すという刑事事件に発展したことで、熊沢家の事情は世に晒された。

逮捕され送検された時の熊沢英昭被告=2019年6月3日

 この熊沢英昭被告の名前は、以前にもメディアで大々的に取り上げられた。2001年に日本でBSE(牛海線状脳症。狂牛病とも呼ばれた)に感染した牛が発見された時だ。

 1996年にイギリス政府がBSEと人間の脳疾患との関連性を認めた時に、熊沢被告は畜産局長として、この問題に対処すべき立場だった。しかし、熊沢被告は「日本では感染はありえない」と主張し、適切な対応をせず、結果、BSE感染問題で日本は大混乱となった。熊沢被告は実質的な引責辞任をし、そして、このBSE問題の際には、保健所食肉検査係であった獣医師の女性が自殺をしている。

 この女性獣医師は30歳前後で亡くなったが、熊沢被告の娘もそのぐらいの年齢で自殺をしていることが裁判で判明した。農水省にて、熊沢被告が深く関わった問題で獣医師が死に、家庭では娘が自殺している。ようは公でも私でも30歳前後の女性が被告に関連して死んでいる。

 30歳前後というのは、女性にとって最も良い時期だ。若く美しいし体力もある。そして、経験も積んでいるから、仕事でもプライベートでも充実した生活が送れる頃合いだ。出産や子育てを経験する時期でもある。その時期に、自ら命を絶った2人の女性には、相当に大きな絶望とプレッシャーがあったのだろう。

次は→熊沢被告のメンタルの強さ

今回の事件で、やはり、官僚として次官にまで上り詰めるような人はメンタルが強いなと改めて痛感した。BSE問題の時も、自分の対応ミスで感染を拡げ、自殺者まで出したのに、熊沢被告は満額の退職金8874万円を受け取り、天下り先まで探していた。天下りはさすがにうまくいかなかったが、数年後にはチェコ駐在大使になっている。

 今回も息子を殺す前に、ネットで「殺人 執行猶予」と検索していたという。殺す前から、息子の家庭内暴力や自分の献身を訴えれば、情状酌量で刑務所に入らずにすむのではと調べていたようにもみえる。「役に立たない人間をひとり殺したぐらいで、この私が刑務所に入るべきではない」という考えがみえ隠れするように思うのは私だけだろうか。

 一方、娘はこの父親のしたたかさを受け継げなかった。彼女が強い人間であったら、実家と断絶し、事情を理解してくれる男性と結婚することもできたろう。それができずに彼女は自殺した。

 BSE問題の時の女性獣医師もそうだ。彼女は食肉処分場で牛の生体検査を担当していた。牛を目でみて異常がないかをチェックする検査で、それだけでBSEと判断するのは非常に難しいという。

 この獣医師は「自分が検査してBSEと判断できなかったことに責任を感じている」という主旨の遺書のようなものを残していた。この女性に「目でみただけで感染しているかなんて分かるわけない。私は悪くない」と開き直れるメンタルの強さがあれば、自殺しなかったはずだ。強者が弱者を犠牲にしながら生きのびる。この非情な現実を、今回の事件を通して私は再認識した。
次は→殺人を犯しても同情される

元事務次官熊沢被告はなぜここまで擁護されるのか
エリート官僚の殺人犯は、徹底して弱者への想像力がなかった

杉浦由美子 / ノンフィクションライター

2019年12月27日

殺人を犯しても同情される
 ところがだ。今回の息子殺しの事件に関して、被告への同情の声が強いのだ。

 橋下徹はツイッターで「僕が熊沢氏と同じ立場だったら、同じ選択をしたかもしれない。(中略)僕は熊沢氏を責められない」と投稿した。また、被告の妹は「兄は武士ですよ。追い詰められて、誰かに危害を加えてはいけないから最後は親の責任で(長男の殺害を)決めたのでしょう」とコメント。そして、報道でも、被告に同情する意見が多く見られる。

保釈され、迎えのタクシーで東京拘置所を出る熊沢英昭被告=2019年12月20日

 また、法廷には被告の農水省の後輩が証人として出廷した。証人は被告を尊敬し、農水省関係者などから1609通の嘆願書を集めたという。そして、判決が出た後に検察官が「お体に気をつけて」と被告に声をかけたという。検察官がこんな言動をするのは非常に珍しい。公務員として頂点にいた人への敬意から出た言葉だったのだろう。殺人罪の実刑判決後に異例の保釈もされている。

 どうして、熊沢被告がここまで同情され、敬意を払われるのか。特に農水省の後輩が嘆願書を集めたことは理解できない。仮に後輩たちが常日頃から被告の家庭の悩みを聞いていて、事情を把握しており、「熊沢さんは父親として一生懸命やっていたんです」と訴えるならまだ分かる。だが、この後輩は「熊沢さんからご家庭のことで、相談を受けた人はいらっしゃらない」と述べている。つまり、家庭内のことはなにも知らなかった。知らない家庭内で起きた事件を、「尊敬できる官僚だから情状酌量を」というのは意味が分からない。職業人としての能力と、家庭人としての能力は別だろう。

 ここでふと思い出すのは、神田沙也加の離婚の時に、自分が生まれた環境が原因で子供を持つ気持ちになれないと述べ、それが原因で、母親の松田聖子がバッシングを受けたことだ。

 松田聖子思春期の娘を寮に入れ、自分は新しい夫とアメリカに渡った。娘はその寮で壮絶ないじめに遭った。そのため、松田聖子は歌手として成功し、今でも第一線で活躍するが、母親としては至らなかったということで、延々と責め続けられる。

 なのに、なぜ、男性であるこの被告は元事務次官だからということだけで、家庭人としては至らなくて殺人を犯しても擁護されるのか。

次は→徹底的な想像力のなさ
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徹底的な想像力のなさ
 娘の自殺を被告や妻は、被害者のせいだという。被害者のせいで、娘は結婚が破談し、絶望して自殺したという。だが、100%被害者のせいだったのだろうか。

 被害者の生い立ちもわかりやすく悲惨である。本人のものとされるネット上の発言によると、成績が下がると母親に大切なおもちゃを壊されるから勉強をしたという。そして、名門の中高一貫男子校に入り、壮絶ないじめにあう。いじめは高校に入っても続いたという。

 ここで疑問なのは、なぜ、学校を変えなかったのだろうか、ということだ。中高一貫校でいじめにあった生徒が、他の高校に ・・・
(残り:約1061文字/本文:約3841文字)

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❇❇❇❇❇
縷衣香記

 私が持った違和感は、チェコで大使をしていた熊沢次官と着物を着ていた夫人の華やかな晴れ姿だった。

 その間、息子は東京にいて娘は食事を作って届けていたとあった。

 息子が苦しんでいて、父親は入れる大学や就職に熱心に動いたと言う。
 娘の縁談は、悉く息子に壊され、自殺した原因は息子にあったと母親は言う。

 しかし、娘は息子を刺して殺したわけではない。

 娘は結婚できない責任は息子だけに課したのか?

 結婚できない人は山のようにいるし、結婚できない事が自殺するほど不幸なことなのか?

 私は大学生の時に、同級生から大学校内の廊下を歩いていたときにいきなり、平手打ちされ、「結婚するんじゃないよ。」と、恐喝された。

 その人にとっては、私の画家としての未来は輝いて見え、その上、家庭の幸福まであったのでは自分が惨めだったのだろう。

 しかし、人間の権利としては、彼女に他人の人並みの幸福奪う権利などないし、まして、暴力を振るってまで威嚇した罪は、犯罪だと私は思う。


 熊沢次官は、息子の学歴や在り方に不満があったのはわかるが、熊澤夫人が娘の結婚が上手くいかないのは、息子がいたからだと思いたいのはわかるが、それを育てたのは自分達だという自責がないのが不思議だ。

 熊沢次官は息子の為に祈りたいのなら、むしろ、刑罰を軽くせず、息子と同じように苦しい人生を選びたいと私ならおもう。


 ゴッホの映画で、ゴッホはフランスカトリックの司祭に「右手が罪を犯したなら、右手を切る。」と言う聖書の教えを耳切りの話のときにいう。
 オランダの牧師の息子であるゴッホは宣教師になるための勉強をしたので、聖書には詳しいのだと言う。

 自分の絵は評価されないが、イエスだって死後3、40年は誰も知らなかったのだと言う。

 カトリックの司祭はゴッホの絵を観て「神からのギフト、贈り物の才能なのか?」と訊くが、ゴッホは誇り高「そうだ。」と、言う。


 熊沢英一郎さんは、殺されて当然の人間なのか?

 彼は、運動会で煩い小学校に刃物を持って押しかけたわけではない。

 口で「煩い。」と言っただけだ。

 そのくらい、口の悪い人間は言うことがある。

 私は、大学のクラブ活動で講演ゼミナールの仕事で1000円チケットをたくさん売って、何万円かを持っていたときに、「そのお金を横領しよう。」と、何も働かなかった同級生が執拗に言ってきた時以来、アルバイトをして彼女の飲食費を卒業の日まで払っていた。(もちろん、講演ゼミナールのチケット代はクラブ活動に全額支払った)

 卒業して、50年経ったし、時効であると思うので本当のことを書いてるが、現実に
相談した友人は、「横領は人間らしい行為で、クラスメートの恥になることを言うあなた(私)が悪い。」と言った。

 熊沢次官の「犯罪を犯す可能性のあった息子殺しは、悪くない」と言う知識人は、弱者の権利を蔑ろにしているエリート側に置いて、社会の公平さを無視している。

 ゲ-ム好きな、名のある大学に行かなかった英一郎さんは、エリートの父親から殺されても良いのか?

 母親が娘を可愛いのと同じように、息子も幸せになって欲しいとなぜ、思わなかったのか?

 息子は、妹が結婚して自分の置かれた地獄から出られるのは寂しかったに違いない。

 自分だけが、落ちこぼれの社会不適応社会不適応者で、親は自分から離れれば、チェコでそうであったように、この世の成功者としての特権を満喫できるのだ。

 エリートだけが人生の勝利者でない。

 息子が苦しんでいるのなら、共に苦しむ為にエリートの道を降りる人生を送る選択をする親もいる。
 世間から、評価されなくても息子と心を通わせて、同じ幸せを見る幸福の中に神様の贈り物がある。

 ゴッホの弟のテオは、その道を選んで、神様の天国の門入ったと思う。

 英一郎さんを殺した熊沢次官は、神様の目には、どう言い逃れても、ダメだよ。

 神様にとっては、英一郎さんも価値ある一人の人間だもの。




 
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