Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
ruiico

芸術とお金。貧しい時。

 そうゆう時も、あるんです。

 村上隆がボストン美術館で個展をしていた時に、講演があったのです。
 彼は、貧しい時には、草を食べていたと言ってました。

 私は、10代と20代は自宅にいたので、草を食べることはなかったです。
 しかし、当たり前ですが、学校を出てからは、親から1円も貰うことなく、ほぼ毎年していた個展の費用も自分で用意してました。
 
 これも当たり前ですが、絵を押し売りしないと言うル-ルを課してましたので、誰かに「買ってくれ。」と頼んだこともありません。

 日本の画廊の中には、とても怖い売り方をするところがあります。

 若い学校出たての美術好きな女の子は、世間知らずで悪質な画廊には、良い鴨なのです。「餌」って言われた事もありました。

 私が絵を描く事で自立を考えていると、良く見ず知らずの人から「自分の妹ならさせない。」とか、「あなたみたいな人が生きていけるほど甘い世界ではない。」と言われたものです。

 何処の美術学校でも、生涯、美術で生きていかれるまでは、指導しません。

 最も貧しく、最も厳しいのが美術で生きることですが、若い美術家を育てて、一流のア-ティストにしてあげようという美術関係者はいないとみてよいでしょう。
 
 22.3の時、有名な画廊から「あなたは、商品なのよ。(画廊を富ます)」言われたこともありました。

 別の有名な画廊は、「作品を買え。」と言い「買えません。」と言ったら、「だったら、そのオ-バ-を着るな!」と、真冬に言うのです。2万円くらいのオ-バ-・コ-トですよ。何百万円もするミンクのコ-トを着てたのならともかく。

 そんな画壇ですから、当てにせず、一生ア-トで生きていかれるように自分で考えなければなりません。

 お金が無いときは、沼部の図書館に歩いて通いました。本やレコードを借りて、また、歩いて帰ります。
 
 画廊を観るのは無料ですから、歩いて画廊まで行きます。

 髪の毛も自分で切っていたので、母からは紅衛兵と言われてました。

 買った新本は、読んだら直ぐに古本屋に売りました。当時は7かけぐらいで買ってくれました。

 アルバイトもしました。

 逆に、信じられないことですが、タダ働きさせるところってあるんですよ。

 「あぶく銭を儲けてる。」と言うのが、言い分でした。世間は、ア-ティストをそうみてる人もいるんですね。

 酷いと思うのは、男の人が女の人を食い物にするのも、この畑は多いのです。

 個展をしていたら、「来い。」と連れ出され、銀座のバ-迄引っ張られ、「ここで働け。」と言うのもありました。芸大の名も知らない油画家でした。集金の仕事をして女の人を連れていくと、お金が貰えるのですね。
 別の芸大出の50代の人は、芸大では女を使ってお金を作れと教えていたと言うのです

 学生時代は、どういうわけか、芸大生たちは借金をしている人が多く、無心されたり、恐喝(5千万円)もありました。

 男性でも食べるのが大変な美術の世界ですが、女性はそれにセクハラの苦しみがありますから、更に大変です。

 この時、お金がないとなかなか毅然と拒絶できないかもしれません。

 長い目で観ると、狡い生き方は、弱さになる。

 貧しくても借りを作らず、身の丈に応じた規模で絵を描き、発表することが最も安全なやり方。

 ゴッホの弟のテオは、貧しい時も最高の絵の具を買って送った。
  そういう拘りは大切だと思う。
Subscribe
  • Post a new comment

    Error

    default userpic
    When you submit the form an invisible reCAPTCHA check will be performed.
    You must follow the Privacy Policy and Google Terms of use.
  • 0 comments