Ruiico (ruiico) wrote,
Ruiico
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画家は貧苦な仕事!

 画家貧苦で検索すると「田中一村」が出てくる。子供の頃から将来を約束されたような受賞歴のある一村は、芸大に入学して東山魁夷と同級生。東山魁夷が悪いわけではないが、一村は、父親の没落により芸大をすぐに中退し貧しい中で絵を描くが公募展に評価されなかった。

 そして、美しい姉がお手伝いさんまでして支えて奄美島でアルバイトをし生活費を貯めては自分の絵を描き、忘れられて60代後半に料理を作っている最中に亡くなった。

 その絵がひょんなところから学芸員の目に入り、テレビで紹介されてからフランスの月刊誌の表紙を飾り、今では教科書に作品が出ている。

 「なんでも鑑定団」の骨董品屋の中島さんに言わせると、50年もたてば「東山魁夷より一村の方が数段高く評価されるだろう。」と言った。

☆やはり、一村の潔癖さのようなものが最高のものにはあるのだと思う。

 上手く画壇で生き抜けることは、作品を作る上でいかにマイナスなことか。

☆一村の公募展で評価されなかった絵も素晴らしい。最後の作品も好きだ。
 
 神は最高の作品をこういう形で守ることがあるのではないか?

 もし、田中一村さんが大学も辞めることなく、あのまま日本画壇でピラミッドの頂点近くにいたら、こんなにも凄まじく澄んだ絵が描けただろうか?

 美しい姉も相応な嫁ぎ先に嫁ぎ、弟の画壇での成功を誇り高く楽しめたら、お手伝いさんのような当時は低く見られた仕事をしながら弟を支えなくてもよかっただろうが、恐らく二人だけの美しい世界もなかっただろう。

☆神様は狡猾だが意地悪ではない。
 アインシュタイン


 最高の幸福と言うのは
 最高の仕事と言うのは
 こういうものである気がする。

 貧苦はなんと甘美なものなのでしょう!
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