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「下流の宴」の最終回を観る!

 昨日、帝劇が終わったのが9時半。それからJRとタクシーで家に着いたのが10時だったが、NHKでは、台風ための特別報道をしていて、いつもは10時から始まる「下流の宴」が、10時半からになっていた。

 主人は相変わらずのキャラだがチャンネル権について文句は言わなかったので、悠々とテレビ。

☆このドラマは原作を読んでしまったので、おしまいがどうなっているのかは知っている

 思うに、林真理子さん自身が結構、上流志向の強い方なので、医学大学を受ける沖縄出身のフリーター娘や、育ちが悪く貧乏であった青年が劣等感や差別観からみかえすため、東大医学部受験成功者となるのを勝利者として描いた復讐ドラマのような気がしてきた。

 最も悪役は、医者の娘である美人で国立大学での黒木瞳の演ずるサラリーマン妻である。地方の医者の娘であったというのが、学歴ない人や職業的に蔑視される水商売やネットカフェというのを登場させてきて、その実の母である野際陽子演ずる「努力至上主義」で嘲り、傷つけ自分の存在を人の上に置かなければ我慢できないと言うキャラクターが、息子の翔という人間を「闘わない。勝たない。努力しない。人の上に行かない。」という無気力で優しいキャラを作ったのが、非常に分かりやすい。

☆戦後のベビーブーマーである私は、競争嫌いで差別嫌いで、勉強嫌いであったが、実際にはこの主婦のような母親のキャラクターのお陰で、高校中退ということはなかった。

 しかし、私の家は学歴崇拝では無いのだ。
それで、私たち兄弟は他人と比べて、勝ちたいとか負けたくないと言うのは無かったと思う。

 美術大学に行った私以外は六大学出身ではあるが、他人の学歴を蔑視する人は誰もいない。

 それは、私が商人の娘であったからか?親が商人だったためか?

☆林真理子さんはご自分のエッセイでブスであるとか、日大出であるとか、山梨県の田舎育ちであるとかを強調している方。そして、東大出のエリートとか美人とか聖心出のお嬢様とかも強調して出てくる。

 林真理子さん自身の向上心とかの原動力がここにあるのか?
 そして、これを書いた林真理子さんは「復讐劇の勝利者」であるのか?

☆テレビの俳優さんの中で沖縄出身の女の子を演じた美波という人は24歳で父はフランス人で母は日本人とか。158センチの身長の小柄な女性でとてもユニーク。

 そして、翔を演じた青年もプロフィールを見ると、いつもはもっとイケメンでとてもかわいい男の子。
窪田正孝。

☆実際の社会で、やはり差別とか階層意識というのはある。
 あからさまな人はいる。
 「私はあなたたちとは違うんです。」と言う福田総理。
 
「あなたとは住んでる世界が違うんです。」
「どうしてですか?」
「私は医者の娘だからです。」
「では、私が医者になったら、あなたの息子と結婚させてくれるんですか?」
こんな言葉で始まる医学部受験。

 この女のこは現実にいたら立派だ。
 主人公の息子と駆け落ちすることや同凄生活することは嫌だったのだ。

 そして、原作では医学部受験のためのお金を300万円貸した祖母の野際陽子は、沖縄少女の母親から300万円を返してもらうのだが、テレビでは「女の子が自分のために頑張ったのだから、どんな仕事でもいいから働いておばあちゃんに返しなさい。」という祖母も、「うん。」とにっこり笑って答える
フリーターの翔も立派だ。それぞれ、筋が通っている。

☆私も下流か上流かと問われたら、下流だと自負している。
 そして、気を付けているのは「自分を上に置かないこと。」成功しているかどうかわからないけど。

 例えば、私にも必ず階段ひとつでも上からしか話さないタイプの女性がいた。今、80代。
その人はご自分の主人も侮り、すべて上から君臨していて、他人はすべて召使いと思っていたようで、命令調で「車で送りなさい。」とか、「誰誰と付き合うな。」という人だったが、孤独なひとり住まいで、夫からも高卒の田舎娘と結婚したいから別れてくれと言われて、子供を養子にしたとか無理して産んだと蚊の噂。

 必ず出身大学を訊く。
 もちろん、職業も。
 お金も大好きで、それも差別のひとつ。

 その人に子供の頃から痛めつけられてきたけれど、悔しいとかは思わなかった。
 ただ、その孫がこの原作の翔君そっくりなのだ。
 とてもいいこ。まるで使命のように向上しない。

☆私が24歳くらいに書いた詩のようなもの

 「世と異なりて
 誉より恥を愛し
 低きに流れ
 人より優れぬ幸いをよろこび
 そしりを得て平安
 貧をもって品位とする。」

 はこんな感じだったのだが、
 
 この趣旨は
 人より優れる→奢る→他人を蔑視する→傷つける
 誉→褒められる→報われる→終焉
 恥を愛す→低くみられる→相手が本性を出す→人間を知る→生きるに大切なことを学ぶ
 そしりを得る→人をそしらなくなる→やさしくなる→思いやる気持ちが育つ→人間としていいのではないか?→平安
 貧→いいよ。私も27日に銀行から引き落とされるお金が貯金高を超えているので、掃除に励み生活費をその前に入れてもらうつもり→やはり、知恵と工夫が生まれます→頭が良くなる。

☆「なでしこジャパン」のサッカー勝利も何か大きな皮肉かも。
 体は小さい。
 援助のお金は無い。
 被災地。

 よくはわからないけれど、スポンサーがついて恵まれてしまうとよくない気がする。

☆そして「下流の宴」を嗤えない。
 私には娘がいて、これが出来が悪い。

 学歴に関しては真逆。
 「勉強するな。大学を出るな。結婚して早く家を出ていってほしい。」がすべて裏目に出ている。

 「一生、家にいてお婿さんを連れて親と同居する。」
 ゾー。

☆なんだか、人生って怖い。
 復讐するは我にありということがある。

 私の中学から大学までの同級生で美人で家柄もよく、勉強もできた人が37歳で自殺している。
その彼女の親と彼女をまだ20代始めから「親子で地獄を歩く。金は要らないからとっとと出ていけ。」と言った易者がいた。

 彼女の母親は当時、日本で最高だった女学校を首席で出た。いつまでたっても、首席で出た記憶しかなかった。同級生が大学に行っても「自分よりできなかった人が行った大学」でしかなかった。

 娘は奢りに奢っていた。
 容姿の悪いものを嘲り、田舎ものを嗤った。
 それでいて、嫉妬心が強く
 自分より下のものが幸福になっていると
 身分不相応だといじめた。
 何もかもそろっている吊り書に、縁談が降るようにあったのに
 小さな欠点でいちゃもんをつけて断った。
 玉に欠点がないと断られた。

 最後は人相が悪くなって、みな遠ざけていた。

 子連れの人と結婚し、3カ月で別れ、自宅に帰ると兄嫁を苛め
 その年に内に自殺をした。

 両親は「学校が悪い。美術学校に行かせたのが悪かった。」と言ったそうだ。

 「他の同級生はどんな生活をしてますか?」
 「ごくごく普通の暮らしをしてます。」
 と私に彼女の死を伝えてくれた友人が教えてくれた。

 私は娘とパリで個展をしていた年だ。
 初めての個展のときに絵を運んでくれるために車を出してくれたのは彼女だったが、

 いきなり、顔に両手に頬に爪で上から引っ掻かれた。

 1度は許したが、2度目に同じことがあった時に左のドアを開けて右の足で彼女を蹴り、車から脱出した。

 他人から「るいこさんがH子さんを蹴ったんですって。」と噂が立ったが。黙っていた

 私はY子を避けるようになったが、Y子のキャラクターを直そうとかしなかったと思う

 自殺した時に、「責任を感じる。」と別の友に言ったら、

 「それは、傲慢だ。彼女の死は彼女が招いたもので責任を感じる必要は無い。」と言った。

☆☆☆
 人は他人を見下げては生きられないものらしい。
 
 

 
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